Advanced Classics

https://w3id.org/jp-cos/UpperSecondary/2018/国語/古典探究

Details

Course Of Study Revision
Upper Secondary School Curriculum Guideline 2018-03 Notification
Listing order of the course of study
6
Type of School
Upper Secondary School
Subject Name
Advanced Classics
こてんたんきゅう
古典探究
Source for the English name
Name for the source
Upper Secondary School Curriculum Guideline English Version (Tentative Translation) (2018-03)
Upper Secondary School Curriculum Guideline English Version (Tentative Translation) (2018-03)
高等学校学習指導要領英訳版(仮訳)(平成30年3月)
高等学校学習指導要領英訳版(仮訳)(平成30年3月)
Reference to a curriculum guideline
Upper Secondary School Curriculum Guideline 2018-03 Notification
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https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1417513.htm
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Type
Referrence for English name
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4th Digit Code of Course of Study Item
6
Fcode Correspond to 4th Digit Code of Course of Study Item
A6
Code of Subject
8416
Fcode of Subject
A8A4A1A6
Type
Subject

Referred resources

Referred to as 'has a subject' from:
Upper Secondary School Curriculum Guideline 2018-03 Notification
Japanese Language
Referred to as 'Subject' from:
第6 古典探究
1 目標 言葉による見方・考え方を働かせ,言語活動を通して,国語で的確に理解し効果的に表現する資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
(1) 生涯にわたる社会生活に必要な国語の知識や技能を身に付けるとともに,我が国の伝統的な言語文化に対する理解を深めることができるようにする。
(2) 論理的に考える力や深く共感したり豊かに想像したりする力を伸ばし,古典などを通した先人のものの見方,感じ方,考え方との関わりの中で伝え合う力を高め,自分の思いや考えを広げたり深めたりすることができるようにする。
(3) 言葉がもつ価値への認識を深めるとともに,生涯にわたって古典に親しみ自己を向上させ,我が国の言語文化の担い手としての自覚を深め,言葉を通して他者や社会に関わろうとする態度を養う。
2 内容
〔知識及び技能〕
(1) 言葉の特徴や使い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 古典に用いられている語句の意味や用法を理解し,古典を読むために必要な語句の量を増すことを通して,語感を磨き語彙を豊かにすること。
イ 古典の作品や文章の種類とその特徴について理解を深めること。
ウ 古典の文の成分の順序や照応,文章の構成や展開の仕方について理解を深めること。
エ 古典の作品や文章に表れている,言葉の響きやリズム,修辞などの表現の特色について理解を深めること。
(2) 我が国の言語文化に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 古典などを読むことを通して,我が国の文化の特質や,我が国の文化と中国など外国の文化との関係について理解を深めること。
イ 古典を読むために必要な文語のきまりや訓読のきまりについて理解を深めること。
ウ 時間の経過による言葉の変化や,古典が現代の言葉の成り立ちにもたらした影響について理解を深めること。
エ 先人のものの見方,感じ方,考え方に親しみ,自分のものの見方,感じ方,考え方を豊かにする読書の意義と効用について理解を深めること。
〔思考力,判断力,表現力等〕
A 読むこと
(1) 読むことに関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 文章の種類を踏まえて,構成や展開などを的確に捉えること。
イ 文章の種類を踏まえて,古典特有の表現に注意して内容を的確に捉えること。
ウ 必要に応じて書き手の考えや目的,意図を捉えて内容を解釈するとともに,文章の構成や展開,表現の特色について評価すること。
エ 作品の成立した背景や他の作品などとの関係を踏まえながら古典などを読み,その内容の解釈を深め,作品の価値について考察すること。
オ 古典の作品や文章について,内容や解釈を自分の知見と結び付け,考えを広げたり深めたりすること。
カ 古典の作品や文章などに表れているものの見方,感じ方,考え方を踏まえ,人間,社会,自然などに対する自分の考えを広げたり深めたりすること。
キ 関心をもった事柄に関連する様々な古典の作品や文章などを基に,自分のものの見方,感じ方,考え方を深めること。
ク 古典の作品や文章を多面的・多角的な視点から評価することを通して,我が国の言語文化について自分の考えを広げたり深めたりすること。
(2) (1)に示す事項については,例えば,次のような言語活動を通して指導するものとする。
ア 古典の作品や文章を読み,その内容や形式などに関して興味をもったことや疑問に感じたことについて,調べて発表したり議論したりする活動。
イ 同じ題材を取り上げた複数の古典の作品や文章を読み比べ,思想や感情などの共通点や相違点について論述したり発表したりする活動。
ウ 古典を読み,その語彙や表現の技法などを参考にして,和歌や俳諧,漢詩を創作したり,体験したことや感じたことを文語で書いたりする活動。
エ 古典の作品について,その内容の解釈を踏まえて朗読する活動。
オ 古典の作品に関連のある事柄について様々な資料を調べ,その成果を発表したり報告書などにまとめたりする活動。
カ 古典の言葉を現代の言葉と比較し,その変遷について社会的背景と関連付けながら古典などを読み,分かったことや考えたことを短い論文などにまとめる活動。
キ 往来物や漢文の名句・名言などを読み,社会生活に役立つ知識の文例を集め,それらの現代における意義や価値などについて随筆などにまとめる活動。
3 内容の取扱い
(1) 内容の〔知識及び技能〕に関する指導については,次の事項に配慮するものとする。
ア (2)のイの指導については,〔思考力,判断力,表現力等〕の「A読むこと」の指導に即して行い,必要に応じてある程度まとまった学習もできるようにすること。
(2) 内容の〔思考力,判断力,表現力等〕の「A読むこと」に関する指導については,次の事項に配慮するものとする。
ア 古文及び漢文の両方を取り上げるものとし,一方に偏らないようにすること。
イ 古典を読み深めるため,音読,朗読,暗唱などを取り入れること。
ウ 必要に応じて,古典の変遷を扱うこと。
(3) 教材については,次の事項に留意するものとする。
ア 内容の〔思考力,判断力,表現力等〕の「A読むこと」の教材は,古典としての古文及び漢文とし,日本漢文を含めるとともに,論理的に考える力を伸ばすよう,古典における論理的な文章を取り上げること。また,必要に応じて,近代以降の文語文や漢詩文,古典についての評論文などを用いることができる...
イ 内容の〔思考力,判断力,表現力等〕の「A読むこと」の(2)に掲げる言語活動が十分行われるよう教材を選定すること。
ウ 教材は,言語文化の変遷について理解を深める学習に資するよう,文章の種類,長短や難易などに配慮して適当な部分を取り上げること。