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Stage 2
https://w3id.org/jp-cos/stage/ElementaryDeptSNES-Intellectual/2
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Stage 2
Details
Name
Stage 2
2段階
Descriotion
知的障害の程度は,1段階ほどではないが,他人との意思の疎通に困難があり,日常生活を営むのに頻繁に援助を必要とする者を対象とした内容を示している。 この段階では,1段階を踏まえ,主として教師からの言葉掛けによる援助を受けながら,教師が示した動作や動きを模倣したりするなどして,目的をもった遊びや行動をとったり,児童が基本的な行動を身に付けることをねらいとする内容を示している。
Reference
文部科学省. "第4章 知的障害である児童生徒に対する教育を行う特別支援学校の各教科 第 1 節 知的障害者である児童生徒に対する教育を行う特別支援学校の各教科等の基本的な考え方 5 段階の考え方". 特別支援学校学習指導要領解説 各教科等変(小学部・中学部) 平成30年3月. p.23-25. 参照日:2021-08-08.
Related link(s)
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/02/04/1399950_4.pdf
Disability Category
Intellectual Disability
Type of School
Elementary Department of Special Needs Education School
Type
Stage
Referred resources
Referred to as 'Stage' from:
○2段階
(1) 目標
ア 活動や体験の過程において,自分自身,身近な人々,社会及び自然の特徴や変化に気付くとともに,身近な生活において必要な習慣や技能を身に付けるようにする。
イ 自分自身や身の回りの生活のことや,身近な人々,社会及び自然と自分との関わりについて気付き,感じたことを表現しようとする。
ウ 自分のことに取り組もうとしたり,身近な人々,社会及び自然に自ら働きかけようとしたり,意欲や自信をもって学んだり,生活に生かそうとしたりする態度を養う。
(2) 内容
ア 基本的生活習慣 食事,用便,清潔等の基本的生活習慣に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 必要な身辺処理が分かり,身近な生活に役立てようとすること。
(イ) 身近な生活に必要な身辺処理に関する基礎的な知識や技能を身に付けること。
イ 安全 遊具や器具の使い方,避難訓練等の基本的な安全や防災に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 身近な生活の安全に関心をもち,教師の援助を求めながら,安全な生活に取り組もうとすること。
(イ) 安全や防災に関わる基礎的な知識や技能を身に付けること。
ウ 日課・予定 絵や写真カードなどを手掛かりにして,見通しをもち主体的に取り組むことなどに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 身近な日課・予定が分かり,教師の援助を求めながら,日課に沿って行動しようとすること。
(イ) 身近な日課・予定について知ること。
エ 遊び 教師や友達と簡単な遊びをすることなどに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 身近な遊びの中で,教師や友達と簡単なきまりのある遊びをしたり, 遊びを工夫しようとしたりすること。
(イ) 簡単なきまりのある遊びについて知ること。
オ 人との関わり 身近な人と接することなどに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 身近な人を知り,教師の援助を求めながら挨拶や話などをしようとすること。
(イ) 身近な人との接し方などについて知ること。
カ 役割 学級や学年,異年齢の集団等における役割に関わる学習活動を通して, 次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 身近な集団活動に参加し,簡単な係活動をしようとすること。
(イ) 簡単な係活動などの役割について知ること。
キ 手伝い・仕事 人の役に立つことのできる手伝いや仕事に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 教師の援助を求めながら身近で簡単な手伝いや仕事をしようとすること。
(イ) 簡単な手伝いや仕事について知ること。
ク 金銭の扱い 金銭の価値に気付くことや金銭を扱うことなどに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 身近な生活の中で,教師に援助を求めながら買い物をし,金銭の大切さや必要性について気付くこと。
(イ) 金銭の扱い方などを知ること。
ケ きまり 順番を守ることや信号を守って横断することなど,簡単なきまりやマナーに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 身近で簡単なきまりやマナーに気付き,それらを守って行動しようとすること。
(イ) 簡単なきまりやマナーについて知ること。
コ 社会の仕組みと公共施設 自分の住む地域のことや図書館や児童館等の公共施設に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 教師の援助を求めながら身近な社会の仕組みや公共施設に気付き,それらを表現しようとすること。
(イ) 身近な社会の仕組みや公共施設の使い方などを知ること。
サ 生命・自然 小動物等を飼育し生き物への興味・関心をもつことや天候の変化,季節の特徴に関心をもつことなどに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 身近な生命や自然の特徴や変化が分かり,それらを表現しようとすること。
(イ) 身近な生命や自然について知ること。
シ ものの仕組みと働き 身近な生活の中で,ものの仕組みなどに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 身近にあるものの仕組みや働きが分かり,それらを表現しようとすること。
(イ) 身近にあるものの仕組みや働きについて知ること。
○2段階
(1) 目標
ア 日常生活に必要な身近な言葉を身に付けるとともに,いろいろな言葉や我が国の言語文化に触れることができるようにする。
イ 言葉が表す事柄を想起したり受け止めたりする力を養い,日常生活における人との関わりの中で伝え合い,自分の思いをもつことができるようにする。
ウ 言葉がもつよさを感じるとともに,読み聞かせに親しみ,言葉でのやり取りを聞いたり伝えたりしようとする態度を養う。
(2) 内容
〔知識及び技能〕
ア 言葉の特徴や使い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 身近な人の話し掛けや会話などの話し言葉に慣れ,言葉が,気持ちや要求を表していることを感じること。
(イ) 日常生活でよく使われている平仮名を読むこと。
(ウ) 身近な人との会話を通して,物の名前や動作など,いろいろな言葉の種類に触れること。
イ 我が国の言語文化に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 昔話や童謡の歌詞などの読み聞かせを聞いたり,言葉などを模倣したりするなどして,言葉の響きやリズムに親しむこと。
(イ) 遊びややり取りを通して,言葉による表現に親しむこと。
(ウ) 書くことに関する次の事項を理解し使うこと。
㋐ いろいろな筆記具を用いて,書くことに親しむこと。
㋑ 写し書きやなぞり書きなどにより,筆記具の正しい持ち方や書くときの正しい姿勢など,書写の基本を身に付けること。
(エ) 読み聞かせに親しんだり,文字を拾い読みしたりして,いろいろな絵本や図鑑などに興味をもつこと。
〔思考力,判断力,表現力等〕
A 聞くこと・話すこと 聞くこと・話すことに関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 身近な人の話に慣れ,簡単な事柄と語句などを結び付けたり,語句などから事柄を思い浮かべたりすること。
イ 簡単な指示や説明を聞き,その指示等に応じた行動をすること。
ウ 体験したことなどについて,伝えたいことを考えること。
エ 挨拶をしたり,簡単な台詞などを表現したりすること。
B 書くこと 書くことに関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 経験したことのうち身近なことについて,写真などを手掛かりにして,伝えたいことを思い浮かべたり,選んだりすること。
イ 自分の名前や物の名前を文字で表すことができることを知り,簡単な平仮名をなぞったり,書いたりすること。
C 読むこと 読むことに関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 教師と一緒に絵本などを見て,登場するものや動作などを思い浮かべること。
イ 教師と一緒に絵本などを見て,時間の経過などの大体を捉えること。
ウ 日常生活でよく使われている表示などの特徴に気付き,読もうとしたり, 表された意味に応じた行動をしたりすること。
エ 絵本などを見て,好きな場面を伝えたり,言葉などを模倣したりすること。
○2段階
(1) 目標
A 数と計算
ア 10 までの数の概念や表し方について分かり,数についての感覚をもつとともに,ものと数との関係に関心をもって関わることについての技能を身に付けるようにする。
イ 日常生活の事象について,ものの数に着目し,具体物や図などを用いながら数の数え方を考え,表現する力を養う。
ウ 数量に関心をもち,算数で学んだことの楽しさやよさを感じながら興味をもって学ぶ態度を養う。
B 図形
ア 身の回りのものの形に着目し,集めたり,分類したりすることを通して,図形の違いが分かるようにするための技能を身に付けるようにする。
イ 身の回りのものの形に関心をもち,分類したり,集めたりして,形の性質に気付く力を養う。
ウ 図形に関心をもち,算数で学んだことの楽しさやよさを感じながら興味をもって学ぶ態度を養う。
C 測定
ア 身の回りにある具体物の量の大きさに注目し,量の大きさの違いが分かるとともに,二つの量の大きさを比べることについての技能を身に付けるようにする。
イ 量に着目し,二つの量を比べる方法が分かり,一方を基準にして他方と比べる力を養う。
ウ 数量や図形に関心をもち,算数で学んだことの楽しさやよさを感じながら興味をもって学ぶ態度を養う。
D データの活用
ア 身の回りのものや身近な出来事のつながりに関心をもち,それを簡単な絵や記号などを用いた表やグラフで表したり,読み取ったりする方法についての技能を身に付けるようにする。
イ 身の回りのものや身近な出来事のつながりなどの共通の要素に着目し,簡単な表やグラフで表現する力を養う。
ウ 数量や図形に関心をもち,算数で学んだことの楽しさやよさを感じながら興味をもって学ぶ態度を養う。
(2) 内容
A 数と計算
ア 10 までの数の数え方や表し方,構成に関わる数学的活動を通して, 次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ ものとものとを対応させることによって,ものの個数を比べ,同等・多少が分かること。
㋑ ものの集まりと対応して,数詞が分かること。
㋒ ものの集まりや数詞と対応して数字が分かること。
㋓ 個数を正しく数えたり書き表したりすること。
㋔ 二つの数を比べて数の大小が分かること。
㋕ 数の系列が分かり,順序や位置を表すのに数を用いること。
㋖ 0の意味について分かること。
㋗ 一つの数を二つの数に分けたり,二つの数を一つの数にまとめたりして表すこと。
㋘ 具体的な事物を加えたり,減らしたりしながら,集合数を一つの数と他の数と関係付けてみること。
㋙ 10 の補数が分かること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 数詞と数字,ものとの関係に着目し,数の数え方や数の大きさの比べ方,表し方について考え,それらを学習や生活で興味をもって生かすこと。
B 図形
ア ものの分類に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 色や形,大きさに着目して分類すること。
㋑ 身近なものを目的,用途及び機能に着目して分類すること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ ものを色や形,大きさ,目的,用途及び機能に着目し,共通点や相違点について考えて,分類する方法を日常生活で生かすこと。
イ 身の回りにあるものの形に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 身の回りにあるものの形に関心をもち,丸や三角,四角という名称を知ること。
㋑ 縦や横の線,十字,△や□をかくこと。
㋒ 大きさや色など属性の異なるものであっても形の属性に着目して,分類したり,集めたりすること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 身の回りにあるものの形に関心を向け,丸や三角,四角を考えながら分けたり,集めたりすること。
C 測定
ア 身の回りにある具体物の量の大きさに注目し,二つの量の大きさに関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 長さ,重さ,高さ及び広さなどの量の大きさが分かること。
㋑ 二つの量の大きさについて,一方を基準にして相対的に比べること。
㋒ 長い・短い,重い・軽い,高い・低い及び広い・狭いなどの用語が分かること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 長さ,重さ,高さ及び広さなどの量を,一方を基準にして比べることに関心をもったり,量の大きさを用語を用いて表現したりすること。
D データの活用
ア ものの分類に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 身近なものを目的,用途,機能に着目して分類すること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 身近なものの色や形,大きさ,目的及び用途等に関心を向け,共通点や相違点を考えながら,興味をもって分類すること。
イ 同等と多少に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ ものとものとを対応させることによって,ものの同等や多少が分かること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 身の回りにあるものの個数に着目して絵グラフなどに表し,多少を読み取って表現すること。
ウ ○×を用いた表に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 身の回りの出来事から○×を用いた簡単な表を作成すること。
㋑ 簡単な表で使用する○×の記号の意味が分かること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 身の回りの出来事を捉え,○×を用いた簡単な表で表現すること。
〔数学的活動〕
ア 内容の「A数と計算」,「B図形」,「C測定」及び「Dデータの活用」に示す学習については,次のような数学的活動に取り組むものとする。
(ア) 身の回りの事象を観察したり,具体物を操作したりする活動
(イ) 日常生活の問題を具体物などを用いて解決したり結果を確かめたりする活動
(ウ) 問題解決した過程や結果を,具体物などを用いて表現する活動
○2段階
(1) 目標
ア 曲名や曲想と簡単な音楽のつくりについて気付くとともに,音楽表現を楽しむために必要な身体表現,器楽,歌唱,音楽づくりの技能を身に付けるようにする。
イ 音楽表現を工夫することや,表現することを通じて,音や音楽に興味をもって聴くことができるようにする。
ウ 音や音楽に関わり,教師と一緒に音楽活動をする楽しさに興味をもちながら,音楽経験を生かして生活を明るく楽しいものにしようとする態度を養う。
(2) 内容
A 表現
ア 歌唱の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 歌唱表現についての知識や技能を得たり生かしたりしながら,好きな歌ややさしい旋律の一部分を自分なりに歌いたいという思いをもつこと。
(イ) 次の㋐及び㋑について気付くこと。
㋐ 曲の特徴的なリズムと旋律
㋑ 曲名や歌詞に使われている特徴的な言葉
(ウ) 思いに合った表現をするために必要な次の㋐から㋒までの技能を身に付けること。
㋐ 範唱を聴いて,曲の一部分を模唱する技能
㋑ 自分の歌声に注意を向けて歌う技能
㋒ 教師や友達と一緒に歌う技能
イ 器楽の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 器楽表現についての知識や技能を得たり生かしたりしながら,身近な打楽器などに親しみ音を出そうとする思いをもつこと。
(イ) 次の㋐及び㋑について気付くこと。
㋐ 拍や曲の特徴的なリズム
㋑ 楽器の音色の違い
(ウ) 思いに合った表現をするために必要な次の㋐から㋒までの技能を身に付けること。
㋐ 範奏を聴き,模倣をして演奏する技能
㋑ 身近な打楽器を演奏する技能
㋒ 教師や友達と一緒に演奏する技能
ウ 音楽づくりの活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 音楽づくりについての知識や技能を得たり生かしたりしながら,次の㋐及び㋑をできるようにすること。
㋐ 音遊びを通して,音の面白さに気付くこと。
㋑ 音や音楽で表現することについて思いをもつこと。
(イ) 次の㋐及び㋑について,それらが生み出す面白さなどに触れて気付くこと。
㋐ 声や身の回りの様々な音の特徴
㋑ 音のつなげ方の特徴
(ウ) 気付きを生かした表現や思いに合った表現をするために必要な次の㋐及び㋑の技能を身に付けること。
㋐ 音を選んだりつなげたりして,表現する技能
㋑ 教師や友達と一緒に簡単な音や音楽をつくる技能
エ 身体表現の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 身体表現についての知識や技能を得たり生かしたりしながら,簡単なリズムの特徴を感じ取り,体を動かすことについて思いをもつこと。
(イ) 次の㋐及び㋑について気付くこと。
㋐ 拍や曲の特徴的なリズム
㋑ 曲名と動きとの関わり
(ウ) 思いに合った動きで表現するために必要な次の㋐から㋒までの技能を身に付けること。
㋐ 示範を見て模倣したり,拍や特徴的なリズムを意識したりして手足や身体全体を動かす技能
㋑ 音や音楽を聴いて,手足や身体全体を自然に動かす技能
㋒ 教師や友達と一緒に体を動かす技能
B 鑑賞
ア 鑑賞の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 鑑賞についての知識を得たり生かしたりしながら,身近な人の演奏を見たり,体の動きで表したりしながら聴くこと。
(イ) 身近な人の演奏に触れて,好きな音色や楽器の音を見付けること。
ク 2段階及び3段階の「A表現」のウの音楽づくりの指導に当たっては, 次のとおり取り扱うこと。
(ア) 音遊びや即興的な表現では,リズムや旋律を模倣したり,身近なものから多様な音を探したりして,音楽づくりのための発想を得ることができるよう指導すること。
(イ) どのような音楽を,どのようにしてつくるかなどについて,児童の実態に応じて具体的な例を示しながら指導すること。
(ウ) つくった音楽については,指導のねらいに即し,必要に応じて記録できるようにすること。記録の仕方については,図や絵によるものなど, 柔軟に指導すること。
(エ) 拍のないリズム,我が国の音楽に使われている音階や調性にとらわれない音階などを児童の実態に応じて取り上げるようにすること。
○2段階
(1) 目標
ア 形や色などの違いに気付き,表したいことを基に材料や用具を使い,表し方を工夫してつくるようにする。
イ 表したいことを思い付いたり,作品などの面白さや楽しさを感じ取ったりすることができるようにする。
ウ 進んで表現や鑑賞の活動に取り組み,つくりだす喜びを感じるとともに, 形や色などに関わることにより楽しく豊かな生活を創造しようとする態度を養う。
(2) 内容
A 表現
ア 身近な出来事や思ったことを基に絵をかく,粘土で形をつくるなどの活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 材料や,感じたこと,想像したこと,見たことから表したいことを思い付くこと。
(イ) 身近な材料や用具を使い,かいたり,形をつくったりすること。
B 鑑賞
ア 身の回りにあるものや自分たちの作品などを鑑賞する活動を通して, 次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 身近にあるものなどの形や色の面白さについて感じ取り,自分の見方や感じ方を広げること。
〔共通事項〕
ア 「A表現」及び「B鑑賞」の指導を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 自分が感じたことや行ったことを通して,形や色などの違いに気付くこと。
(イ) 形や色などを基に,自分のイメージをもつこと。
○2段階
(1) 目標
ア 教師の支援を受けながら,楽しく基本的な運動ができるようにするとともに,健康な生活に必要な事柄ができるようにする。
イ 基本的な運動に慣れ,その楽しさや感じたことを表現できるようにするとともに,健康な生活に向け,感じたことを他者に伝える力を養う。
ウ 簡単なきまりを守り,友達とともに安全に楽しく運動をしようとしたり, 健康に必要な事柄をしようとしたりする態度を養う。
(2) 内容
A 体つくり運動 体つくり運動について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 教師の支援を受けながら,楽しく基本的な体つくり運動をすること。
イ 基本的な体つくり運動に慣れ,その楽しさや感じたことを表現すること。
ウ 簡単なきまりを守り,友達とともに安全に楽しく,基本的な体つくり運動をしようとすること。
B 器械・器具を使っての運動 器械・器具を使っての運動について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 教師の支援を受けながら,楽しく器械・器具を使っての基本的な運動をすること。
イ 器械・器具を使っての基本的な運動に慣れ,その楽しさや感じたことを表現すること。
ウ 簡単なきまりを守り,友達とともに安全に楽しく,器械・器具を使っての基本的な運動をしようとすること。
C 走・跳の運動 走・跳の運動について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 教師の支援を受けながら,楽しく走・跳の基本的な運動をすること。
イ 走・跳の基本的な運動に慣れ,その楽しさや感じたことを表現すること。
ウ 簡単なきまりを守り,友達とともに安全に楽しく,走・跳の基本的な運動をしようとすること。
D 水の中での運動 水の中での運動について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 教師の支援を受けながら,楽しく水の中での基本的な運動をすること。
イ 水の中での基本的な運動に慣れ,その楽しさや感じたことを表現すること。
ウ 簡単なきまりを守り,友達とともに安全に楽しく,水の中での基本的な運動をしようとすること。
E ボールを使った運動やゲーム ボールを使った運動やゲームについて,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 教師の支援を受けながら,楽しくボールを使った基本的な運動やゲームをすること。
イ ボールを使った基本的な運動やゲームに慣れ,その楽しさや感じたことを表現すること。
ウ 簡単なきまりを守り,友達とともに安全に楽しく,ボールを使った基本的な運動やゲームをしようとすること。
F 表現運動 表現運動について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 教師の支援を受けながら,音楽に合わせて楽しく表現運動をすること。
イ 基本的な表現運動に慣れ,その楽しさや感じたことを表現すること。
ウ 簡単なきまりを守り,友達とともに安全に楽しく,基本的な表現運動をしようとすること。
G 保健 健康な生活に必要な事柄について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 教師の支援を受けながら,健康な生活に必要な事柄をすること。
イ 健康な生活に必要な事柄に慣れ,感じたことを他者に伝えること。
○2段階
(1) 教師の援助を受けながら 日常生活に必要な身辺処理をする。
(2) 教師の援助を受けながら健康で安全な生活をする。
(3) 教師や友達と簡単なきまりのある遊びをする。
(4) 教師の援助を受けながら身近な人にあいさつや話をするなどのかかわりをもつ。
(5)集団活動に参加し,簡単な係活動をする。
(6) 教師の援助を受けながら簡単な手伝いや仕事をする。
(7) 日常生活に必要な簡単なきまりやマナーに気付き, それらを守って行動する。
(8) 教師の援助を受けながら日課に沿って行動する。
(9) 決まった額の買い物をして, 金銭の必要なことが分かる。
(10) 身近な自然の中で遊んだり,動植物を育てたりして自然や生き物への興味や関心を深める。
(11) 家族の役割や身近な地域の様子に興味や関心をもち, 自分と家庭や社会とのかかわりに気付く。
(12) 教師の援助を受けながら身近な公共施設や公共物などを利用する。
○2段階
(1) 教師や友達などの話し言葉に慣れ, 簡単な説明や話し掛けが分かる。
(2) 見聞きしたことなどを簡単な言葉で話す。
(3)文字などに関心をもち,読もうとする。
(4) 文字を書くことに興味をもつ。
○2段階
(1) 身近にある具体物を数える。
(2) 身近にあるものの長さやかさなどを比較する。
(3) 基本的な図形や簡単な図表に関心をもつ。
(4) 一日の時の移り変わりに気付く。
○2段階
(1) 好きな音や音楽を聴いて楽しむ。
(2)友達や教師とともに簡単なリズムの特徴を感じ取って身体を動かす。
(3) 打楽器などを使ってリズム遊びや簡単な合奏をする。
(4) 好きな歌ややさしい旋律の一部分を楽しく歌う。
○2段階
(l) 見たことや感じたことを絵にかいたり, つくったり, それを飾ったりする。
(2)粘土, クレヨン, はさみ, のりなどの身近な材料や用具を親しみながら使う。
○2段階
(1)歩く,走る,跳ぶなどの基本的な運動に慣れる。
(2)いろいろな器械・器具・用具を使った運動,表現運動,水の中での運動などに親しむ。
(3)簡単なきまりを守り,友達とともに安全に運動をする。