技術分野

https://w3id.org/jp-cos/LowerSecondary/2017/技術・家庭/技術分野

詳細情報

学習指導要領(一部改正情報)
中学校学習指導要領 2017年3月 告示
学習指導要領掲載順
8
学校種別
中学校
科目名
Technology
ぎじゅつぶんや
技術分野
英語表記出典
英語表記出典の名称
Lower Secondary School Curriculum Guideline English Version (Tentative Translation) (2008-03)
Lower Secondary School Curriculum Guideline English Version (Tentative Translation) (2008-03)
中学校学習指導要領英訳版(仮訳)(平成20年3月)
中学校学習指導要領英訳版(仮訳)(平成20年3月)
対応学習指導要領
中学校学習指導要領 2008年3月 告示
中学校学習指導要領 2008年3月 告示
関連リンク
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/eiyaku/1298356.htm
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/eiyaku/1298356.htm
Type
英語表記の出典
英語表記の出典
学習指導要領コード4桁目
1
学習指導要領コード4桁目に対応するFコード
A1
科目コード
83C1
F科目コード
A8A3UCA1
Type
科目等

被参照情報

'科目がある'としての参照元:
中学校学習指導要領 2017年3月 告示
技術・家庭
'分野・科目・分類'としての参照元:
〔技術分野〕
1 目標 技術の見方・考え方を働かせ,ものづくりなどの技術に関する実践的・体験的な活動を通して,技術によってよりよい生活や持続可能な社会を構築する資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
(1) 生活や社会で利用されている材料,加工,生物育成,エネルギー変換及び情報の技術についての基礎的な理解を図るとともに,それらに係る技能を身に付け,技術と生活や社会,環境との関わりについて理解を深める。
(2) 生活や社会の中から技術に関わる問題を見いだして課題を設定し,解決策を構想し,製作図等に表現し,試作等を通じて具体化し,実践を評価・改善するなど,課題を解決する力を養う。
(3) よりよい生活の実現や持続可能な社会の構築に向けて,適切かつ誠実に技術を工夫し創造しようとする実践的な態度を養う。
2 内容
A 材料と加工の技術
(1) 生活や社会を支える材料と加工の技術について調べる活動などを通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 材料や加工の特性等の原理・法則と,材料の製造・加工方法等の基礎的な技術の仕組みについて理解すること。
イ 技術に込められた問題解決の工夫について考えること。
(2) 生活や社会における問題を,材料と加工の技術によって解決する活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 製作に必要な図をかき,安全・適切な製作や検査・点検等ができること。
イ 問題を見いだして課題を設定し,材料の選択や成形の方法等を構想して設計を具体化するとともに,製作の過程や結果の評価,改善及び修正について考えること。
(3) これからの社会の発展と材料と加工の技術の在り方を考える活動などを通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 生活や社会,環境との関わりを踏まえて,技術の概念を理解すること。
イ 技術を評価し,適切な選択と管理・運用の在り方や,新たな発想に基づく改良と応用について考えること。
B 生物育成の技術
(1) 生活や社会を支える生物育成の技術について調べる活動などを通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 育成する生物の成長,生態の特性等の原理・法則と,育成環境の調節方法等の基礎的な技術の仕組みについて理解すること。
イ 技術に込められた問題解決の工夫について考えること。
(2) 生活や社会における問題を,生物育成の技術によって解決する活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 安全・適切な栽培又は飼育,検査等ができること。
イ 問題を見いだして課題を設定し,育成環境の調節方法を構想して育成計画を立てるとともに,栽培又は飼育の過程や結果の評価,改善及び修正について考えること。
(3) これからの社会の発展と生物育成の技術の在り方を考える活動などを通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 生活や社会,環境との関わりを踏まえて,技術の概念を理解すること。
イ 技術を評価し,適切な選択と管理・運用の在り方や,新たな発想に基づく改良と応用について考えること。
C エネルギー変換の技術
(1) 生活や社会を支えるエネルギー変換の技術について調べる活動などを通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 電気,運動,熱の特性等の原理・法則と,エネルギーの変換や伝達等に関わる基礎的な技術の仕組み及び保守点検の必要性について理解すること。
イ 技術に込められた問題解決の工夫について考えること。
(2) 生活や社会における問題を,エネルギー変換の技術によって解決する活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 安全・適切な製作,実装,点検及び調整等ができること。
イ 問題を見いだして課題を設定し,電気回路又は力学的な機構等を構想して設計を具体化するとともに,製作の過程や結果の評価,改善及び修正について考えること。
(3) これからの社会の発展とエネルギー変換の技術の在り方を考える活動などを通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 生活や社会,環境との関わりを踏まえて,技術の概念を理解すること。
イ 技術を評価し,適切な選択と管理・運用の在り方や,新たな発想に基づく改良と応用について考えること。
D 情報の技術
(1) 生活や社会を支える情報の技術について調べる活動などを通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 情報の表現,記録,計算,通信の特性等の原理・法則と,情報のデジタル化や処理の自動化,システム化,情報セキュリティ等に関わる基礎的な技術の仕組み及び情報モラルの必要性について理解すること。
イ 技術に込められた問題解決の工夫について考えること。
(2) 生活や社会における問題を,ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミングによって解決する活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 情報通信ネットワークの構成と,情報を利用するための基本的な仕組みを理解し,安全・適切なプログラムの制作,動作の確認及びデバッグ等ができること。
イ 問題を見いだして課題を設定し,使用するメディアを複合する方法とその効果的な利用方法等を構想して情報処理の手順を具体化するとともに,制作の過程や結果の評価,改善及び修正について考えること。
(3) 生活や社会における問題を,計測・制御のプログラミングによって解決する活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 計測・制御システムの仕組みを理解し,安全・適切なプログラムの制作,動作の確認及びデバッグ等ができること。
イ 問題を見いだして課題を設定し,入出力されるデータの流れを元に計測・制御システムを構想して情報処理の手順を具体化するとともに,制作の過程や結果の評価,改善及び修正について考えること。
(4) これからの社会の発展と情報の技術の在り方を考える活動などを通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 生活や社会,環境との関わりを踏まえて,技術の概念を理解すること。
イ 技術を評価し,適切な選択と管理・運用の在り方や,新たな発想に基づく改良と応用について考えること。
3 内容の取扱い
(1) 内容の「A材料と加工の技術」については,次のとおり取り扱うものとする。
ア (1)については,我が国の伝統的な技術についても扱い,緻密なものづくりの技などが我が国の伝統や文化を支えてきたことに気付かせること。
イ (2)の製作に必要な図については,主として等角図及び第三角法による図法を扱うこと。
(2) 内容の「B生物育成の技術」については,次のとおり取り扱うものとする。
ア (1)については,作物の栽培,動物の飼育及び水産生物の栽培のいずれも扱うこと。
イ (2)については,地域固有の生態系に影響を及ぼすことのないよう留意するとともに,薬品を使用する場合には,使用上の基準及び注意事項を遵守させること。
(3) 内容の「Cエネルギー変換の技術」の(1)については,電気機器や屋内配線等の生活の中で使用する製品やシステムの安全な使用についても扱うものとする。
(4) 内容の「D情報の技術」については,次のとおり取り扱うものとする。
ア (1)については,情報のデジタル化の方法と情報の量,著作権を含めた知的財産権,発信した情報に対する責任,及び社会におけるサイバーセキュリティが重要であることについても扱うこと。
イ (2)については,コンテンツに用いる各種メディアの基本的な特徴や,個人情報の保護の必要性についても扱うこと。
(5) 各内容における(1)については,次のとおり取り扱うものとする。
ア アで取り上げる原理や法則に関しては,関係する教科との連携を図ること。
イ イでは,社会からの要求,安全性,環境負荷や経済性などに着目し,技術が最適化されてきたことに気付かせること。
ウ 第1学年の最初に扱う内容では,3年間の技術分野の学習の見通しを立てさせるために,内容の「A材料と加工の技術」から「D情報の技術」までに示す技術について触れること。
(6) 各内容における(2)及び内容の「D情報の技術」の(3)については,次のとおり取り扱うものとする。
ア イでは,各内容の(1)のイで気付かせた見方・考え方により問題を見いだして課題を設定し,自分なりの解決策を構想させること。
イ 知的財産を創造,保護及び活用しようとする態度,技術に関わる倫理観,並びに他者と協働して粘り強く物事を前に進める態度を養うことを目指すこと。
ウ 第3学年で取り上げる内容では,これまでの学習を踏まえた統合的な問題について扱うこと。
エ 製作・制作・育成場面で使用する工具・機器や材料等については,図画工作科等の学習経験を踏まえるとともに,安全や健康に十分に配慮して選択すること。
(7) 内容の「A材料と加工の技術」,「B生物育成の技術」,「Cエネルギー変換の技術」の(3)及び内容の「D情報の技術」の(4)については,技術が生活の向上や産業の継承と発展,資源やエネルギーの有効利用,自然環境の保全等に貢献していることについても扱うものとする。