Japanese Language

https://w3id.org/jp-cos/LowerSecondary/2017/国語

Details

Course Of Study Revision
Lower Secondary School Curriculum Guideline 2017-03 Notification
Listing order of the course of study
2
Type of School
Lower Secondary School
Name
Japanese Language
こくご
国語
Source for the English name
Name for the source
Elementary School Curriculum Guideline English Version (Tentative Translation) (2008-03)
Elementary School Curriculum Guideline English Version (Tentative Translation) (2008-03)
小学校学習指導要領英訳版(仮訳)(平成20年3月)
小学校学習指導要領英訳版(仮訳)(平成20年3月)
Reference to a curriculum guideline
Elementary School Curriculum Guideline 2008-03 Notification
Elementary School Curriculum Guideline 2008-03 Notification
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http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/eiyaku/1261037.htm
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Type
Referrence for English name
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3th Digit Code of Course of Study Item
1
Fcode Correspond to 3th Digit Code of Course of Study Item
A1
Code of Subject Area
831
Fcode of Subject Area
A8A3A1
Type
Subject Area

Referred resources

Referred to as 'has a subject area' from:
Lower Secondary School Curriculum Guideline 2017-03 Notification
Referred to as 'Subject Area' from:
第1節 国語
第1 目標 言葉による見方・考え方を働かせ,言語活動を通して,国語で正確に理解し適切に表現する資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
(1) 社会生活に必要な国語について,その特質を理解し適切に使うことができるようにする。
(2) 社会生活における人との関わりの中で伝え合う力を高め,思考力や想像力を養う。
(3) 言葉がもつ価値を認識するとともに,言語感覚を豊かにし,我が国の言語文化に関わり,国語を尊重してその能力の向上を図る態度を養う。
第2 各学年の目標及び内容
〔第1学年〕
1 目標
(1) 社会生活に必要な国語の知識や技能を身に付けるとともに,我が国の言語文化に親しんだり理解したりすることができるようにする。
(2) 筋道立てて考える力や豊かに感じたり想像したりする力を養い,日常生活における人との関わりの中で伝え合う力を高め,自分の思いや考えを確かなものにすることができるようにする。
(3) 言葉がもつ価値に気付くとともに,進んで読書をし,我が国の言語文化を大切にして,思いや考えを伝え合おうとする態度を養う。
2 内容
〔知識及び技能〕
(1) 言葉の特徴や使い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 音声の働きや仕組みについて,理解を深めること。 
イ 小学校学習指導要領第2章第1節国語の学年別漢字配当表(以下「学年別漢字配当表」という。)に示されている漢字に加え,その他の常用漢字のうち300字程度から400字程度までの漢字を読むこと。また,学年別漢字配当表の漢字のうち900字程度の漢字を書き,文や文章の中で使うこと。
ウ 事象や行為,心情を表す語句の量を増すとともに,語句の辞書的な意味と文脈上の意味との関係に注意して話や文章の中で使うことを通して,語感を磨き語彙を豊かにすること。
エ 単語の類別について理解するとともに,指示する語句と接続する語句の役割について理解を深めること。
オ 比喩,反復,倒置,体言止めなどの表現の技法を理解し使うこと。
(2) 話や文章に含まれている情報の扱い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 原因と結果,意見と根拠など情報と情報との関係について理解すること。
イ 比較や分類,関係付けなどの情報の整理の仕方,引用の仕方や出典の示し方について理解を深め,それらを使うこと。
(3) 我が国の言語文化に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 音読に必要な文語のきまりや訓読の仕方を知り,古文や漢文を音読し,古典特有のリズムを通して,古典の世界に親しむこと。
イ 古典には様々な種類の作品があることを知ること。
ウ 共通語と方言の果たす役割について理解すること。
エ 書写に関する次の事項を理解し使うこと。
(ア) 字形を整え,文字の大きさ,配列などについて理解して,楷書で書くこと。
(イ) 漢字の行書の基礎的な書き方を理解して,身近な文字を行書で書くこと。
オ 読書が,知識や情報を得たり,自分の考えを広げたりすることに役立つことを理解すること。
〔思考力,判断力,表現力等〕
A 話すこと・聞くこと
(1) 話すこと・聞くことに関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 目的や場面に応じて,日常生活の中から話題を決め,集めた材料を整理し,伝え合う内容を検討すること。
イ 自分の考えや根拠が明確になるように,話の中心的な部分と付加的な部分,事実と意見との関係などに注意して,話の構成を考えること。
ウ 相手の反応を踏まえながら,自分の考えが分かりやすく伝わるように表現を工夫すること。
エ 必要に応じて記録したり質問したりしながら話の内容を捉え,共通点や相違点などを踏まえて,自分の考えをまとめること。
オ 話題や展開を捉えながら話し合い,互いの発言を結び付けて考えをまとめること。
(2) (1)に示す事項については,例えば,次のような言語活動を通して指導するものとする。
ア 紹介や報告など伝えたいことを話したり,それらを聞いて質問したり意見などを述べたりする活動。
イ 互いの考えを伝えるなどして,少人数で話し合う活動。 
B 書くこと
(1) 書くことに関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 目的や意図に応じて,日常生活の中から題材を決め,集めた材料を整理し,伝えたいことを明確にすること。
イ 書く内容の中心が明確になるように,段落の役割などを意識して文章の構成や展開を考えること。
ウ 根拠を明確にしながら,自分の考えが伝わる文章になるように工夫すること。
エ 読み手の立場に立って,表記や語句の用法,叙述の仕方などを確かめて,文章を整えること。
オ 根拠の明確さなどについて,読み手からの助言などを踏まえ,自分の文章のよい点や改善点を見いだすこと。
(2) (1)に示す事項については,例えば,次のような言語活動を通して指導するものとする。
ア 本や資料から文章や図表などを引用して説明したり記録したりするなど,事実やそれを基に考えたことを書く活動。
イ 行事の案内や報告の文章を書くなど,伝えるべきことを整理して書く活動。
ウ 詩を創作したり随筆を書いたりするなど,感じたことや考えたことを書く活動。
C 読むこと
(1) 読むことに関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 文章の中心的な部分と付加的な部分,事実と意見との関係などについて叙述を基に捉え,要旨を把握すること。
イ 場面の展開や登場人物の相互関係,心情の変化などについて,描写を基に捉えること。
ウ 目的に応じて必要な情報に着目して要約したり,場面と場面,場面と描写などを結び付けたりして,内容を解釈すること。
エ 文章の構成や展開,表現の効果について,根拠を明確にして考えること。
オ 文章を読んで理解したことに基づいて,自分の考えを確かなものにすること。
(2) (1)に示す事項については,例えば,次のような言語活動を通して指導するものとする。
ア 説明や記録などの文章を読み,理解したことや考えたことを報告したり文章にまとめたりする活動。
イ 小説や随筆などを読み,考えたことなどを記録したり伝え合ったりする活動。
ウ 学校図書館などを利用し,多様な情報を得て,考えたことなどを報告したり資料にまとめたりする活動。
〔第2学年〕
1 目標
(1) 社会生活に必要な国語の知識や技能を身に付けるとともに,我が国の言語文化に親しんだり理解したりすることができるようにする。
(2) 論理的に考える力や共感したり想像したりする力を養い,社会生活における人との関わりの中で伝え合う力を高め,自分の思いや考えを広げたり深めたりすることができるようにする。
(3) 言葉がもつ価値を認識するとともに,読書を生活に役立て,我が国の言語文化を大切にして,思いや考えを伝え合おうとする態度を養う。
2 内容
〔知識及び技能〕
(1) 言葉の特徴や使い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 言葉には,相手の行動を促す働きがあることに気付くこと。
イ 話し言葉と書き言葉の特徴について理解すること。
ウ 第1学年までに学習した常用漢字に加え,その他の常用漢字のうち350字程度から450字程度までの漢字を読むこと。また,学年別漢字配当表に示されている漢字を書き,文や文章の中で使うこと。
エ 抽象的な概念を表す語句の量を増すとともに,類義語と対義語,同音異義語や多義的な意味を表す語句などについて理解し,話や文章の中で使うことを通して,語感を磨き語彙を豊かにすること。
オ 単語の活用,助詞や助動詞などの働き,文の成分の順序や照応など文の構成について理解するとともに,話や文章の構成や展開について理解を深めること。 
カ 敬語の働きについて理解し,話や文章の中で使うこと。
(2) 話や文章に含まれている情報の扱い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 意見と根拠,具体と抽象など情報と情報との関係について理解すること。
イ 情報と情報との関係の様々な表し方を理解し使うこと。 
(3) 我が国の言語文化に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 作品の特徴を生かして朗読するなどして,古典の世界に親しむこと。
イ 現代語訳や語注などを手掛かりに作品を読むことを通して,古典に表れたものの見方や考え方を知ること。
ウ 書写に関する次の事項を理解し使うこと。
(ア) 漢字の行書とそれに調和した仮名の書き方を理解して,読みやすく速く書くこと。
(イ) 目的や必要に応じて,楷書又は行書を選んで書くこと。
エ 本や文章などには,様々な立場や考え方が書かれていることを知り,自分の考えを広げたり深めたりする読書に生かすこと。
〔思考力,判断力,表現力等〕
A 話すこと・聞くこと
(1) 話すこと・聞くことに関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 目的や場面に応じて,社会生活の中から話題を決め,異なる立場や考えを想定しながら集めた材料を整理し,伝え合う内容を検討すること。
イ 自分の立場や考えが明確になるように,根拠の適切さや論理の展開などに注意して,話の構成を工夫すること。
ウ 資料や機器を用いるなどして,自分の考えが分かりやすく伝わるように表現を工夫すること。
エ 論理の展開などに注意して聞き,話し手の考えと比較しながら,自分の考えをまとめること。
オ 互いの立場や考えを尊重しながら話し合い,結論を導くために考えをまとめること。
(2) (1)に示す事項については,例えば,次のような言語活動を通して指導するものとする。
ア 説明や提案など伝えたいことを話したり,それらを聞いて質問や助言などをしたりする活動。
イ それぞれの立場から考えを伝えるなどして,議論や討論をする活動。
B 書くこと
(1) 書くことに関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 目的や意図に応じて,社会生活の中から題材を決め,多様な方法で集めた材料を整理し,伝えたいことを明確にすること。
イ 伝えたいことが分かりやすく伝わるように,段落相互の関係などを明確にし,文章の構成や展開を工夫すること。
ウ 根拠の適切さを考えて説明や具体例を加えたり,表現の効果を考えて描写したりするなど,自分の考えが伝わる文章になるように工夫すること。
エ 読み手の立場に立って,表現の効果などを確かめて,文章を整えること。
オ 表現の工夫とその効果などについて,読み手からの助言などを踏まえ,自分の文章のよい点や改善点を見いだすこと。
(2) (1)に示す事項については,例えば,次のような言語活動を通して指導するものとする。
ア 多様な考えができる事柄について意見を述べるなど,自分の考えを書く活動。
イ 社会生活に必要な手紙や電子メールを書くなど,伝えたいことを相手や媒体を考慮して書く活動。
ウ 短歌や俳句,物語を創作するなど,感じたことや想像したことを書く活動。
C 読むこと
(1) 読むことに関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 文章全体と部分との関係に注意しながら,主張と例示との関係や登場人物の設定の仕方などを捉えること。
イ 目的に応じて複数の情報を整理しながら適切な情報を得たり,登場人物の言動の意味などについて考えたりして,内容を解釈すること。
ウ 文章と図表などを結び付け,その関係を踏まえて内容を解釈すること。
エ 観点を明確にして文章を比較するなどし,文章の構成や論理の展開,表現の効果について考えること。
オ 文章を読んで理解したことや考えたことを知識や経験と結び付け,自分の考えを広げたり深めたりすること。
(2) (1)に示す事項については,例えば,次のような言語活動を通して指導するものとする。
ア 報告や解説などの文章を読み,理解したことや考えたことを説明したり文章にまとめたりする活動。
イ 詩歌や小説などを読み,引用して解説したり,考えたことなどを伝え合ったりする活動。
ウ 本や新聞,インターネットなどから集めた情報を活用し,出典を明らかにしながら,考えたことなどを説明したり提案したりする活動。
〔第3学年〕
1 目標
(1) 社会生活に必要な国語の知識や技能を身に付けるとともに,我が国の言語文化に親しんだり理解したりすることができるようにする。
(2) 論理的に考える力や深く共感したり豊かに想像したりする力を養い,社会生活における人との関わりの中で伝え合う力を高め,自分の思いや考えを広げたり深めたりすることができるようにする。
(3) 言葉がもつ価値を認識するとともに,読書を通して自己を向上させ,我が国の言語文化に関わり,思いや考えを伝え合おうとする態度を養う。
2 内容
〔知識及び技能〕
(1) 言葉の特徴や使い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 第2学年までに学習した常用漢字に加え,その他の常用漢字の大体を読むこと。また,学年別漢字配当表に示されている漢字について,文や文章の中で使い慣れること。
イ 理解したり表現したりするために必要な語句の量を増し,慣用句や四字熟語などについて理解を深め,話や文章の中で使うとともに,和語,漢語,外来語などを使い分けることを通して,語感を磨き語彙を豊かにすること。
ウ 話や文章の種類とその特徴について理解を深めること。
エ 敬語などの相手や場に応じた言葉遣いを理解し,適切に使うこと。
(2) 話や文章に含まれている情報の扱い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 具体と抽象など情報と情報との関係について理解を深めること。
イ 情報の信頼性の確かめ方を理解し使うこと。
(3) 我が国の言語文化に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 歴史的背景などに注意して古典を読むことを通して,その世界に親しむこと。
イ 長く親しまれている言葉や古典の一節を引用するなどして使うこと。
ウ 時間の経過による言葉の変化や世代による言葉の違いについて理解すること。
エ 書写に関する次の事項を理解し使うこと。
(ア) 身の回りの多様な表現を通して文字文化の豊かさに触れ,効果的に文字を書くこと。
オ 自分の生き方や社会との関わり方を支える読書の意義と効用について理解すること。
〔思考力,判断力,表現力等〕
A 話すこと・聞くこと
(1) 話すこと・聞くことに関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 目的や場面に応じて,社会生活の中から話題を決め,多様な考えを想定しながら材料を整理し,伝え合う内容を検討すること。
イ 自分の立場や考えを明確にし,相手を説得できるように論理の展開などを考えて,話の構成を工夫すること。
ウ 場の状況に応じて言葉を選ぶなど,自分の考えが分かりやすく伝わるように表現を工夫すること。
エ 話の展開を予測しながら聞き,聞き取った内容や表現の仕方を評価して,自分の考えを広げたり深めたりすること。
オ 進行の仕方を工夫したり互いの発言を生かしたりしながら話し合い,合意形成に向けて考えを広げたり深めたりすること。
(2) (1)に示す事項については,例えば,次のような言語活動を通して指導するものとする。
ア 提案や主張など自分の考えを話したり,それらを聞いて質問したり評価などを述べたりする活動。
イ 互いの考えを生かしながら議論や討論をする活動。
B 書くこと
(1) 書くことに関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 目的や意図に応じて,社会生活の中から題材を決め,集めた材料の客観性や信頼性を確認し,伝えたいことを明確にすること。
イ 文章の種類を選択し,多様な読み手を説得できるように論理の展開などを考えて,文章の構成を工夫すること。
ウ 表現の仕方を考えたり資料を適切に引用したりするなど,自分の考えが分かりやすく伝わる文章になるように工夫すること。
エ 目的や意図に応じた表現になっているかなどを確かめて,文章全体を整えること。
オ 論理の展開などについて,読み手からの助言などを踏まえ,自分の文章のよい点や改善点を見いだすこと。
(2) (1)に示す事項については,例えば,次のような言語活動を通して指導するものとする。
ア 関心のある事柄について批評するなど,自分の考えを書く活動。
イ 情報を編集して文章にまとめるなど,伝えたいことを整理して書く活動。
C 読むこと
(1) 読むことに関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 文章の種類を踏まえて,論理や物語の展開の仕方などを捉えること。
イ 文章を批判的に読みながら,文章に表れているものの見方や考え方について考えること。
ウ 文章の構成や論理の展開,表現の仕方について評価すること。
エ 文章を読んで考えを広げたり深めたりして,人間,社会,自然などについて,自分の意見をもつこと。
(2) (1)に示す事項については,例えば,次のような言語活動を通して指導するものとする。
ア 論説や報道などの文章を比較するなどして読み,理解したことや考えたことについて討論したり文章にまとめたりする活動。
イ 詩歌や小説などを読み,批評したり,考えたことなどを伝え合ったりする活動。
ウ 実用的な文章を読み,実生活への生かし方を考える活動。 
第3 指導計画の作成と内容の取扱い
1 指導計画の作成に当たっては,次の事項に配慮するものとする。
(1) 単元など内容や時間のまとまりを見通して,その中で育む資質・能力の育成に向けて,生徒の主体的・対話的で深い学びの実現を図るようにすること。その際,言葉による見方・考え方を働かせ,言語活動を通して,言葉の特徴や使い方などを理解し自分の思いや考えを深める学習の充実を図ること。
(2) 第2の各学年の内容の指導については,必要に応じて当該学年の前後の学年で取り上げることもできること。
(3) 第2の各学年の内容の〔知識及び技能〕に示す事項については,〔思考力,判断力,表現力等〕に示す事項の指導を通して指導することを基本とし,必要に応じて,特定の事項だけを取り上げて指導したり,それらをまとめて指導したりするなど,指導の効果を高めるよう工夫すること。
(4) 第2の各学年の内容の〔思考力,判断力,表現力等〕の「A話すこと・聞くこと」に関する指導については,第1学年及び第2学年では年間15~25単位時間程度,第3学年では年間10~20単位時間程度を配当すること。その際,音声言語のための教材を積極的に活用するなどして,指導の効果を高...
(5) 第2の各学年の内容の〔思考力,判断力,表現力等〕の「B書くこと」に関する指導については,第1学年及び第2学年では年間30~40単位時間程度,第3学年では年間20~30単位時間程度を配当すること。その際,実際に文章を書く活動を重視すること。
(6) 第2の第1学年及び第3学年の内容の〔知識及び技能〕の(3)のオ,第2学年の内容の〔知識及び技能〕の(3)のエ,各学年の内容の〔思考力,判断力,表現力等〕の「C読むこと」に関する指導については,様々な文章を読んで,自分の表現に役立てられるようにするとともに,他教科等における読...
(7) 言語能力の向上を図る観点から,外国語科など他教科等との関連を積極的に図り,指導の効果を高めるようにすること。
(8) 障害のある生徒などについては,学習活動を行う場合に生じる困難さに応じた指導内容や指導方法の工夫を計画的,組織的に行うこと。
(9) 第1章総則の第1の2の(2)に示す道徳教育の目標に基づき,道徳科などとの関連を考慮しながら,第3章特別の教科道徳の第2に示す内容について,国語科の特質に応じて適切な指導をすること。
2 第2の内容の取扱いについては,次の事項に配慮するものとする。
(1) 〔知識及び技能〕に示す事項については,次のとおり取り扱うこと。
ア 日常の言語活動を振り返ることなどを通して,生徒が,実際に話したり聞いたり書いたり読んだりする場面を意識できるよう指導を工夫すること。
イ 漢字の指導については,第2の内容に定めるほか,次のとおり取り扱うこと。
(ア) 他教科等の学習において必要となる漢字については,当該教科等と関連付けて指導するなど,その確実な定着が図られるよう工夫すること。
ウ 書写の指導については,第2の内容に定めるほか,次のとおり取り扱うこと。
(ア) 文字を正しく整えて速く書くことができるようにするとともに,書写の能力を学習や生活に役立てる態度を育てるよう配慮すること。
(イ) 硬筆を使用する書写の指導は各学年で行うこと。
(ウ) 毛筆を使用する書写の指導は各学年で行い,硬筆による書写の能力の基礎を養うよう指導すること。
(エ) 書写の指導に配当する授業時数は,第1学年及び第2学年では年間20単位時間程度,第3学年では年間10単位時間程度とすること。
(2) 第2の内容の指導に当たっては,生徒がコンピュータや情報通信ネットワークを積極的に活用する機会を設けるなどして,指導の効果を高めるよう工夫すること。
(3) 第2の内容の指導に当たっては,学校図書館などを目的をもって計画的に利用しその機能の活用を図るようにすること。
3 教材については,次の事項に留意するものとする。
(1) 教材は,第2の各学年の目標及び内容に示す資質・能力を偏りなく養うことや読書に親しむ態度を育成することをねらいとし,生徒の発達の段階に即して適切な話題や題材を精選して調和的に取り上げること。また,第2の各学年の内容の〔思考力,判断力,表現力等〕の 「A話すこと・聞くこと」,「...
(2) 教材は,次のような観点に配慮して取り上げること。
ア 国語に対する認識を深め,国語を尊重する態度を育てるのに役立つこと。
イ 伝え合う力,思考力や想像力を養い言語感覚を豊かにするのに役立つこと。 
ウ 公正かつ適切に判断する能力や創造的精神を養うのに役立つこと。
エ 科学的,論理的に物事を捉え考察し,視野を広げるのに役立つこと。
オ 人生について考えを深め,豊かな人間性を養い,たくましく生きる意志を育てるのに役立つこと。
カ 人間,社会,自然などについての考えを深めるのに役立つこと。
キ 我が国の伝統と文化に対する関心や理解を深め,それらを尊重する態度を育てるのに役立つこと。
ク 広い視野から国際理解を深め,日本人としての自覚をもち,国際協調の精神を養うのに役立つこと。
(3) 第2の各学年の内容の〔思考力,判断力,表現力等〕の「C読むこと」の教材については,各学年で説明的な文章や文学的な文章などの文章形態を調和的に取り扱うこと。また,説明的な文章については,適宜,図表や写真などを含むものを取り上げること。
(4) 我が国の言語文化に親しむことができるよう,近代以降の代表的な作家の作品を,いずれかの学年で取り上げること。
(5) 古典に関する教材については,古典の原文に加え,古典の現代語訳,古典について解説した文章などを取り上げること。