実際の指導においては,これらの人物を取り上げ,その働きを通して指導を行うことが適切であると考えられる。しかし,これらは例示として示しているものであり,指導のねらいを実現できるのであれば,例示した人物に代えて,他の人物を取り上げることも可能である。その際には,内容の取扱いの(2) ...

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1000892
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 実際の指導においては,これらの人物を取り上げ,その働きを通して指導を行うことが適切であると考えられる。しかし,これらは例示として示しているものであり,指導のねらいを実現できるのであれば,例示した人物に代えて,他の人物を取り上げることも可能である。その際には,内容の取扱いの(2) のアに示された精選の趣旨を踏まえるよう配慮する必要がある。
The target Course of Study item
ウ アの(ア)から(コ)までについては,例えば,次に掲げる人物を取り上げ,人物の働きを通して学習できるよう指導すること。
The referenced Course of Study item
(ア) 狩猟・採集や農耕の生活,古墳,大和朝廷(大和政権)による統一の様子を手掛かりに,むらからくにへと変化したことを理解すること。その際,神話・伝承を手掛かりに,国の形成に関する考え方などに関心をもつこと。
(イ) 大陸文化の摂取,大化の改新,大仏造営の様子を手掛かりに,天皇を中心とした政治が確立されたことを理解すること。
(ウ) 貴族の生活や文化を手掛かりに,日本風の文化が生まれたことを理解すること。
(エ) 源平の戦い,鎌倉幕府の始まり,元との戦いを手掛かりに,武士による政治が始まったことを理解すること。
(オ) 京都の室町に幕府が置かれた頃の代表的な建造物や絵画を手掛かりに,今日の生活文化につながる室町文化が生まれたことを理解すること。
(カ) キリスト教の伝来,織田《おだ》・豊臣《とよとみ》の天下統一を手掛かりに,戦国の世が統一されたことを理解すること。
(キ) 江戸幕府の始まり,参勤交代や鎖国などの幕府の政策,身分制を手掛かりに,武士による政治が安定したことを理解すること。
(ク) 歌舞伎や浮世絵,国学や蘭学《らんがく》を手掛かりに,町人の文化が栄え新しい学問がおこったことを理解すること。
(ケ) 黒船の来航,廃藩置県や四民平等などの改革,文明開化などを手掛かりに,我が国が明治維新を機に欧米の文化を取り入れつつ近代化を進めたことを理解すること。
(コ) 大日本帝国憲法の発布,日清《にっしん》・日露の戦争,条約改正,科学の発展などを手掛かりに,我が国の国力が充実し国際的地位が向上したことを理解すること。
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1000892
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