音楽I

https://w3id.org/jp-cos/UpperSecondary/2018/芸術/音楽I

詳細情報

学習指導要領(一部改正情報)
高等学校学習指導要領 2018年3月 告示
学習指導要領掲載順
32
学校種別
高等学校
科目名
Music I
おんがくI
音楽I
英語表記出典
英語表記出典の名称
Upper Secondary School Curriculum Guideline English Version (Tentative Translation) (2018-03)
Upper Secondary School Curriculum Guideline English Version (Tentative Translation) (2018-03)
高等学校学習指導要領英訳版(仮訳)(平成30年3月)
高等学校学習指導要領英訳版(仮訳)(平成30年3月)
対応学習指導要領
高等学校学習指導要領 2018年3月 告示
高等学校学習指導要領 2018年3月 告示
関連リンク
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1417513.htm
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1417513.htm
Type
英語表記の出典
英語表記の出典
学習指導要領コード4桁目
1
学習指導要領コード4桁目に対応するFコード
A1
科目コード
84B1
F科目コード
A8A4UBA1
Type
科目等

被参照情報

'科目がある'としての参照元:
高等学校学習指導要領 2018年3月 告示
芸術
'分野・科目・分類'としての参照元:
第1 音楽Ⅰ
1 目標 音楽の幅広い活動を通して,音楽的な見方・考え方を働かせ,生活や社会の中の音や音楽,音楽文化と幅広く関わる資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
(1) 曲想と音楽の構造や文化的・歴史的背景などとの関わり及び音楽の多様性について理解するとともに,創意工夫を生かした音楽表現をするために必要な技能を身に付けるようにする。
(2) 自己のイメージをもって音楽表現を創意工夫することや,音楽を評価しながらよさや美しさを自ら味わって聴くことができるようにする。
(3) 主体的・協働的に音楽の幅広い活動に取り組み,生涯にわたり音楽を愛好する心情を育むとともに,感性を高め,音楽文化に親しみ,音楽によって生活や社会を明るく豊かなものにしていく態度を養う。
2 内容
A 表現 表現に関する資質・能力を次のとおり育成する。
(1) 歌唱 歌唱に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 歌唱表現に関わる知識や技能を得たり生かしたりしながら,自己のイメージをもって歌唱表現を創意工夫すること。
イ 次の(ア)から(ウ)までについて理解すること。
(ア) 曲想と音楽の構造や歌詞,文化的・歴史的背景との関わり
(イ) 言葉の特性と曲種に応じた発声との関わり
(ウ) 様々な表現形態による歌唱表現の特徴
ウ 創意工夫を生かした歌唱表現をするために必要な,次の(ア)から(ウ)までの技能を身に付けること。
(ア) 曲にふさわしい発声,言葉の発音,身体の使い方などの技能
(イ) 他者との調和を意識して歌う技能
(ウ) 表現形態の特徴を生かして歌う技能
(2) 器楽 器楽に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 器楽表現に関わる知識や技能を得たり生かしたりしながら,自己のイメージをもって器楽表現を創意工夫すること。
イ 次の(ア)から(ウ)までについて理解すること。
(ア) 曲想と音楽の構造や文化的・歴史的背景との関わり
(イ) 曲想と楽器の音色や奏法との関わり
(ウ) 様々な表現形態による器楽表現の特徴
ウ 創意工夫を生かした器楽表現をするために必要な,次の(ア)から(ウ)までの技能を身に付けること。
(ア) 曲にふさわしい奏法,身体の使い方などの技能
(イ) 他者との調和を意識して演奏する技能
(ウ) 表現形態の特徴を生かして演奏する技能
(3) 創作 創作に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 創作表現に関わる知識や技能を得たり生かしたりしながら,自己のイメージをもって創作表現を創意工夫すること。
イ 音素材,音を連ねたり重ねたりしたときの響き,音階や音型などの特徴及び構成上の特徴について,表したいイメージと関わらせて理解すること。
ウ 創意工夫を生かした創作表現をするために必要な,次の(ア)から(ウ)までの技能を身に付けること。
(ア) 反復,変化,対照などの手法を活用して音楽をつくる技能
(イ) 旋律をつくったり,つくった旋律に副次的な旋律や和音などを付けた音楽をつくったりする技能
(ウ) 音楽を形づくっている要素の働きを変化させ,変奏や編曲をする技能
B 鑑賞 鑑賞に関する資質・能力を次のとおり育成する。
(1) 鑑賞 鑑賞に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 鑑賞に関わる知識を得たり生かしたりしながら,次の(ア)から(ウ)までについて考え,音楽のよさや美しさを自ら味わって聴くこと。
(ア) 曲や演奏に対する評価とその根拠
(イ) 自分や社会にとっての音楽の意味や価値
(ウ) 音楽表現の共通性や固有性
イ 次の(ア)から(ウ)までについて理解すること。
(ア) 曲想や表現上の効果と音楽の構造との関わり
(イ) 音楽の特徴と文化的・歴史的背景,他の芸術との関わり
(ウ) 我が国や郷土の伝統音楽の種類とそれぞれの特徴
〔共通事項〕 表現及び鑑賞の学習において共通に必要となる資質・能力を次のとおり育成する。
(1) 「A表現」及び「B鑑賞」の指導を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 音楽を形づくっている要素や要素同士の関連を知覚し,それらの働きを感受しながら,知覚したことと感受したこととの関わりについて考えること。
イ 音楽を形づくっている要素及び音楽に関する用語や記号などについて,音楽における働きと関わらせて理解すること。
3 内容の取扱い
(1) 内容の「A表現」及び「B鑑賞」の指導については,中学校音楽科との関連を十分に考慮し,それぞれ特定の活動のみに偏らないようにするとともに,必要に応じて,〔共通事項〕を要として各領域や分野の関連を図るものとする。
(2) 内容の「A表現」の(1),(2)及び(3)の指導については,ア,イ及びウの各事項を,「B鑑賞」の(1)の指導については,ア及びイの各事項を適切に関連させて指導する。
(3) 生徒の特性等を考慮し,内容の「A表現」の(3)のウについては(ア),(イ)又は(ウ)のうち一つ以上を選択して扱うことができる。
(4) 内容の〔共通事項〕は,表現及び鑑賞の学習において共通に必要となる資質・能力であり,「A表現」及び「B鑑賞」の指導と併せて,十分な指導が行われるよう工夫する。
(5) 内容の「A表現」の指導に当たっては,生徒の特性等を考慮し,視唱と視奏及び読譜と記譜の指導を含めるものとする。
(6) 内容の「A表現」の指導に当たっては,我が国の伝統的な歌唱及び和楽器を含めて扱うようにする。その際,内容の「B鑑賞」の(1)のア及びイの(イ)又は(ウ)との関連を図るよう配慮するものとする。
(7) 内容の「A表現」の(3)の指導に当たっては,即興的に音を出しながら音のつながり方を試すなど,音を音楽へと構成することを重視するとともに,作品を記録する方法を工夫させるものとする。
(8) 内容の「A表現」及び「B鑑賞」の指導に当たっては,思考力,判断力,表現力等の育成を図るため,音や音楽及び言葉によるコミュニケーションを図り,芸術科音楽の特質に応じた言語活動を適切に位置付けられるよう指導を工夫する。なお,内容の「B鑑賞」の指導に当たっては,曲や演奏について根...
(9) 内容の「A表現」及び「B鑑賞」の教材については,学校や地域の実態等を考慮し,我が国や郷土の伝統音楽を含む我が国及び諸外国の様々な音楽から幅広く扱うようにする。また,「B鑑賞」の教材については,アジア地域の諸民族の音楽を含めて扱うようにする。
(10) 音楽活動を通して,それぞれの教材等に応じ,生徒が音や音楽と生活や社会との関わりを実感できるよう指導を工夫する。なお,適宜,自然音や環境音などについても取り扱い,音環境への関心を高めることができるよう指導を工夫する。
(11) 自己や他者の著作物及びそれらの著作者の創造性を尊重する態度の形成を図るとともに,必要に応じて,音楽に関する知的財産権について触れるようにする。また,こうした態度の形成が,音楽文化の継承,発展,創造を支えていることへの理解につながるよう配慮する。