Ethics

https://w3id.org/jp-cos/UpperSecondary/2018/公民/倫理

Details

Course Of Study Revision
Upper Secondary School Curriculum Guideline 2018-03 Notification
Listing order of the course of study
13
Type of School
Upper Secondary School
Subject Name
Ethics
りんり
倫理
Source for the English name
Name for the source
Upper Secondary School Curriculum Guideline English Version (Tentative Translation) (2018-03)
Upper Secondary School Curriculum Guideline English Version (Tentative Translation) (2018-03)
高等学校学習指導要領英訳版(仮訳)(平成30年3月)
高等学校学習指導要領英訳版(仮訳)(平成30年3月)
Reference to a curriculum guideline
Upper Secondary School Curriculum Guideline 2018-03 Notification
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https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1417513.htm
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Type
Referrence for English name
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4th Digit Code of Course of Study Item
2
Fcode Correspond to 4th Digit Code of Course of Study Item
A2
Code of Subject
8442
Fcode of Subject
A8A4A4A2
Type
Subject

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Upper Secondary School Curriculum Guideline 2018-03 Notification
Civics
Referred to as 'Subject' from:
第2 倫 理
1 目標 人間としての在り方生き方についての見方・考え方を働かせ,現代の諸課題を追究したり解決に向けて構想したりする活動を通して,広い視野に立ち,人間尊重の精神と生命に対する畏敬の念に基づいて,グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の有為な形成者に必要な...
(1) 古今東西の幅広い知的蓄積を通して,現代の諸課題を捉え,より深く思索するための手掛かりとなる概念や理論について理解するとともに,諸資料から,人間としての在り方生き方に関わる情報を調べまとめる技能を身に付けるようにする。
(2) 自立した人間として他者と共によりよく生きる自己の生き方についてより深く思索する力や,現代の倫理的諸課題を解決するために倫理に関する概念や理論などを活用して,論理的に思考し,思索を深め,説明したり対話したりする力を養う。
(3) 人間としての在り方生き方に関わる事象や課題について主体的に追究したり,他者と共によりよく生きる自己を形成しようとしたりする態度を養うとともに,多面的・多角的な考察やより深い思索を通して涵(かん)養される,現代社会に生きる人間としての在り方生き方についての自覚を深める。
2 内容
A 現代に生きる自己の課題と人間としての在り方生き方
(1) 人間としての在り方生き方の自覚 人間の存在や価値に関わる基本的な課題について思索する活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のような知識及び技能を身に付けること。
(ア) 個性,感情,認知,発達などに着目して,豊かな自己形成に向けて,他者と共によりよく生きる自己の生き方についての思索を深めるための手掛かりとなる様々な人間の心の在り方について理解すること。
(イ) 幸福,愛,徳などに着目して,人間としての在り方生き方について思索するための手掛かりとなる様々な人生観について理解すること。その際,人生における宗教や芸術のもつ意義についても理解すること。
(ウ) 善,正義,義務などに着目して,社会の在り方と人間としての在り方生き方について思索するための手掛かりとなる様々な倫理観について理解すること。
(エ) 真理,存在などに着目して,世界と人間の在り方について思索するための手掛かりとなる様々な世界観について理解すること。
(オ) 古今東西の先哲の思想に関する原典の日本語訳などの諸資料から,人間としての在り方生き方に関わる情報を読み取る技能を身に付けること。
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
(ア) 自己の生き方を見つめ直し,自らの体験や悩みを振り返り,他者,集団や社会,生命や自然などとの関わりにも着目して自己の課題を捉え,その課題を現代の倫理的課題と結び付けて多面的・多角的に考察し,表現すること。
(イ) 古今東西の先哲の考え方を手掛かりとして,より広い視野から人間としての在り方生き方について多面的・多角的に考察し,表現すること。
(2) 国際社会に生きる日本人としての自覚 日本人としての在り方生き方について思索する活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のような知識及び技能を身に付けること。
(ア) 古来の日本人の心情と考え方や日本の先哲の思想に着目して,我が国の風土や伝統,外来思想の受容などを基に,国際社会に生きる日本人としての在り方生き方について思索するための手掛かりとなる日本人に見られる人間観,自然観,宗教観などの特質について,自己との関わりにおいて理解すること。...
(イ) 古来の日本人の心情と考え方や日本の先哲の思想に関する原典や原典の口語訳などの諸資料から,日本人としての在り方生き方に関わる情報を読み取る技能を身に付けること。
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
(ア) 古来の日本人の考え方や日本の先哲の考え方を手掛かりとして,国際社会に主体的に生きる日本人としての在り方生き方について多面的・多角的に考察し,表現すること。
B 現代の諸課題と倫理
(1) 自然や科学技術に関わる諸課題と倫理 自然や科学技術との関わりにおいて,人間としての在り方生き方についての見方・考え方を働かせ,他者と対話しながら,現代の諸課題を探究する活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 生命,自然,科学技術などと人間との関わりについて倫理的課題を見いだし,その解決に向けて倫理に関する概念や理論などを手掛かりとして多面的・多角的に考察し,公正に判断して構想し,自分の考えを説明,論述すること。
(2) 社会と文化に関わる諸課題と倫理 様々な他者との協働,共生に向けて,人間としての在り方生き方についての見方・考え方を働かせ,他者と対話しながら,現代の諸課題を探究する活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 福祉,文化と宗教,平和などについて倫理的課題を見いだし,その解決に向けて倫理に関する概念や理論などを手掛かりとして多面的・多角的に考察し,公正に判断して構想し,自分の考えを説明,論述すること。
3 内容の取扱い
(1) 内容の全体にわたって,次の事項に配慮するものとする。
ア 内容のA及びBについては,この順序で取り扱うものとし,既習の学習の成果を生かすこと。
イ 中学校社会科及び特別の教科である道徳,高等学校公民科に属する他の科目,この章に示す地理歴史科,家庭科及び情報科並びに特別活動などとの関連を図るとともに,項目相互の関連に留意しながら,全体としてのまとまりを工夫し,特定の事項だけに指導が偏らないようにすること。
(2) 指導計画の作成に当たっては,次の事項に配慮するものとする。
 ア 第1章第1款の2の(2)に示す道徳教育の目標に基づき,この科目の特質に応じて適切な指導をすること。
(3) 内容の取扱いに当たっては,次の事項に配慮するものとする。
ア 倫理的諸価値に関する古今東西の先哲の思想を取り上げるに当たっては,原典の日本語訳,口語訳なども活用し,内容と関連が深く生徒の発達や学習の段階に適した代表的な先哲の言説などを扱うこと。また,生徒自らが人生観,世界観などを確立するための手掛かりを得ることができるよう学習指導の展開を...
イ 内容のAについては,次のとおり取り扱うものとすること。
(ア) 小学校及び中学校で習得した概念などに関する知識などを基に,「公共」で身に付けた選択・判断の手掛かりとなる考え方を活用し,哲学に関わる対話的な手法などを取り入れた活動を通して,生徒自らが,より深く思索するための概念や理論を理解できるようにし,Bの学習の基盤を養うよう指導するこ...
(イ) (1)のアの(ア)については,青年期の課題を踏まえ,人格,感情,認知,発達についての心理学の考え方についても触れること。
(ウ) (1)のアの(イ)については,人間の尊厳と生命への畏敬,自己実現と幸福などについて,古代ギリシアから近代までの思想,キリスト教,イスラーム,仏教,儒教などの基本的な考え方を代表する先哲の思想,芸術家とその作品を,倫理的な観点を明確にして取り上げること。
(エ) (1)のアの(ウ)については,民主社会における人間の在り方,社会参加と奉仕などについて,倫理的な観点を明確にして取り上げること。
(オ) (1)のアの(エ)については,自然と人間との関わり,世界を捉える知の在り方などについて,倫理的な観点を明確にして取り上げること。
(カ) (1)のアの(オ)については,古今東西の代表的な先哲の思想を取り上げ,人間をどのように捉え,どのように生きることを指し示しているかについて,自己の課題と結び付けて思索するために必要な技能を身に付けることができるよう指導すること。
(キ) (2)のアの(ア)については,古来の日本人の心情と考え方や代表的な日本の先哲の思想を手掛かりにして,自己の課題として学習し,国際社会に生きる日本人としての自覚を深めるよう指導すること。その際,伝統的な芸術作品,茶道や華道などの芸道などを取り上げ,理解を深めることができるよう...
(ク) (2)のアの(イ)については,古来の日本人の心情と考え方や代表的な日本の先哲の思想を取り上げ,それらが日本人の思想形成にどのような影響を及ぼしているかについて思索するために必要な技能を身に付けることができるよう指導すること。
ウ 内容のBについては,次のとおり取り扱うものとすること。
(ア) 小学校及び中学校で習得した概念などに関する知識などや,「公共」及びAで身に付けた選択・判断の手掛かりとなる先哲の思想などを基に,人間としての在り方生き方についての見方・考え方を働かせ,現実社会の倫理的諸課題について探究することができるよう指導すること。また,科目のまとめとし...
(イ) 生徒や学校,地域の実態などに応じて課題を選択し,主体的に探究する学習を行うことができるよう工夫すること。その際,哲学に関わる対話的な手法などを取り入れた活動を通して,人格の完成に向けて自己の生き方の確立を促し,他者と共に生きる主体を育むよう指導すること。
(ウ) (1)のアの「生命」については,生命科学や医療技術の発達を踏まえ,生命の誕生,老いや病,生と死の問題などを通して,生きることの意義について思索できるようにすること。「自然」については,人間の生命が自然の生態系の中で,植物や他の動物との相互依存関係において維持されており,調和...
(エ) (2)のアの「福祉」については,多様性を前提として,協働,ケア,共生といった倫理的な視点から福祉の問題を取り上げること。「文化と宗教」については,文化や宗教が過去を継承する人類の知的遺産であることを踏まえ,それらを尊重し,異なる文化や宗教をもつ人々を理解し,共生に向けて思索...