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政治・経済
https://w3id.org/jp-cos/UpperSecondary/2018/公民/政治・経済
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政治・経済
詳細情報
学習指導要領(一部改正情報)
高等学校学習指導要領 2018年3月 告示
学習指導要領掲載順
14
学校種別
高等学校
科目名
Politics and Economy
せいじ・けいざい
政治・経済
英語表記出典
英語表記出典の名称
Upper Secondary School Curriculum Guideline English Version (Tentative Translation) (2018-03)
Upper Secondary School Curriculum Guideline English Version (Tentative Translation) (2018-03)
高等学校学習指導要領英訳版(仮訳)(平成30年3月)
高等学校学習指導要領英訳版(仮訳)(平成30年3月)
対応学習指導要領
高等学校学習指導要領 2018年3月 告示
高等学校学習指導要領 2018年3月 告示
関連リンク
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1417513.htm
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1417513.htm
Type
英語表記の出典
英語表記の出典
学習指導要領コード4桁目
3
学習指導要領コード4桁目に対応するFコード
A3
科目コード
8443
F科目コード
A8A4A4A3
Type
科目等
被参照情報
'科目がある'としての参照元:
高等学校学習指導要領 2018年3月 告示
公民
'分野・科目・分類'としての参照元:
第3 政治・経済
1 目標 社会の在り方についての見方・考え方を働かせ,現代の諸課題を追究したり解決に向けて構想したりする活動を通して,広い視野に立ち,グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の有為な形成者に必要な公民としての資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
(1) 社会の在り方に関わる現実社会の諸課題の解決に向けて探究するための手掛かりとなる概念や理論などについて理解するとともに,諸資料から,社会の在り方に関わる情報を適切かつ効果的に調べまとめる技能を身に付けるようにする。
(2) 国家及び社会の形成者として必要な選択・判断の基準となる考え方や政治・経済に関する概念や理論などを活用して,現実社会に見られる複雑な課題を把握し,説明するとともに,身に付けた判断基準を根拠に構想する力や,構想したことの妥当性や効果,実現可能性などを指標にして議論し公正に判断し...
(3) よりよい社会の実現のために現実社会の諸課題を主体的に解決しようとする態度を養うとともに,多面的・多角的な考察や深い理解を通して涵(かん)養される,国民主権を担う公民として,自国を愛し,その平和と繁栄を図ることや,我が国及び国際社会において国家及び社会の形成に,より積極的な役...
2 内容
A 現代日本における政治・経済の諸課題
(1) 現代日本の政治・経済 個人の尊厳と基本的人権の尊重,対立,協調,効率,公正などに着目して,現代の諸課題を追究したり解決に向けて構想したりする活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のような知識及び技能を身に付けること。
(ア) 政治と法の意義と機能,基本的人権の保障と法の支配,権利と義務との関係,議会制民主主義,地方自治について,現実社会の諸事象を通して理解を深めること。
(イ) 経済活動と市場,経済主体と経済循環,国民経済の大きさと経済成長,物価と景気変動,財政の働きと仕組み及び租税などの意義,金融の働きと仕組みについて,現実社会の諸事象を通して理解を深めること。
(ウ) 現代日本の政治・経済に関する諸資料から,課題の解決に向けて考察,構想する際に必要な情報を適切かつ効果的に収集し,読み取る技能を身に付けること。
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
(ア) 民主政治の本質を基に,日本国憲法と現代政治の在り方との関連について多面的・多角的に考察し,表現すること。
(イ) 政党政治や選挙などの観点から,望ましい政治の在り方及び主権者としての政治参加の在り方について多面的・多角的に考察,構想し,表現すること。
(ウ) 経済活動と福祉の向上との関連について多面的・多角的に考察し,表現すること。
(エ) 市場経済の機能と限界,持続可能な財政及び租税の在り方,金融を通した経済活動の活性化について多面的・多角的に考察,構想し,表現すること。
(2) 現代日本における政治・経済の諸課題の探究 社会的な見方・考え方を総合的に働かせ,他者と協働して持続可能な社会の形成が求められる現代日本社会の諸課題を探究する活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 少子高齢社会における社会保障の充実・安定化,地域社会の自立と政府,多様な働き方・生き方を可能にする社会,産業構造の変化と起業,歳入・歳出両面での財政健全化,食料の安定供給の確保と持続可能な農業構造の実現,防災と安全・安心な社会の実現などについて,取り上げた課題の解決に向けて政治...
B グローバル化する国際社会の諸課題
(1) 現代の国際政治・経済 国際平和と人類の福祉に寄与しようとする自覚を深めることに向けて,個人の尊厳と基本的人権の尊重,対立,協調,効率,公正などに着目して,現代の諸課題を追究したり解決に向けて構想したりする活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のような知識及び技能を身に付けること。
(ア) 国際社会の変遷,人権,国家主権,領土(領海,領空を含む。)などに関する国際法の意義,国際連合をはじめとする国際機構の役割,我が国の安全保障と防衛,国際貢献について,現実社会の諸事象を通して理解を深めること。
(イ) 貿易の現状と意義,為替相場の変動,国民経済と国際収支,国際協調の必要性や国際経済機関の役割について,現実社会の諸事象を通して理解を深めること。
(ウ) 現代の国際政治・経済に関する諸資料から,課題の解決に向けて考察,構想する際に必要な情報を適切かつ効果的に収集し,読み取る技能を身に付けること。
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
(ア) 国際社会の特質や国際紛争の諸要因を基に,国際法の果たす役割について多面的・多角的に考察し,表現すること。
(イ) 国際平和と人類の福祉に寄与する日本の役割について多面的・多角的に考察,構想し,表現すること。
(ウ) 相互依存関係が深まる国際経済の特質について多面的・多角的に考察し,表現すること。
(エ) 国際経済において果たすことが求められる日本の役割について多面的・多角的に考察,構想し,表現すること。
(2) グローバル化する国際社会の諸課題の探究 社会的な見方・考え方を総合的に働かせ,他者と協働して持続可能な社会の形成が求められる国際社会の諸課題を探究する活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア グローバル化に伴う人々の生活や社会の変容,地球環境と資源・エネルギー問題,国際経済格差の是正と国際協力,イノベーションと成長市場,人種・民族問題や地域紛争の解決に向けた国際社会の取組,持続可能な国際社会づくりなどについて,取り上げた課題の解決に向けて政治と経済とを関連させて多面...
3 内容の取扱い
(1) 内容の全体にわたって,次の事項に配慮するものとする。
ア 公民科に属する他の科目,この章に示す地理歴史科,家庭科及び情報科などとの関連を図るとともに,項目相互の関連に留意しながら,全体としてのまとまりを工夫し,特定の事項だけに指導が偏らないようにすること。
(2) 内容の取扱いに当たっては,次の事項に配慮するものとする。
ア この科目の内容の特質に応じ,学習のねらいを明確にした上でそれぞれ関係する専門家や関係諸機関などとの連携・協働を積極的に図り,社会との関わりを意識した課題を追究したり解決に向けて構想したりする活動の充実を図るようにすること。
イ 内容のA及びBについては,次の事項に留意すること。
(ア) A及びBのそれぞれの(2)においては,小学校及び中学校で習得した概念などに関する知識や,「公共」で身に付けた選択・判断の手掛かりとなる考え方などを基に,それぞれの(1)における学習の成果を生かし,政治及び経済の基本的な概念や理論などの理解の上に立って,理論と現実の相互関連を...
ウ 内容のAについては,次のとおり取り扱うものとすること。
(ア) (1)においては,日本の政治・経済の現状について触れること。
(イ) (1)のアの(ア)については,日本国憲法における基本的人権の尊重,国民主権,天皇の地位と役割,国会,内閣,裁判所などの政治機構に関する小・中学校社会科及び「公共」の学習との関連性に留意して指導すること。
(ウ) (1)のアの(ア)の「政治と法の意義と機能,基本的人権の保障と法の支配,権利と義務との関係」については関連させて取り扱うこと。その際,裁判員制度を扱うこと。また,私法に関する基本的な考え方についても理解を深めることができるよう指導すること。
(エ) (1)のアの(イ)については,分業と交換,希少性などに関する小・中学校社会科及び「公共」の学習との関連性に留意して指導すること。また,事項の全体を通して日本経済のグローバル化をはじめとする経済生活の変化,現代経済の仕組みや機能について扱うとともに,その特質を捉え,経済につい...
(オ) (1)のイの(ア)の「民主政治の本質」については,世界の主な政治体制と関連させて取り扱うこと。
(カ) (1)のイの(イ)の「望ましい政治の在り方及び主権者としての政治参加の在り方」については,(1)のイの(ア)の「現代政治の在り方」との関連性に留意して,世論の形成などについて具体的な事例を取り上げて扱い,主権者としての政治に対する関心を高め,主体的に社会に参画する意欲をもた...
(キ) (1)のイの(エ)の「市場経済の機能と限界」については,市場経済の効率性とともに,市場の失敗の補完の観点から,公害防止と環境保全,消費者に関する問題も扱うこと。また,「金融を通した経済活動の活性化」については,金融に関する技術変革と企業経営に関する金融の役割にも触れること。...
(ク) (2)における課題の探究に当たっては,日本社会の動向に着目したり,国内の諸地域や諸外国における取組などを参考にしたりできるよう指導すること。「産業構造の変化と起業」を取り上げる際には,中小企業の在り方についても触れるよう指導すること。
エ 内容のBについては,次のとおり取り扱うものとすること。
(ア) (1)においては,国際政治及び国際経済の現状についても扱うこと。
(イ) (1)のアの(ア)の「国家主権,領土(領海,領空を含む。)などに関する国際法の意義,国際連合をはじめとする国際機構の役割」については関連させて取り扱い,我が国が,固有の領土である竹島や北方領土に関し残されている問題の平和的な手段による解決に向けて努力していることや,尖閣諸島...
(ウ) (1)のイの(ア)の「国際紛争の諸要因」については,多様な角度から考察させるとともに,軍縮や核兵器廃絶などに関する国際的な取組についても扱うこと。
(エ) (2)における課題の探究に当たっては,国際社会の動向に着目したり,諸外国における取組などを参考にしたりできるよう指導すること。その際,文化や宗教の多様性を踏まえるとともに,国際連合における持続可能な開発のための取組についても扱うこと。