Home
About
日本語
Advanced Chemistry
https://w3id.org/jp-cos/UpperSecondary/2009/理科/化学
Home
Advanced Chemistry
Details
Course Of Study Revision
Upper Secondary School Curriculum Guideline 2009-03 Notification
Listing order of the course of study
26
Type of School
Upper Secondary School
Subject Name
Advanced Chemistry
かがく
化学
Source for the English name
Name for the source
Upper Secondary School Curriculum Guideline English Version (Tentative Translation) (2018-03)
Upper Secondary School Curriculum Guideline English Version (Tentative Translation) (2018-03)
高等学校学習指導要領英訳版(仮訳)(平成30年3月)
高等学校学習指導要領英訳版(仮訳)(平成30年3月)
Reference to a curriculum guideline
Upper Secondary School Curriculum Guideline 2018-03 Notification
Upper Secondary School Curriculum Guideline 2018-03 Notification
Related links
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1417513.htm
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1417513.htm
Type
Referrence for English name
Referrence for English name
4th Digit Code of Course of Study Item
5
Fcode Correspond to 4th Digit Code of Course of Study Item
A5
Code of Subject
7465
Fcode of Subject
A7A4A6A5
Type
Subject
Referred resources
Referred to as 'has a subject' from:
Upper Secondary School Curriculum Guideline 2009-03 Notification
Science
Referred to as 'Subject' from:
第5 化 学
1 目標 化学的な事物・現象に対する探究心を高め,目的意識をもって観察,実験などを行い,化学的に探究する能力と態度を育てるとともに,化学の基本的な概念や原理・法則の理解を深め,科学的な自然観を育成する。
2 内容
(1) 物質の状態と平衡 気体,液体,固体の性質を観察,実験などを通して探究し,物質の状態変化,状態間の平衡,溶解平衡及び溶液の性質について理解させるとともに,それらを日常生活や社会と関連付けて考察できるようにする。
ア 物質の状態とその変化
(ア) 状態変化 物質の沸点,融点を分子間力や化学結合と関連付けて理解すること。また,状態変化に伴うエネルギーの出入り及び状態間の平衡と温度や圧力との関係について理解すること。
(イ) 気体の性質 気体の体積と圧力や温度との関係を理解すること。
(ウ) 固体の構造 結晶格子の概念及び結晶の構造を理解すること。
イ 溶液と平衡
(ア) 溶解平衡 溶解の仕組みを理解すること。また,溶解度を溶解平衡と関連付けて理解すること。
(イ) 溶液とその性質 身近な現象を通して溶媒と溶液の性質の違いを理解すること。
ウ 物質の状態と平衡に関する探究活動 物質の状態と平衡に関する探究活動を行い,学習内容の理解を深めるとともに,化学的に探究する能力を高めること。
(2) 物質の変化と平衡 化学反応に伴うエネルギーの出入り,反応速度及び化学平衡を観察,実験などを通して探究し,化学反応に関する概念や法則を理解させるとともに,それらを日常生活や社会と関連付けて考察できるようにする。
ア 化学反応とエネルギー
(ア) 化学反応と熱・光 化学反応における熱及び光の発生や吸収は,反応の前後における物質のもつ化学エネルギーの差から生じることを理解すること。
(イ) 電気分解 外部から加えた電気エネルギーによって,電極で酸化還元反応が起こることを理解すること。また,その反応に関与した物質の変化量と電気量との関係を理解すること。
(ウ) 電池 電池は,酸化還元反応によって電気エネルギーを取り出す仕組みであることを理解すること。
イ 化学反応と化学平衡
(ア) 反応速度 反応速度の表し方及び反応速度に影響を与える要因を理解すること。
(イ) 化学平衡とその移動 可逆反応,化学平衡及び化学平衡の移動を理解すること。
(ウ) 電離平衡 水のイオン積,pH及び弱酸や弱塩基の電離平衡について理解すること。
ウ 物質の変化と平衡に関する探究活動 物質の変化と平衡に関する探究活動を行い,学習内容の理解を深めるとともに,化学的に探究する能力を高めること。
(3) 無機物質の性質と利用 無機物質の性質や反応を観察,実験などを通して探究し,元素の性質が周期表に基づいて整理できることを理解させるとともに,それらを日常生活や社会と関連付けて考察できるようにする。
ア 無機物質
(ア) 典型元素 典型元素の単体と化合物の性質や反応を周期表と関連付けて理解すること。
(イ) 遷移元素 遷移元素の単体と化合物の性質や反応について理解すること。
イ 無機物質と人間生活
(ア) 無機物質と人間生活 無機物質が,その特徴を生かして人間生活の中で利用されていることを理解すること。
ウ 無機物質の性質と利用に関する探究活動 無機物質の性質と利用に関する探究活動を行い,学習内容の理解を深めるとともに,化学的に探究する能力を高めること。
(4) 有機化合物の性質と利用 有機化合物の性質や反応を観察,実験などを通して探究し,有機化合物の分類と特徴を理解させるとともに,それらを日常生活や社会と関連付けて考察できるようにする。
ア 有機化合物
(ア) 炭化水素 脂肪族炭化水素の性質や反応を構造と関連付けて理解すること。
(イ) 官能基をもつ化合物 官能基をもつ脂肪族化合物の性質や反応について理解すること。
(ウ) 芳香族化合物 芳香族化合物の構造,性質及び反応について理解すること。
イ 有機化合物と人間生活
(ア) 有機化合物と人間生活 有機化合物が,その特徴を生かして人間生活の中で利用されていることを理解すること。
ウ 有機化合物の性質と利用に関する探究活動 有機化合物の性質と利用に関する探究活動を行い,学習内容の理解を深めるとともに,化学的に探究する能力を高めること。
(5) 高分子化合物の性質と利用 高分子化合物の性質や反応を観察,実験などを通して探究し,合成高分子化合物と天然高分子化合物の特徴を理解させるとともに,それらを日常生活や社会と関連付けて考察できるようにする。
ア 高分子化合物
(ア) 合成高分子化合物 合成高分子化合物の構造,性質及び合成について理解すること。
(イ) 天然高分子化合物 天然高分子化合物の構造や性質について理解すること。
イ 高分子化合物と人間生活
(ア) 高分子化合物と人間生活 高分子化合物が,その特徴を生かして人間生活の中で利用されていることを理解すること。
ウ 高分子化合物の性質と利用に関する探究活動 高分子化合物の性質と利用に関する探究活動を行い,学習内容の理解を深めるとともに,化学的に探究する能力を高めること。
3 内容の取扱い
(1) 内容の構成及びその取扱いに当たっては,次の事項に配慮するものとする。
ア 「化学基礎」との関連を考慮しながら,化学の基本的な概念の形成を図るとともに,化学的に探究する方法の習得を通して,科学的な思考力,判断力及び表現力を育成すること。
イ 「探究活動」においては,「化学基礎」の3の(1)のイと同様に取り扱うこと。
(2) 内容の範囲や程度については,次の事項に配慮するものとする。
ア 内容の(1)のアの(ア)については,融解熱や蒸発熱を扱うこと。「状態間の平衡」については,気液平衡や蒸気圧を扱うこと。(イ)については,ボイル・シャルルの法則や理想気体の状態方程式を扱うこと。その際,分子量測定にも触れること。また,混合気体,分圧の法則及び実在気体も扱うこと。(...
イ 内容の(2)のアの(ア)については,熱化学方程式やヘスの法則を扱うこと。また,結合エネルギーにも触れること。(イ)については,水溶液の電気分解を中心に扱うこと。(ウ)については,水の電気分解の逆反応を用いた電池を扱うこと。また,ダニエル電池や代表的な実用電池の反応にも触れること...
ウ 内容の(3)のアの(ア)については,各族の代表的な元素の単体と化合物を扱うこと。(イ)については,クロム,マンガン,鉄,銅,銀及びそれらの化合物を扱うこと。 イの(ア)については,アで取り上げた物質のほか,人間生活に利用されている代表的な金属,セラミックスなどを扱うこと。
エ 内容の(4)のアの(イ)については,アルコール,エーテル,カルボニル化合物,カルボン酸,エステルなどを取り上げ,それらの性質は炭素骨格及び官能基により特徴付けられることを扱うこと。また,光学異性体にも触れること。(ウ)については,芳香族炭化水素,フェノール類,芳香族カルボン酸,...
オ 内容の(5)のアの(ア)については,代表的な合成繊維及びプラスチックを扱うこと。その際,合成高分子化合物の開発の歴史にも触れること。(イ)については,繊維や食物を構成している代表的な天然高分子化合物を扱うこと。また,核酸の構造にも触れること。 イの(ア)については,高分子化合...