音楽

https://w3id.org/jp-cos/UpperSecondaryDeptSNES-Intellectual/2019/音楽

詳細情報

学習指導要領(一部改正情報)
特別支援学校高等部学習指導要領 2019年2月 告示
学習指導要領掲載順
19
障害分類
知的
学校種別
特別支援学校高等部
教科名
Music
おんがく
音楽
英語表記出典
英語表記出典の名称
Elementary School Curriculum Guideline English Version (Tentative Translation) (2008-03)
Elementary School Curriculum Guideline English Version (Tentative Translation) (2008-03)
小学校学習指導要領英訳版(仮訳)(平成20年3月)
小学校学習指導要領英訳版(仮訳)(平成20年3月)
対応学習指導要領
小学校学習指導要領 2008年3月 告示
小学校学習指導要領 2008年3月 告示
関連リンク
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/eiyaku/1261037.htm
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/eiyaku/1261037.htm
Type
英語表記の出典
英語表記の出典
学習指導要領コード3桁目
8
学習指導要領コード3桁目に対応するFコード
A8
教科コード
8G8
F教科コード
A8UGA8
Type
教科等

被参照情報

'関係がある'としての参照元:
音楽
'教科がある'としての参照元:
特別支援学校高等部学習指導要領 2019年2月 告示
'教科等'としての参照元:
〔音楽〕
1 目標 表現及び鑑賞の幅広い活動を通して,音楽的な見方・考え方を働かせ,生活や社会の中の音や音楽,音楽文化と豊かに関わる資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
(1) 曲想と音楽の構造などとの関わり及び音楽の多様性について理解するとともに,創意工夫を生かした音楽表現をするために必要な技能を身に付けるようにする。
(2) 音楽表現を創意工夫することや,音楽を自分なりに評価しながらよさや美しさを味わって聴くことができるようにする。
(3) 音楽活動の楽しさを体験することを通して,音楽を愛好する心情と音楽に対する感性を育むとともに,音楽に親しんでいく態度を養い,豊かな情操を培う。
2 各段階の目標及び内容
○1段階
(1) 目標
ア 曲想と音楽の構造などとの関わりについて理解するとともに,創意工夫を生かした音楽表現をするために必要な歌唱,器楽,創作,身体表現の技能を身に付けるようにする。
イ 音楽表現を創意工夫することや,音楽のよさや美しさを自分なりに見いだしながら音楽を味わって聴くことができるようにする。
ウ 主体的・協働的に表現及び鑑賞の学習に取り組み,音楽活動の楽しさを体験することを通して,音楽文化に親しみ,音楽経験を生かして生活を明るく豊かなものにしていく態度を養う。
(2) 内容
A 表現
ア 歌唱の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 歌唱表現についての知識や技能を得たり生かしたりしながら,歌唱表現を創意工夫すること。
(イ) 次の㋐及び㋑について理解すること。
㋐ 曲想と音楽の構造や歌詞の内容との関わり
㋑ 声の音色や響きと発声との関わり
(ウ) 創意工夫を生かした表現をするために必要な次の㋐から㋒までの技能を身に付けること。
㋐ 範唱を聴いたり,ハ長調及びイ短調の楽譜を見たりして歌う技能
㋑ 呼吸及び発音の仕方に気を付けて,自然で無理のない,響きのある歌い方で歌う技能
㋒ 互いの歌声や副次的な旋律,伴奏を聴いて,声を合わせて歌う技能
イ 器楽の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 器楽表現についての知識や技能を得たり生かしたりしながら,器楽表現を創意工夫すること。
(イ) 次の㋐及び㋑について理解すること。
㋐ 曲想と音楽の構造との関わり
㋑ 多様な楽器の音色と演奏の仕方との関わり
(ウ) 創意工夫を生かした表現をするために必要な次の㋐から㋒までの技能を身に付けること。
㋐ 範奏を聴いたり,ハ長調及びイ短調の楽譜を見たりして演奏する技能
㋑ 音色や響きに気を付けて,旋律楽器及び打楽器を演奏する技能
㋒ 各声部の楽器の音や伴奏を聴いて,音を合わせて演奏する技能
ウ 創作の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 創作表現についての知識や技能を得たり生かしたりしながら,創作表現を創意工夫すること。
(イ) 次の㋐及び㋑について,それらが生み出す面白さなどと関わらせて理解すること。
㋐ いろいろな音の響きやそれらの組合せの特徴
㋑ 音やフレーズのつなげ方や重ね方の特徴
(ウ) 創意工夫を生かした表現で旋律や音楽をつくるために必要な,課題や条件に沿った音の選択や組合せなどの技能を身に付けること。
エ 身体表現の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 身体表現についての知識や技能を得たり生かしたりしながら,身体表現を創意工夫すること。
(イ) 次の㋐及び㋑について理解すること。
㋐ 曲想と音楽の構造との関わり
㋑ 曲想と体の動きとの関わり
(ウ) 創意工夫を生かした表現をするために必要な次の㋐から㋒までの技能を身に付けること。
㋐ 曲の速度やリズム,曲想に合わせて表現する技能
㋑ 設定した条件に基づいて,様々な動きを組み合わせてまとまりのある表現をする技能
㋒友達と動きを組み合わせて表現をする技能
B 鑑賞
ア 鑑賞の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 鑑賞についての知識を得たり生かしたりしながら,曲や演奏のよさなどを見いだし,曲全体を味わって聴くこと。
(イ) 曲想及びその変化と,音楽の構造との関わりについて理解すること。
○2段階
(1) 目標
ア 曲想と音楽の構造や背景などとの関わり及び音楽の多様性について理解するとともに,創意工夫を生かした音楽表現をするために必要な歌唱,器楽,創作,身体表現の技能を身に付けるようにする。
イ 音楽表現を創意工夫することや,音楽を自分なりに評価しながらよさや美しさを味わって聴くことができるようにする。
ウ 主体的・協働的に表現及び鑑賞の学習に取り組み,音楽活動の楽しさを体験することを通して,音楽文化に親しむとともに,音楽によって生活を明るく豊かなものにしていく態度を養う。
(2) 内容
A 表現
ア 歌唱の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 歌唱表現についての知識や技能を得たり生かしたりしながら,歌唱表現を創意工夫すること。
(イ) 次の㋐及び㋑について理解すること。
㋐ 曲想と音楽の構造や歌詞の内容との関わり
㋑ 声の音色や響き及び言葉の特性と発声との関わり
(ウ) 創意工夫を生かした表現をするために必要な次の㋐及び㋑の技能を身に付けること。
㋐ 創意工夫を生かした表現で歌うために必要な発声,言葉の発音, 身体の使い方などの技能
㋑ 創意工夫を生かし,全体の響きや各声部の声などを聴きながら, 他者と合わせて歌う技能
イ 器楽の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 器楽表現についての知識や技能を得たり生かしたりしながら,器楽表現を創意工夫すること。
(イ) 次の㋐及び㋑について理解すること。
㋐ 曲想と音楽の構造との関わり
㋑ 多様な楽器の音色や響きと演奏の仕方との関わり
(ウ) 創意工夫を生かした表現をするために必要な次の㋐及び㋑の技能を身に付けること。
㋐ 創意工夫を生かした表現で演奏するために必要な奏法,身体の使い方などの技能
㋑ 創意工夫を生かし,全体の響きや各声部の音などを聴きながら, 他者と合わせて演奏する技能
ウ 創作の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 創作表現についての知識や技能を得たり生かしたりしながら,創作表現を創意工夫すること。
(イ) 次の㋐及び㋑について,表したいイメージと関わらせて理解すること。
㋐ 音のつながり方の特徴
㋑ 音素材の特徴及び音の重なり方や反復,変化,対照などの構成上の特徴
(ウ) 創意工夫を生かした表現で旋律や音楽をつくるために必要な,課題や条件に沿った音の選択や組合せなどの技能を身に付けること。
エ 身体表現の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 身体表現についての知識や技能を得たり生かしたりしながら,身体表現を創意工夫すること。
(イ) 次の㋐及び㋑について理解すること。
㋐ 曲想と音楽の構造との関わり
㋑ 曲想や音楽の構造と体の動きとの関わり
(ウ) 創意工夫を生かした表現をするために必要な次の㋐から㋒までの技能を身に付けること。
㋐ 曲の速度やリズム,曲想に合わせて表現する技能
㋑ 設定した条件に基づいて,様々な動きを組み合わせたり,即興的に動いたりしてまとまりのある表現をする技能
㋒ 友達と動きを組み合わせたり,即興的に表現したりする技能
B 鑑賞
ア 鑑賞の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 鑑賞についての知識を得たり生かしたりしながら,曲や演奏のよさなどについて自分なりに考え,曲全体を味わって聴くこと。
(イ) 次の㋐及び㋑について理解すること。
㋐ 曲想及びその変化と,音楽の構造との関わり
㋑ 音楽の特徴とその背景となる文化や歴史などとの関わり
〔共通事項〕
(1) 1段階と2段階の「A表現」及び「B鑑賞」の指導を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 音楽を形づくっている要素や要素同士の関連を知覚し,それらの働きが生み出す特質や雰囲気を感受しながら,知覚したことと感受したこととの関わりについて考えること。
イ 音楽を形づくっている要素及びそれらに関わる用語や記号などについて,音楽における働きと関わらせて理解すること。
3 指導計画の作成と内容の取扱い
(1) 指導計画の作成に当たっては,次の事項に配慮するものとする。
ア 題材など内容や時間のまとまりを見通して,その中で育むべき資質・能力の育成に向けて,生徒の主体的・対話的で深い学びの実現を図るようにすること。その際,音楽的な見方・考え方を働かせ,他者と協働しながら, 音楽表現を生み出したり音楽を聴いてそのよさなどを見いだしたりするなど,思考,...
イ 2の各段階の内容の「A表現」のアからエまでの指導については,(ア)及び(イ)の各事項を,「B鑑賞」のアの指導については,ア及びイの各事項を, 適切に関連させて指導すること。
ウ 2の各段階の内容の〔共通事項〕は,表現及び鑑賞の学習において共通に必要となる資質・能力であり,「A表現」及び「B鑑賞」の各事項の指導と併せて,十分な指導が行われるよう工夫すること。
エ 2の各段階の内容の「A表現」のアからエまで及び「B鑑賞」のアの指導については,適宜,〔共通事項〕を要として各領域や分野の関連を図るようにすること。
オ 国歌「君が代」は,時期に応じて適切に指導すること。
(2) 2の各段階の内容の取扱いについては,次の事項に配慮するものとする。
ア 各段階の指導に当たっては,音や音楽との一体感を味わえるようにするため,指導のねらいに即して体を動かす活動を取り入れるようにすること。
イ 各段階の指導に当たっては,音や音楽及び言葉によるコミュニケーションを図る指導を工夫すること。その際,生徒の言語理解や発声・発語の状況等を考慮し,必要に応じてコンピュータや教育機器も効果的に活用すること。
ウ 生徒が学校内及び公共施設などの学校外における音楽活動とのつながりを意識できるような機会をつくるなど,生徒や学校,地域の実態に応じて, 生活や社会の中の音や音楽,音楽文化と主体的に関わっていくことができるよう配慮すること。
エ 合奏や合唱などの活動を通して,和音のもつ表情を感じることができるようにすること。また,長調及び短調の曲においては,Ⅰ,Ⅳ,Ⅴ及び V7 などの和音を中心に指導すること。
オ 我が国や郷土の音楽の指導に当たっては,そのよさなどを感じ取って表現したり鑑賞したりできるよう,楽譜や音源等の示し方,伴奏の仕方,曲に合った歌い方や楽器の演奏の仕方など指導方法について工夫すること。
カ 各段階の「A表現」のアの歌唱の指導に当たっては,次のとおり取り扱うこと。
(ア) 歌唱教材については,我が国や郷土の音楽に愛着がもてるよう,共通教材のほか,長い間親しまれてきた唱歌,それぞれの地方に伝承されているわらべうたや民謡など日本のうたを含めて取り上げるようにすること。
(イ) 生徒の実態や学習状況及び必要に応じて,相対的な音程感覚などを育てるために,移動ド唱法を取り上げるようにすること。
(ウ) 変声期の生徒に対して適切に配慮すること。
キ 各段階の「A表現」のイの楽器については,次のとおり取り扱うこと。
(ア) 各段階で取り上げる打楽器は,簡単に操作できる楽器,木琴,鉄琴,和楽器,諸外国に伝わる様々な楽器を含めて,生徒の実態や発達の段階及び生活年齢を考慮して選択すること。
(イ) 各段階で取り上げる旋律楽器は,既習の楽器を含めて,鍵盤楽器や和楽器,電子楽器などの中から生徒の実態や発達の段階及び生活年齢を考慮して選択すること。
(ウ) 合奏で扱う楽器については,各声部の役割を生かした演奏ができるよう,楽器の特性を生かして選択すること。
ク 各段階の「A表現」のウの創作の指導に当たっては,次のとおり取り扱うこと。
(ア) 即興的に音を出しながら音のつながりを試すなど,音を音楽へと構成していく体験を重視すること。
(イ) どのような音楽を,どのようにしてつくるかなどについて,生徒の実態に応じて具体的な例を示しながら指導すること。
(ウ) つくった音楽については,指導のねらいに即し,必要に応じて記録できるようにすること。記録の仕方については,図や絵によるものなど, 柔軟に指導すること。
(エ) 拍のないリズム,我が国の音楽に使われている音階や調性にとらわれない音階などを生徒の実態に応じて取り上げるようにすること。
ケ 各段階の「B鑑賞」の指導に当たっては,気付いたり感じたりしたことを自分なりに体の動きや絵,言葉で表現できるよう指導を工夫すること。
コ  〔共通事項〕に示す「音楽を形づくっている要素」については,生徒の発達の段階や指導のねらいに応じて,音色,リズム,速度,旋律,テクス チュア,強弱,形式,構成などから,適切に選択したり関連付けたりして必要に応じて適切に指導すること。
サ 〔共通事項〕の(1)のイに示す「用語や記号など」については,小学校学習指導要領第2章第6節音楽の第3の2の(9)に示すものに加え,生徒の実態や学習状況を考慮して,中学校学習指導要領第2章第5節音楽の第3の2の(10)に示すものを音楽における働きと関わらせて理解し,活用できるよう...
シ 歌唱教材は,次に示すものを取り扱うこと。
(ア) 生徒の生活年齢及び発達の段階に応じた,日常の生活に関連した曲
(イ) 主となる歌唱教材については,各段階とも(ウ)の共通教材を含めて,独唱,斉唱及び合唱で歌う曲
(ウ) 共通教材
㋐ 1段階及び2段階の共通教材は,次に示すものとする。
「赤とんぼ」 三木露風作詞 山田耕筰作曲
「荒城の月」 土井晩翠作詞 滝廉太郎作曲
「早春賦」 吉丸一昌作詞 中田章作曲
「夏の思い出」 江間章子作詞 中田喜直作曲
「花」 武島羽衣作詞 滝廉太郎作曲
「花の街」 江間章子作詞 團伊玖磨作曲
「浜辺の歌」 林古渓作詞 成田為三作曲
ス 器楽教材は,次に示すものを取り扱うこと。
(ア) 生徒の生活年齢及び発達の段階に応じた,指導のねらいとの関係において適切であり,身近で親しみのもてるもの。
(イ) 主となる器楽教材については,既習の歌唱教材を含め,楽器の演奏効果を考慮し,簡単な合奏などの曲
セ 創作教材は,次に示すものを取り扱うこと。
(ア) 生徒の生活年齢及び発達の段階に応じた指導のねらいとの関係において適切であり,身近で親しみのもてるもの。
ソ 音や音楽の特徴を身体表現するために適した教材は,次に示すものを取り扱うこと。
(ア) 主となる教材については,既習の歌唱教材や器楽教材を含め,音や音楽を聴いて体を動かすことができるものを中心に,生徒の生活年齢及び発達の段階に応じた指導のねらいとの関係において適切であり,親しみのもてるもの。
タ 鑑賞教材は,次に示すものを取り扱うこと。
(ア) 主となる鑑賞教材については,既習の歌唱教材や器楽教材を含め,我が国や郷土の伝統音楽及び諸外国の様々な音楽のうち,生徒の生活年齢及び発達の段階に応じた曲想を感じ取り,情景を思い浮かべやすい様々な種類の曲
(イ) 音楽を形づくっている要素の働きを感じ取りやすく,曲の雰囲気や音楽の構造に気付きやすい曲
(ウ) 楽器の音色や人の声の表現の違いなどによる演奏の特徴が聴き取りやすい様々な演奏形態による曲