外国語

https://w3id.org/jp-cos/LowerSecondaryDeptSNES-Intellectual/2017/外国語

詳細情報

学習指導要領(一部改正情報)
特別支援学校小学部・中学部学習指導要領 2017年4月 告示
学習指導要領掲載順
20
障害分類
知的
学校種別
特別支援学校中学部
教科名
Foreign Languages
がいこくご
外国語
学習指導要領コード3桁目
H
学習指導要領コード3桁目に対応するFコード
UH
教科コード
8AH
F教科コード
A8UAUH
科目がある
その他の外国語
英語
Type
教科等

被参照情報

'関係がある'としての参照元:
外国語
'教科がある'としての参照元:
特別支援学校小学部・中学部学習指導要領 2017年4月 告示
'教科等'としての参照元:
〔外国語〕
1 目標 外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ,外国語の音声や基本的な表現に触れる活動を通して,コミュニケーションを図る素地となる資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
(1) 外国語を用いた体験的な活動を通して,身近な生活で見聞きする外国語に興味や関心をもち,外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しむようにする。
(2) 身近で簡単な事柄について,外国語で聞いたり話したりして自分の考えや気持ちなどを伝え合う力の素地を養う。
(3) 外国語を通して,外国語やその背景にある文化の多様性を知り,相手に配慮しながらコミュニケーションを図ろうとする態度を養う。
2 内容
〔英語〕
〔知識及び技能〕
(1) 英語の特徴等に関する事項 実際に英語を用いた場面や状況等における言語活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 英語の音声や基本的な表現に慣れ親しむこと
(ア) 英語の音声を聞き,真似て声を出したり,話したりしようとすること。
(イ) 英語の音声や文字も,事物の内容を表したり,要件を伝えたりなどの働きがあることを感じ取ること。
(ウ) 基本的な表現や語句が表す内容を知り,それらを使うことで相手に伝わることを感じ取ること。
イ 日本と外国の言語や文化に慣れ親しむこと。
(ア) 体験的な活動を通して,日本と外国との生活,習慣,行事などの違いを知ること。
(イ) 対話的な活動を通して,相手の発言をよく聞こうとしたり,相づちや表情,ジェスチャーなどで応じようとしたりすること。
〔思考力,判断力,表現力等〕
(2) 情報を整理し,表現したり,伝え合ったりすることに関する事項 具体的な課題等を設定し,コミュニケーションを行う目的や場面,状況などに応じて情報や考えなどを表現することを通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 日常生活に関する簡単な事柄について,伝えたいことを考え,簡単な語などや基本的な表現を使って伝え合うこと。
イ 日常生活に関する簡単な事柄について,自分の考えや気持ちなどが伝わるよう,工夫して質問をしたり,質問に答えたりすること。
(3) 言語活動及び言語の働きに関する事項
① 言語活動に関する事項 (2)に示す事項については,(1)に示す事項を活用して,例えば,次のような言語活動を通して指導する。
ア 聞くこと
(ア) 文字の発音を聞いて文字と結び付ける活動。
(イ) 身近で具体的な事物に関する簡単な英語を聞き,それが表す内容をイラストや写真と結び付ける活動。
(ウ) 挨拶や簡単な指示に応じる活動。
イ 話すこと[発表]
(ア) 自分の名前,年齢,好みなどを簡単な語などや基本的な表現を用いて表現する活動。
(イ) 身近で具体的な事物の様子や状態を簡単な語などや基本的な表現, ジェスチャーを用いて表現する活動。
ウ 話すこと[やり取り]
(ア) 簡単な挨拶をし合う活動。
(イ) 自分のことについて,具体物などを相手に見せながら,好みや要求などの自分の考えや気持ちを伝え合う活動。
(ウ) ゆっくり話される簡単な質問に,英語の語など又は身振りや動作などで応じる活動。
エ 書くこと
(ア) 身近な事物を表す文字を書く活動。
(イ) 例示を見ながら自分の名前を書き写す活動。
オ 読むこと
(ア) 身の回りで使われている文字や単語を見付ける活動。
(イ) 日本の人の名前や地名の英語表記に使われている文字を読む活動。
② 言語の働きに関する事項 言語活動を行うに当たり,主として次に示すような言語の使用場面や言語の働きを取り上げるようにする。
ア 言語の使用場面の例
(ア) 特有の表現がよく使われる場面
㋐ 挨拶をする
㋑ 自己紹介をする
㋒ 買物をする
㋓ 食事をする など
(イ) 生徒の身近な暮らしに関わる場面
㋐ ゲーム
㋑ 歌やダンス
㋒ 学校での学習や活動
㋓ 家庭での生活 など
イ 言語の働きの例
(ア) コミュニケーションを円滑にする
㋐ 挨拶をする
㋑ 相づちを打つ
(イ) 気持ちを伝える
㋐ 礼を言う
㋑ 褒める
(ウ) 相手の行動を促す
㋐ 質問する
〔その他の外国語〕 その他の外国語については,外国語の2の内容の〔英語〕に準じて指導を行うものとする。
3 指導計画の作成と内容の取扱い
(1) 外国語科においては,英語を履修させることを原則とすること。
(2) 指導計画の作成に当たっては,次の事項に配慮するものとする。
ア 単元など内容や時間のまとまりを見通して,その中で育む資質・能力の育成に向けて,生徒の主体的・対話的で深い学びの実現を図るようにすること。その際,具体的課題等を設定し,生徒が外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせながら,コミュニケーションの目的や場面,状況など...
イ これまでに学習した外国語活動との関連に留意して,指導計画を適切に作成すること。
ウ 外国語科を設ける場合は,生徒の障害の状態や実態に応じて,指導目標を適切に定め,3年間を通して外国語科の目標の実現を図るようにすること。また,高等部における指導との接続に配慮すること。
エ 指導内容や活動については,生徒の興味や関心,経験などに合ったものとし,国語科や音楽科,美術科などの他教科等で生徒が学習したことを活用するなどの工夫により,指導の効果を高めるようにすること。
オ 学級担任の教師又は外国語を担当する教師が指導計画を作成し,授業を実施するに当たっては,ネイティブ・スピーカーや英語が堪能な地域人材などの協力を得る等,指導体制等の充実を図るとともに,指導方法を工夫すること。
カ 外国語を通して他者とコミュニケーションを図ることの必要性や楽しさを味わうことができるよう工夫すること。
(3) 2の内容の取扱いについては,次の事項に配慮するものとする。
ア 言語材料については,生徒に身近でなじみのある簡単なものから扱うようにするとともに,語,連語及び慣用表現については活用頻度の高いものを用い,必要に応じて繰り返し活用しながら体験的な理解を図るようにすること。
イ 2の内容のうち,主として言語や文化に関する内容の指導については, 言語活動との関連を図るようにすること。その際,日本語と外国語との違いに生徒が気付くなど体験的な理解を図ることとし,指導内容が必要以上に細部にわたったり,形式的になったりしないようにすること。
ウ 生徒の実態や教材の内容などに応じて,情報機器等を有効に活用し適切な言語材料を十分に提供できるようにすること。