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生物基礎
https://w3id.org/jp-cos/UpperSecondary/2018/理科/生物基礎
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生物基礎
詳細情報
学習指導要領(一部改正情報)
高等学校学習指導要領 2018年3月 告示
学習指導要領掲載順
26
学校種別
高等学校
科目名
Basic Biology
せいぶつきそ
生物基礎
英語表記出典
英語表記出典の名称
Upper Secondary School Curriculum Guideline English Version (Tentative Translation) (2018-03)
Upper Secondary School Curriculum Guideline English Version (Tentative Translation) (2018-03)
高等学校学習指導要領英訳版(仮訳)(平成30年3月)
高等学校学習指導要領英訳版(仮訳)(平成30年3月)
対応学習指導要領
高等学校学習指導要領 2018年3月 告示
高等学校学習指導要領 2018年3月 告示
関連リンク
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1417513.htm
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1417513.htm
Type
英語表記の出典
英語表記の出典
学習指導要領コード4桁目
6
学習指導要領コード4桁目に対応するFコード
A6
科目コード
8466
F科目コード
A8A4A6A6
Type
科目等
被参照情報
'科目がある'としての参照元:
高等学校学習指導要領 2018年3月 告示
理科
'分野・科目・分類'としての参照元:
第6 生物基礎
1 目標 生物や生物現象に関わり,理科の見方・考え方を働かせ,見通しをもって観察,実験を行うことなどを通して,生物や生物現象を科学的に探究するために必要な資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
(1) 日常生活や社会との関連を図りながら,生物や生物現象について理解するとともに,科学的に探究するために必要な観察,実験などに関する基本的な技能を身に付けるようにする。
(2) 観察,実験などを行い,科学的に探究する力を養う。
(3) 生物や生物現象に主体的に関わり,科学的に探究しようとする態度と,生命を尊重し,自然環境の保全に寄与する態度を養う。
2 内容
(1) 生物の特徴 生物の特徴についての観察,実験などを通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 生物の特徴について,次のことを理解するとともに,それらの観察,実験などに関する技能を身に付けること。
(ア) 生物の特徴
㋐ 生物の共通性と多様性 様々な生物の比較に基づいて,生物は多様でありながら共通性をもっていることを見いだして理解すること。また,生物の共通性と起源の共有を関連付けて理解すること。
㋑ 生物とエネルギー 生物とエネルギーに関する資料に基づいて,生命活動にエネルギーが必要であることを理解すること。また,光合成や呼吸などの代謝とATPを関連付けて理解すること。
(イ) 遺伝子とその働き
㋐ 遺伝情報とDNA DNAの構造に関する資料に基づいて,遺伝情報を担う物質としてのDNAの特徴を見いだして理解するとともに,塩基の相補性とDNAの複製を関連付けて理解すること。
㋑ 遺伝情報とタンパク質の合成 遺伝情報の発現に関する資料に基づいて,DNAの塩基配列とタンパク質のアミノ酸配列との関係を見いだして理解すること。
イ 生物の特徴について,観察,実験などを通して探究し,多様な生物がもつ共通の特徴を見いだして表現すること。
(2) ヒトの体の調節 ヒトの体の調節についての観察,実験などを通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア ヒトの体の調節について,次のことを理解するとともに,それらの観察,実験などの技能を身に付けること。
(ア) 神経系と内分泌系による調節
㋐ 情報の伝達 体の調節に関する観察,実験などを行い,体内での情報の伝達が体の調節に関係していることを見いだして理解すること。
㋑ 体内環境の維持の仕組み 体内環境の維持の仕組みに関する資料に基づいて,体内環境の維持とホルモンの働きとの関係を見いだして理解すること。また,体内環境の維持を自律神経と関連付けて理解すること。
(イ) 免疫
㋐ 免疫の働き 免疫に関する資料に基づいて,異物を排除する防御機構が備わっていることを見いだして理解すること。
イ ヒトの体の調節について,観察,実験などを通して探究し,神経系と内分泌系による調節及び免疫などの特徴を見いだして表現すること。
(3) 生物の多様性と生態系 生物の多様性と生態系についての観察,実験などを通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 生物の多様性と生態系について,次のことを理解するとともに,それらの観察,実験などに関する技能を身に付けること。また,生態系の保全の重要性について認識すること。
(ア) 植生と遷移
㋐ 植生と遷移 植生の遷移に関する資料に基づいて,遷移の要因を見いだして理解すること。また,植生の遷移をバイオームと関連付けて理解すること。
(イ) 生態系とその保全
㋐ 生態系と生物の多様性 生態系と生物の多様性に関する観察,実験などを行い,生態系における生物の種多様性を見いだして理解すること。また,生物の種多様性と生物間の関係性とを関連付けて理解すること。
㋑ 生態系のバランスと保全 生態系のバランスに関する資料に基づいて,生態系のバランスと人為的攪(かく)乱を関連付けて理解すること。また,生態系の保全の重要性を認識すること。
イ 生物の多様性と生態系について,観察,実験などを通して探究し,生態系における,生物の多様性及び生物と環境との関係性を見いだして表現すること。
3 内容の取扱い
(1) 内容の取扱いに当たっては,次の事項に配慮するものとする。
ア 内容の(1)から(3)までについては,中学校理科との関連を考慮し,それぞれのアに示す知識及び技能とイに示す思考力,判断力,表現力等とを相互に関連させながら,この科目の学習を通して,科学的に探究するために必要な資質・能力の育成を目指すこと。
イ この科目で育成を目指す資質・能力を育むため,観察,実験などを行い,探究の過程を踏まえた学習活動を行うようにすること。その際,学習内容の特質に応じて,問題を見いだすための観察,情報の収集,仮説の設定,実験の計画,実験による検証,調査,データの分析・解釈,推論などの探究の方法を習得...
ウ 内容の(1)のアの(ア)の㋐については,この科目の導入として位置付けること。
エ この科目で扱う用語については,用語の意味を単純に数多く理解させることに指導の重点を置くのではなく,主要な概念を理解させるための指導において重要となる200語程度から250語程度までの重要用語を中心に,その用語に関わる概念を,思考力を発揮しながら理解させるよう指導すること。なお,...
(2) 内容の範囲や程度については,次の事項に配慮するものとする。
ア 内容の(1)のアの(ア)の㋐については,生物は進化の過程で共通性を保ちながら多様化してきたことを扱うこと。その際,原核生物と真核生物に触れること。㋑については,呼吸と光合成の概要を扱うこと。その際,ミトコンドリアと葉緑体,酵素の触媒作用や基質特異性,ATPの役割にも触れること。...
イ 内容の(2)のアの(ア)の㋐については,体内環境の変化に応じた体の調節に神経系と内分泌系が関わっていることを取り上げること。また,中枢神経系に関連して脳死についても触れること。㋑については,血糖濃度の調節機構を取り上げること。その際,身近な疾患の例にも触れること。また,血液凝固...
ウ 内容の(3)のアの(ア)の㋐については,植生の遷移には光や土壌などが関係することを扱うこと。また,植物の環境形成作用にも触れること。環境条件によっては,遷移の結果として,森林の他に草原や荒原になることにも触れること。 (イ)の㋐については,生物の絶滅にも触れること。「生物間の関...