(ア) 狩猟・採集や農耕の生活,古墳,大和朝廷(大和政権)による統一の様子を手掛かりに,むらからくにへと変化したことを理解すること。その際,神話・伝承を手掛かりに,国の形成に関する考え方などに関心をもつこと。

https://w3id.org/jp-cos/8220263211000000

詳細情報

学習指導要領コード
8220263211000000
学習指導要領テキスト
(ア) 狩猟・採集や農耕の生活,古墳,大和朝廷(大和政権)による統一の様子を手掛かりに,むらからくにへと変化したことを理解すること。その際,神話・伝承を手掛かりに,国の形成に関する考え方などに関心をもつこと。
節番号(階層)
第1章 / 第2章 / 第2節 / 第2 / 〔第6学年〕 / 2 / (2) / ア / (ア)
学習指導要領解説へのリンク
https://www.mext.go.jp/content/20230308-mxt_kyoiku02-100002607_003.pdf#page=114
学校種別
小学校
教科等
社会
学年
6
大項目
目標及び内容(大項目)
項目
内容
節番号
(ア)
テキスト
狩猟・採集や農耕の生活,古墳,大和朝廷(大和政権)による統一の様子を手掛かりに,むらからくにへと変化したことを理解すること。その際,神話・伝承を手掛かりに,国の形成に関する考え方などに関心をもつこと。
告示時期
平成29~31年 告示
学習指導要領
小学校学習指導要領 2017年3月 告示
学習指導要領(一部改正情報)
小学校学習指導要領 2017年3月 告示
改正情報
一部改正なし
出典
【82V11】小学校学習指導要領コード 平成29年告示:バージョン1.1 (令和3年8月20日公表)
項番
項番
1560
出典
【82V11】小学校学習指導要領コード 平成29年告示:バージョン1.1 (令和3年8月20日公表)
Type
項番
F学習指導要領コード
A8A2A2A0A2A6A3A2A1A1A0A0A0A0A0A0
Type
学習指導要領の細目

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被参照情報

'子'としての参照元:
ア 次のような知識及び技能を身に付けること。その際,我が国の歴史上の主な事象を手掛かりに,大まかな歴史を理解するとともに,関連する先人の業績,優れた文化遺産を理解すること。
'参照した学習指導要領細目'としての参照元:
 内容の取扱いの(2) のアは,小学校の歴史学習における配慮事項を示したものである。小学校の歴史学習は,人物の働きや代表的な文化遺産を中心として学習することとしている。児童にとっては我が国の歴史を初めて学習することから,児童の興味・関心を踏まえて,取り上げる人物や文化遺産を精選する...
 指導計画を作成する際には,例えば,(ア)から(サ)までに示された歴史上の事象の中で重点的に扱うものと関連的に扱うものを明確にして授業時間の掛け方に軽重を付けるなど,歴史上の主な事象の取り上げ方を工夫し,小学校の歴史学習に関する目標や内容が一層効果的に実現できるようにすることが大切...
 実際の指導に当たっては,内容の(2) の(ア)から(サ)までに示された歴史上の主な事象に対応する人物の働きや代表的な文化遺産を取り上げるとともに,重点的に扱う歴史的事象やそれに対応する人物などについては,資料の数や扱う授業時間数に軽重を付けるなど,指導の重点の置き方に工夫を加え,...
 内容の取扱いの(2) のイは,代表的な文化遺産を通して歴史学習を進める上で,内容の(2) の(ア)から(サ)に示した歴史上の主な事象に関連して,取り上げる文化遺産の範囲を例示したものである。
 「重要文化財」とは,国内の建造物,美術工芸品等の文化財の中から国によって指定されたものであり,「国宝」とは,重要文化財のうち,学術的に価値が極めて高く,かつ代表的なものとして指定されたものである。「世界文化遺産」とは,ユネスコによって世界遺産リストに登録された遺跡や景観,自然など...
 ここでは歴史上の主な事象と関連の深い国宝,重要文化財,世界文化遺産などの中から適切なものを取り上げ,我が国の代表的な文化遺産を通して学習が具体的に展開できるよう配慮する必要がある。なお,地域の実態を生かし,歴史上の主な事象に対する関心や理解を深める観点から,自分たちの住む県や市に...
 実際の指導においては,取り上げた文化遺産を通して,それらが我が国の先人の工夫や努力によって生み出されたものであることや,自分たちの祖先によって現在まで大切に受け継がれてきたこと,それらは我が国の伝統や文化の特色や現在の自分たちの生活や文化の源流などを考える上で欠かすことのできない...
 内容の取扱いの(2) のウは,人物の働きを中心とした学習を進める上で,内容の(2)の(ア)から(コ)に示した歴史上の主な事象との関連を考慮して,取り上げる人物を例示したものである。
 具体的には,歴史学習の(ア)から(コ)までの10 項目に示した歴史的事象に関連して,国家及び社会の発展に大きな働きをした代表的な人物を,政治,文化などの分野から取り上げて,合計42 名を例示している。
 実際の指導においては,これらの人物を取り上げ,その働きを通して指導を行うことが適切であると考えられる。しかし,これらは例示として示しているものであり,指導のねらいを実現できるのであれば,例示した人物に代えて,他の人物を取り上げることも可能である。その際には,内容の取扱いの(2) ...
 内容の取扱いの(2) のエは,内容の(2) の(ア)において,「神話・伝承」について指導する際の出典の範囲及びそれの取り上げ方を示したものである。
 ここで取り上げる「神話・伝承」については,「古事記,日本書紀,風土記など」の中から,国の形成に関する考えを学習する上で適切なものを取り上げることを示している。
 古事記,日本書紀,風土記などには,国が形成されていく過程に関する考え方をくみ取ることのできる,高天原たかまのはら神話,天孫降臨,出雲国譲り, 神武天皇の東征の物語,九州の豪族や関東などを平定した日本武尊やまとたけるの...
 ここでの指導に当たっては,これらの神話・伝承の中から児童が興味や関心をもつことのできるものを取り上げ,国の形成に関する当時の人々の考え方などに関心をもつように指導することが大切である。
ア アの(ア)から(サ)までについては,児童の興味・関心を重視し,取り上げる人物や文化遺産の重点の置き方に工夫を加えるなど,精選して具体的に理解できるようにすること。その際,アの(サ)の指導に当たっては,児童の発達の段階を考慮すること。
イ アの(ア)から(サ)までについては,例えば,国宝,重要文化財に指定されているものや,世界文化遺産に登録されているものなどを取り上げ,我が国の代表的な文化遺産を通して学習できるように配慮すること。
ウ アの(ア)から(コ)までについては,例えば,次に掲げる人物を取り上げ,人物の働きを通して学習できるよう指導すること。
卑弥呼《ひみこ》
聖徳太子《しょうとくたいし》
小野妹子《おののいもこ》
中大兄皇子《なかのおおえのおうじ》
中臣鎌足《なかとみのかまたり》
聖武《しょうむ》天皇
行基《ぎょうき》
鑑真《がんじん》
藤原道長《ふじわらのみちなが》
紫式部《むらさきしきぶ》
清少納言《せいしょうなごん》
平清盛《たいらのきよもり》
源頼朝《みなもとのよりとも》
源義経《みなもとのよしつね》
北条時宗《ほうじょうときむね》
足利義満《あしかがよしみつ》
足利義政《あしかがよしまさ》
雪舟《せっしゅう》
ザビエル
織田信長《おだのぶなが》
豊臣秀吉《とよとみひでよし》
徳川家康《とくがわいえやす》
徳川家光《とくがわいえみつ》
近松門左衛門《ちかまつもんざえもん》
歌川広重《うたがわひろしげ》
本居宣長《もとおりのりなが》
杉田玄白《すぎたげんぱく》
伊能忠敬《いのうただたか》
ペリー
勝海舟《かつかいしゅう》
西郷隆盛《さいごうたかもり》
大久保利通《おおくぼとしみち》
木戸孝允《きどたかよし》
明治天皇
福沢諭吉《ふくざわゆきち》
大隈重信《おおくましげのぶ》
板垣退助《いたがきたいすけ》
伊藤博文《いとうひろぶみ》
陸奥宗光《むつむねみつ》
東郷平八郎《とうごうへいはちろう》
小村寿太郎《こむらじゅたろう》
野口英世《のぐちひでよ》
エ イの(ア)の「国会」について,国民との関わりを指導する際には,各々の国民の祝日に関心をもち,我が国の社会や文化における意義を考えることができるよう配慮すること。
'対象となる学習指導要領細目'としての参照元:
 我が国の歴史上の主な事象に関する内容については,アの(ア)から(サ)までの各項目とアの(シ)及びイの(ア)を,それぞれ関連付けて指導する。例えば,世の中の様子,人物の働きや代表的な文化遺産などに着目して,遺跡や文化財,地図や年表などの資料で調べ,まとめ,我が国の歴史上の主な...
 アの前文及び(ア)から(サ)までは,知識に関わる事項である。
 前文では,歴史学習全体を通して,我が国の歴史の進展に大きな影響を与えた(ア)から(サ)までの代表的な歴史上の事象を手掛かりに,我が国が歩んできた大まかな歴史を理解するとともに,それらの事象に関連する先人の業績,優れた文化遺産を理解することである。
 我が国の歴史上の主な事象を手掛かりにするとは,(ア)から(サ)までに示されている各時代の典型的な歴史上の事象や関連する人物,代表的な文化遺産についての知識を習得し,その知識を基に考えるようにすることである。
大まかな歴史を理解することとは,政治の中心地や世の中の様子によって分けたいくつかの時期における世の中の動きを人物の業績や優れた文化遺産を通して捉え,我が国が歩んできた歴史を大まかに理解することである。従って,小学校では歴史を通史として事象を網羅的に取り扱うものではない...
 関連する先人の業績,優れた文化遺産を理解することとは,我が国が歩んできた歴史の中で,その時期の世の中の様子を形づくったり,国家や社会の変化に大きな影響を及ぼしたりした先人の働きとともに,各時代の人々によって生み出され,今日まで保存・保護されてきた文化遺産の大切さを理...
 また,人物の働きや代表的な文化遺産を中心とした学習の効果を高めるためには,内容のアの(ア)から(サ)までに示した事象を取り扱う授業時数に軽重を付けるなど,単元の構成を工夫する必要がある。
 この内容は,「くに」としての我が国の歴史が形づくられるまでの学習で身に付ける事項を示している。ここでは,狩猟・採集や農耕の生活,古墳,大和朝廷(大和政権)による統一の三つの事象を取り上げる。
 アの(ア)は,知識に関わる事項である。
 狩猟・採集や農耕の生活については,貝塚や集落跡などの遺跡,土器などの遺物や,水田跡の遺跡や農具などの当時の遺物が残されていること,日本列島では長い期間,豊かな自然の中で狩猟や採集の生活が営まれていたこと,大陸から稲作が伝えられ農耕が始まると,人々は耕地の近くに定住し...
 古墳については,古墳の規模やその出土品,古墳の広がりなどが分かることである。
 大和朝廷(大和政権)による統一の様子については,各地に支配者が現れ,有力豪族を中心とした大和朝廷によって大和地方を中心とした地域の統一が進められたことなどが分かることである。なお,大和朝廷については,その成立や展開の時期を広く捉える観点から大和政権とも呼ばれているこ...
 これらのことを手掛かりに,世の中の様子がむらからくにへと変化したことを理解できるようにする。
 その際,神話・伝承を手掛かりに,国の形成に関する考え方などに関心をもつこととは,国の形成や地域の統一の様子を物語る神話・伝承を取り上げ,当時の人々のものの見方や考え方に関心をもつようにすることを意味している。神話・伝承には,児童が興味をもちやすい物語が多く見られ,そ...
 アの(シ)は,技能に関わる事項である。
 例えば,貝塚や集落跡などの遺跡,土器などの遺物について,地域にある博物館や資料館などを利用して調べたり,身近な地域に残されている古墳を観察・見学したり,当時の様子や人物の働きなどを資料で調べたりして,年表などにまとめることなどが考えられる。ここでは,博物館や資料館などを見学して適...
 イの(ア)は,「思考力,判断力,表現力等」に関わる事項である。
 ここでは,社会的事象の見方・考え方を働かせ,例えば,人々はどのような生活をしていたか,世の中の様子はどのように変わったか,どのように力を伸ばし国を治めたかなどの問いを設けて,狩猟・採集の生活や農耕が始まった頃の生活の様子,古墳の出現と広がり,大和朝廷(大和政権)の支配の広がりにつ...
 実際の指導に当たっては,例えば,遺跡や遺物などを調べて,狩猟・採集や農耕の生活をしていたころの人々の生活や社会の様子を考える学習,卑弥呼ひみこが治めたと言われる邪馬台国やまたいこくの様子を想像...
 この内容は,京都に都が置かれた頃の貴族の生活や文化についての学習で身に付ける事項を示している。