Advanced Geography

https://w3id.org/jp-cos/UpperSecondary/2018/地理歴史/地理探究

Details

Course Of Study Revision
Upper Secondary School Curriculum Guideline 2018-03 Notification
Listing order of the course of study
8
Type of School
Upper Secondary School
Subject Name
Advanced Geography
ちりたんきゅう
地理探究
Source for the English name
Name for the source
Upper Secondary School Curriculum Guideline English Version (Tentative Translation) (2018-03)
Upper Secondary School Curriculum Guideline English Version (Tentative Translation) (2018-03)
高等学校学習指導要領英訳版(仮訳)(平成30年3月)
高等学校学習指導要領英訳版(仮訳)(平成30年3月)
Reference to a curriculum guideline
Upper Secondary School Curriculum Guideline 2018-03 Notification
Upper Secondary School Curriculum Guideline 2018-03 Notification
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https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1417513.htm
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Type
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4th Digit Code of Course of Study Item
2
Fcode Correspond to 4th Digit Code of Course of Study Item
A2
Code of Subject
8432
Fcode of Subject
A8A4A3A2
Type
Subject

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Upper Secondary School Curriculum Guideline 2018-03 Notification
Geography and History
Referred to as 'Subject' from:
第2 地理探究
1 目標 社会的事象の地理的な見方・考え方を働かせ,課題を追究したり解決したりする活動を通して,広い視野に立ち,グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の有為な形成者に必要な公民としての資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
(1) 地理に関わる諸事象に関して,世界の空間的な諸事象の規則性,傾向性や,世界の諸地域の地域的特色や課題などを理解するとともに,地図や地理情報システムなどを用いて,調査や諸資料から地理に関する様々な情報を適切かつ効果的に調べまとめる技能を身に付けるようにする。
(2) 地理に関わる事象の意味や意義,特色や相互の関連を,位置や分布,場所,人間と自然環境との相互依存関係,空間的相互依存作用,地域などに着目して,系統地理的,地誌的に,概念などを活用して多面的・多角的に考察したり,地理的な課題の解決に向けて構想したりする力や,考察,構想したことを...
(3) 地理に関わる諸事象について,よりよい社会の実現を視野にそこで見られる課題を主体的に探究しようとする態度を養うとともに,多面的・多角的な考察や深い理解を通して涵(かん)養される日本国民としての自覚,我が国の国土に対する愛情,世界の諸地域の多様な生活文化を尊重しようとすることの...
2 内容
A 現代世界の系統地理的考察
(1) 自然環境 場所や人間と自然環境との相互依存関係などに着目して,課題を追究したり解決したりする活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のような知識を身に付けること。
(ア) 地形,気候,生態系などに関わる諸事象を基に,それらの事象の空間的な規則性,傾向性や,地球環境問題の現状や要因,解決に向けた取組などについて理解すること。
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
(ア) 地形,気候,生態系などに関わる諸事象について,場所の特徴や自然及び社会的条件との関わりなどに着目して,主題を設定し,それらの事象の空間的な規則性,傾向性や,関連する地球的課題の要因や動向などを多面的・多角的に考察し,表現すること。
(2) 資源,産業 場所や空間的相互依存作用などに着目して,課題を追究したり解決したりする活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のような知識を身に付けること。
(ア) 資源・エネルギーや農業,工業などに関わる諸事象を基に,それらの事象の空間的な規則性,傾向性や,資源・エネルギー,食料問題の現状や要因,解決に向けた取組などについて理解すること。
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
(ア) 資源・エネルギーや農業,工業などに関わる諸事象について,場所の特徴や場所の結び付きなどに着目して,主題を設定し,それらの事象の空間的な規則性,傾向性や,関連する地球的課題の要因や動向などを多面的・多角的に考察し,表現すること。
(3) 交通・通信,観光 場所や空間的相互依存作用などに着目して,課題を追究したり解決したりする活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のような知識を身に付けること。
(ア) 交通・通信網と物流や人の移動に関する運輸,観光などに関わる諸事象を基に,それらの事象の空間的な規則性,傾向性や,交通・通信,観光に関わる問題の現状や要因,解決に向けた取組などについて理解すること。
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
(ア) 交通・通信網と物流や人の移動に関する運輸,観光などに関わる諸事象について,場所の特徴や場所の結び付きなどに着目して,主題を設定し,それらの事象の空間的な規則性,傾向性や,関連する地球的課題の要因や動向などを多面的・多角的に考察し,表現すること。
(4) 人口,都市・村落 場所や空間的相互依存作用などに着目して,課題を追究したり解決したりする活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のような知識を身に付けること。
(ア) 人口,都市・村落などに関わる諸事象を基に,それらの事象の空間的な規則性,傾向性や,人口,居住・都市問題の現状や要因,解決に向けた取組などについて理解すること。
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
(ア) 人口,都市・村落などに関わる諸事象について,場所の特徴や場所の結び付きなどに着目して,主題を設定し,それらの事象の空間的な規則性,傾向性や,関連する地球的課題の要因や動向などを多面的・多角的に考察し,表現すること。
(5) 生活文化,民族・宗教 場所や空間的相互依存作用などに着目して,課題を追究したり解決したりする活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のような知識を身に付けること。
(ア) 生活文化,民族・宗教などに関わる諸事象を基に,それらの事象の空間的な規則性,傾向性や,民族,領土問題の現状や要因,解決に向けた取組などについて理解すること。
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
(ア) 生活文化,民族・宗教などに関わる諸事象について,場所の特徴や場所の結び付きなどに着目して,主題を設定し,それらの事象の空間的な規則性,傾向性や,関連する地球的課題の要因や動向などを多面的・多角的に考察し,表現すること。
B 現代世界の地誌的考察
(1) 現代世界の地域区分 位置や分布,地域などに着目して,課題を追究したり解決したりする活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のような知識及び技能を身に付けること。
(ア) 世界や世界の諸地域に関する各種の主題図や資料を基に,世界を幾つかの地域に区分する方法や地域の概念,地域区分の意義などについて理解すること。
(イ) 世界や世界の諸地域について,各種の主題図や資料を踏まえて地域区分をする地理的技能を身に付けること。
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
(ア) 世界や世界の諸地域の地域区分について,地域の共通点や差異,分布などに着目して,主題を設定し,地域の捉え方などを多面的・多角的に考察し,表現すること。
(2) 現代世界の諸地域 空間的相互依存作用や地域などに着目して,課題を追究したり解決したりする活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のような知識を身に付けること。
(ア) 幾つかの地域に区分した現代世界の諸地域を基に,諸地域に見られる地域的特色や地球的課題などについて理解すること。
(イ) 幾つかの地域に区分した現代世界の諸地域を基に,地域の結び付き,構造や変容などを地誌的に考察する方法などについて理解すること。
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
(ア) 現代世界の諸地域について,地域の結び付き,構造や変容などに着目して,主題を設定し,地域的特色や地球的課題などを多面的・多角的に考察し,表現すること。
C 現代世界におけるこれからの日本の国土像
(1) 持続可能な国土像の探究 空間的相互依存作用や地域などに着目して,課題を探究する活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のような知識を身に付けること。
(ア) 現代世界におけるこれからの日本の国土像の探究を基に,我が国が抱える地理的な諸課題の解決の方向性や将来の国土の在り方などを構想することの重要性や,探究する手法などについて理解すること。
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
(ア) 現代世界におけるこれからの日本の国土像について,地域の結び付き,構造や変容,持続可能な社会づくりなどに着目して,主題を設定し,我が国が抱える地理的な諸課題の解決の方向性や将来の国土の在り方などを多面的・多角的に探究し,表現すること。
3 内容の取扱い
(1) 内容の全体にわたって,次の事項に配慮するものとする。
ア 1の目標に即して基本的な事柄を基に指導内容を構成すること。
イ 地図の読図や作図,衛星画像や空中写真,景観写真の読み取りなど地理的技能を身に付けることができるよう系統性に留意して計画的に指導すること。その際,教科用図書「地図」を十分に活用するとともに,地図や統計などの地理情報の収集・分析には,「地理総合」における学習の成果を生かし,地理情報...
ウ 地図を有効に活用して事象を説明したり,自分の解釈を加えて論述したり,討論したりするなどの活動を充実させること。
エ 学習過程では取り扱う内容の歴史的背景を踏まえることとし,政治的,経済的,生物的,地学的な事象なども必要に応じて扱うことができるが,それらは空間的な傾向性や諸地域の特色を理解するのに必要な程度とすること。
オ 調査の実施や諸資料の収集に当たっては,専門家や関係諸機関などと円滑に連携・協働するなどして,社会との関わりを意識した活動を重視すること。
カ 内容のA及びBについては,各項目の内容に応じて日本を含めて扱うとともに,日本と比較し関連付けて考察するようにすること。
(2) 内容の取扱いに当たっては,次の事項に配慮するものとする。
ア 内容のAについては,次のとおり取り扱うものとすること。 分析,考察の過程を重視し,現代世界を系統地理的に捉える視点や考察方法が身に付くよう工夫すること。
(ア) (1)については,次のとおり取り扱うこと。 ここで取り上げる自然環境については,「地理総合」の内容のCの(1)の自然環境と防災における学習を踏まえた取扱いに留意すること。
(イ) (2)については,次のとおり取り扱うこと。 「資源・エネルギーや農業,工業などに関わる諸事象」については,技術革新などによって新たに資源やエネルギーの利用が可能になったり,新たな産業が生まれたり成長したりすることから,社会の動向を踏まえて取り上げる事象を工夫すること。
(ウ) (3)については,次のとおり取り扱うこと。 「交通・通信網と物流や人の移動に関する運輸」に関わる諸事象については,道路や線路,港湾,空港,通信施設などの施設とともに,自動車や鉄道,船舶や航空機といった交通機関や通信手段を介した貿易や情報通信ネットワークなどの結び付きなどに関...
(エ) (4)については,次のとおり取り扱うこと。 「人口,都市・村落などに関わる諸事象」については,国や地方公共団体の取組とも深く関わることから,中学校社会科公民的分野及び高等学校公民科などとの関連を踏まえた取扱いに留意すること。
(オ) (5)については,次のとおり取り扱うこと。 ここで取り上げる生活文化については,「地理総合」の内容のBの(1)の生活文化の多様性と国際理解における学習を踏まえて取り上げる事象を工夫すること。 「領土問題の現状や要因,解決に向けた取組」については,それを扱う際に日本の領土問題...
イ 内容のBについては,次のとおり取り扱うものとすること。
(ア) (1)については,次のとおり取り扱うこと。 現代世界が自然,政治,経済,文化などの指標によって様々に地域区分できることに着目し,それらを比較対照することによって,地域の概念,地域区分の意義などを理解するようにすること。
(イ) (2)については,次のとおり取り扱うこと。 ここで取り上げる地域は,中学校社会科地理的分野の「世界の諸地域」の学習における主に州を単位とする取り上げ方とは異なり,(1)で学習した地域区分を踏まえるとともに,様々な規模の地域を世界全体から偏りなく取り上げるようにすること。また...
ウ 内容のCについては,次のとおり取り扱うものとすること。
(ア) (1)については,次のとおり取り扱うこと。 この科目のまとめとして位置付けること。 「我が国が抱える地理的な諸課題の解決の方向性や将来の国土の在り方」については,国際連合における持続可能な開発のための取組などを参考に,生徒の興味・関心などを踏まえて適切な事例を選定し,学習で...