1段階

https://w3id.org/jp-cos/stage/LowerSecondaryDeptSNES-Intellectual/1

詳細情報

名称
Stage 1
1段階
説明
 小学部3段階を踏まえ,生活年齢に応じながら,主として経験の積み重ねを重視するとともに,他人との意思の疎通や日常生活への適応に困難が大きい生徒にも配慮した内容を示している。  この段階では,主として生徒が自ら主体的に活動に取り組み,経験したことを活用したり,順番を考えたりして,日常生活や社会生活の基礎を育てることをねらいとする内容を示している。
出典
文部科学省. "第4章 知的障害である児童生徒に対する教育を行う特別支援学校の各教科 第 1 節 知的障害者である児童生徒に対する教育を行う特別支援学校の各教科等の基本的な考え方 5 段階の考え方". 特別支援学校学習指導要領解説 各教科等変(小学部・中学部) 平成30年3月. p.23-25. 参照日:2021-08-10.
関連リンク
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/02/04/1399950_4.pdf
障害分類
知的
学校種別
特別支援学校中学部
Type
段階

被参照情報

'段階'としての参照元:
○1段階
(1) 目標
ア 日常生活や社会生活に必要な国語の知識や技能を身に付けるとともに, 我が国の言語文化に親しむことができるようにする。
イ 順序立てて考える力や感じたり想像したりする力を養い,日常生活や社会生活における人との関わりの中で伝え合う力を高め,自分の思いや考えをもつことができるようにする。
ウ 言葉がもつよさに気付くとともに,図書に親しみ,国語で考えたり伝え合ったりしようとする態度を養う。
(2) 内容
〔知識及び技能〕
ア 言葉の特徴や使い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 身近な大人や友達とのやり取りを通して,言葉には,事物の内容を表す働きや,経験したことを伝える働きがあることに気付くこと。
(イ) 発音や声の大きさに気を付けて話すこと。
(ウ) 長音,拗音,促音,撥音,助詞の正しい読み方や書き方を知ること。
(エ) 言葉には,意味による語句のまとまりがあることを理解するとともに,話し方や書き方によって意味が異なる語句があることに気付くこと。
(オ) 主語と述語との関係や接続する語句の役割を理解すること。
(カ) 普通の言葉との違いに気を付けて,丁寧な言葉を使うこと。
(キ) 語のまとまりに気を付けて音読すること。
イ 話や文章の中に含まれている情報の扱い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 事柄の順序など,情報と情報との関係について理解すること。
ウ 我が国の言語文化に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 自然や季節の言葉を取り入れた俳句などを聞いたり作ったりして,言葉の響きやリズムに親しむこと。
(イ) 挨拶状などに書かれた語句や文を読んだり書いたりし,季節に応じた表現があることを知ること。
(ウ) 書くことに関する次の事項を取り扱うこと。
㋐ 姿勢や筆記具の持ち方を正しくし,文字の形に注意しながら,丁寧に書くこと。
㋑ 点画相互の接し方や交わり方,長短や方向などに注意して文字を書くこと。
(エ) 読書に親しみ,簡単な物語や,自然や季節などの美しさを表した詩や紀行文などがあることを知ること。
〔思考力,判断力,表現力等〕
A 聞くこと・話すこと 聞くこと・話すことに関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 身近な人の話や簡単な放送などを聞き,聞いたことを書き留めたり分からないことを聞き返したりして,話の大体を捉えること。
イ 話す事柄を思い浮かべ,伝えたいことを決めること。
ウ 見聞きしたことや経験したこと,自分の意見などについて,内容の大体が伝わるように伝える順序等を考えること。
エ 自己紹介や電話の受け答えなど,相手や目的に応じた話し方で話すこと。
オ 相手の話に関心をもち,分かったことや感じたことを伝え合い,考えをもつこと。
B 書くこと 書くことに関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 見聞きしたことや経験したことの中から,伝えたい事柄を選び,書く内容を大まかにまとめること。
イ 相手に伝わるように事柄の順序に沿って簡単な構成を考えること。
ウ 文の構成,語句の使い方に気を付けて書くこと。
エ 自分が書いたものを読み返し,間違いを正すこと。
オ 文章に対する感想をもち,伝え合うこと。
C 読むこと 読むことに関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 簡単な文や文章を読み,情景や場面の様子,登場人物の心情などを想像すること。
イ 語や語句の意味を基に時間的な順序や事柄の順序など内容の大体を捉えること。
ウ 日常生活で必要な語句や文章などを読み,行動すること。
エ 文章を読んで分かったことを伝えたり,感想をもったりすること。
○1段階
(1) 目標 日常生活に関わる社会的事象が分かり,地域社会の一員としての資質・能力の基礎を次のとおり育成することを目指す。
ア 身近な地域や市区町村の地理的環境,地域の安全を守るための諸活動, 地域の産業と消費生活の様子及び身近な地域の様子の移り変わり並びに社会生活に必要なきまり,公共施設の役割及び外国の様子について,具体的な活動や体験を通して,自分との関わりが分かるとともに,調べまとめる技能を身に付...
イ 社会的事象について,自分の生活や地域社会と関連付けて具体的に考えたことを表現する基礎的な力を養う。
ウ 身近な社会に自ら関わろうとする意欲をもち,地域社会の中で生活することの大切さについての自覚を養う。
(2) 内容
ア 社会参加ときまり
(ア) 社会参加するために必要な集団生活に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
㋐ 学級や学校の中で,自分の意見を述べたり相手の意見を聞いたりするなど,集団生活の中での役割を果たすための知識や技能を身に付けること。
㋑ 集団生活の中で何が必要かに気付き,自分の役割を考え,表現すること。
(イ) 社会生活に必要なきまりに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
㋐ 家庭や学校でのきまりを知り,生活の中でそれを守ることの大切さが分かること。
㋑ 社会生活ときまりとの関連を考え,表現すること。
イ 公共施設と制度
(ア) 公共施設の役割に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
㋐ 身近な公共施設や公共物の役割が分かること。
㋑ 公共施設や公共物について調べ,それらの役割を考え,表現すること。
(イ) 制度の仕組みに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
㋐ 身近な生活に関する制度が分かること。
㋑ 身近な生活に関する制度について調べ,自分との関わりを考え,表現すること。
ウ 地域の安全
(ア) 地域の安全に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
㋐ 地域の安全を守るため,関係機関が地域の人々と協力していることが分かること。
㋑ 地域における災害や事故に対する施設・設備などの配置,緊急時への備えや対応などに着目して,関係機関や地域の人々の諸活動を捉え, そこに関わる人々の働きを考え,表現すること。
エ 産業と生活
(ア) 仕事と生活に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
㋐ 生産の仕事は,地域の人々の生活と密接な関わりをもって行われていることが分かること。
㋑ 仕事の種類や工程などに着目して,生産に携わっている人々の仕事の様子を捉え,地域の人々の生活との関連を考え,表現すること。
(イ) 身近な産業と生活に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
㋐ 販売の仕事は,消費者のことを考え,工夫して行われていることが分かること。
㋑ 消費者の願いや他地域との関わりなどに着目して,販売の仕事に携わっている人々の仕事の様子を捉え,それらの仕事に見られる工夫を考え,表現すること。
オ 我が国の地理や歴史
(ア) 身近な地域や市区町村(以下第2章第2節第2款において「市」という。)の様子に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
㋐ 身近な地域や自分たちの市の様子が分かること。
㋑ 都道府県(以下第2章第2節第2款第1〔社会〕(2)内容において「県」という。)内における市の位置や市の地形,土地利用などに着目して,身近な地域や市の様子を捉え,場所による違いを考え,表現すること。
(イ) 身近な地域の移り変わりに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
㋐ 身近な地域や自分たちの市の様子,人々の生活は,時間とともに移り変わってきたことを知ること。
㋑ 交通や人口,生活の道具などの時期による違いに着目して,市や人々の生活の様子を捉え,それらの変化を考え,表現すること。
カ 外国の様子
(ア) 世界の中の日本と国際交流に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
㋐ 文化や風習の特徴や違いを知ること。
㋑ そこに暮らす人々の生活などに着目して,日本との違いを考え,表現すること。
○1段階
(1) 目標
A 数と計算
ア 3位数程度の整数の概念について理解し,数に対する感覚を豊かにするとともに,加法,減法及び乗法の意味や性質について理解し,これらを計算することについての技能を身に付けるようにする。
イ 数とその表現や数の関係に着目し,具体物や図などを用いて,数の表し方や計算の仕方などを筋道立てて考えたり,関連付けて考えたりする力を養う。
ウ 数量に進んで関わり,数学的に表現・処理するとともに,数学で学んだことのよさに気付き,そのことを生活や学習に活用しようとする態度を養う。
B 図形
ア 三角形や四角形,箱の形などの基本的な図形について理解し,図形についての感覚を豊かにするとともに,図形を作図したり,構成したりすることなどについての技能を身に付けるようにする。
イ 三角形や四角形,箱の形などの基本的な図形を構成する要素に着目して,平面図形の特徴を捉えたり,身の回りの事象を図形の性質から関連付けて考えたりする力を養う。
ウ 図形に進んで関わり,数学的に表現・処理するとともに,数学で学んだことのよさに気付き,そのことを生活や学習に活用しようとする態度を養う。
C 測定
ア 身の回りにある長さ,体積,重さ及び時間の単位と測定の意味について理解し,量の大きさについての感覚を豊かにするとともに,それらを測定することについての技能を身に付けるようにする。
イ 身の回りの事象を量に着目して捉え,量の単位を用いて的確に表現する力を養う。
ウ 数量や図形に進んで関わり,数学的に表現・処理するとともに,数学で学んだことのよさに気付き,そのことを生活や学習に活用しようとする態度を養う。
D データの活用
ア 身の回りにあるデータを分類整理して簡単な表やグラフに表したり, それらを問題解決において用いたりすることについての技能を身に付けるようにする。
イ 身の回りの事象を,データの特徴に着目して捉え,簡潔に表現したり, 考察したりする力を養う。
ウ データの活用に進んで関わり,数学的に表現・処理するとともに,数学で学んだことのよさに気付き,そのことを生活や学習に活用しようとする態度を養う。
(2) 内容
A 数と計算
ア 整数の表し方に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 1000 までの数をいくつかの同じまとまりに分割したうえで数えたり,分類して数えたりすること。
㋑ 3位数の表し方について理解すること。
㋒ 数を十や百を単位としてみるなど,数の相対的な大きさについて理解すること。
㋓ 3位数の数系列,順序,大小について,数直線上の目盛りを読んで理解したり,数を表したりすること。
㋔ 一つの数をほかの数の積としてみるなど,ほかの数と関係付けてみること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 数のまとまりに着目し,考察する範囲を広げながら数の大きさの比べ方や数え方を考え,日常生活で生かすこと。
イ 整数の加法及び減法に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 2位数の加法及び減法について理解し,その計算ができること。また,それらの筆算の仕方について知ること。
㋑ 簡単な場合について3位数の加法及び減法の計算の仕方を知ること。
㋒ 加法及び減法に関して成り立つ性質について理解すること。
㋓ 計算機を使って,具体的な生活場面における簡単な加法及び減法の計算ができること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 数量の関係に着目し,数を適用する範囲を広げ,計算に関して成り立つ性質や計算の仕方を見いだすとともに,日常生活で生かすこと。
ウ 整数の乗法に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 乗法が用いられる場合や意味について知ること。
㋑ 乗法が用いられる場面を式に表したり,式を読み取ったりすること。
㋒ 乗法に関して成り立つ簡単な性質について理解すること。
㋓ 乗法九九について知り,1位数と1位数との乗法の計算ができること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 数量の関係に着目し,計算に関して成り立つ性質や計算の仕方を見いだすとともに,日常生活で生かすこと。
B 図形
ア 図形に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 直線について知ること。
㋑ 三角形や四角形について知ること。
㋒ 正方形,長方形及び直角三角形について知ること。
㋓ 正方形や長方形で捉えられる箱の形をしたものについて理解し, それらを構成したり,分解したりすること。
㋔ 直角,頂点,辺及び面という用語を用いて図形の性質を表現すること。
㋕ 基本的な図形が分かり,その図形をかいたり,簡単な図表を作ったりすること。
㋖ 正方形,長方形及び直角三角形をかいたり,作ったり,それらを使って平面に敷き詰めたりすること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 図形を構成する要素に着目し,構成の仕方を考えるとともに,図形の性質を見いだし,身の回りのものの形を図形として捉えること。
C 測定
ア 量の単位と測定に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 目盛の原点を対象の端に当てて測定すること。
㋑ 長さの単位[ミリメートル(mm),センチメートル(cm),メートル(m),キロメートル(km)]や重さの単位[グラム(g),キログラム(kg)]について知り,測定の意味を理解すること。
㋒ かさの単位[ミリリットル(mL),デシリットル(dL),リットル(L)]について知り,測定の意味を理解すること。
㋓ 長さ,重さ及びかさについて,およその見当を付け,単位を選択したり,計器を用いて測定したりすること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 身の回りのものの特徴に着目し,目的に適した単位で量の大きさを表現したり,比べたりすること。
イ 時刻や時間に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 時間の単位(秒)について知ること。
㋑ 日常生活に必要な時刻や時間を求めること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 時間の単位に着目し,簡単な時刻や時間の求め方を日常生活に生かすこと。
D データの活用
ア 身の回りにあるデータを簡単な表やグラフで表したり,読み取ったりすることに関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 身の回りにある数量を簡単な表やグラフに表したり,読み取ったりすること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 身の回りの事象に関するデータを整理する観点に着目し,簡単な表やグラフを用いながら読み取ったり,考察したりすること。
〔数学的活動〕
ア 内容の「A数と計算」,「B図形」,「C測定」及び「Dデータの活用」に示す学習については,次のような数学的活動に取り組むものとする。
(ア) 日常生活の事象から見いだした数学の問題を,具体物や図,式などを用いて解決し,結果を確かめたり,日常生活に生かしたりする活動
(イ) 問題解決した過程や結果を,具体物や図,式などを用いて表現し伝え合う活動
○1段階
(1) 目標
A 生命
ア 身の回りの生物の様子について気付き,観察,実験などに関する初歩的な技能を身に付けるようにする。
イ 身の回りの生物の様子から,主に差異点や共通点に気付き,疑問をもつ力を養う。
ウ 身の回りの生物の様子について進んで調べ,生物を愛護する態度や学んだことを日常生活などに生かそうとする態度を養う。
B 地球・自然
ア 太陽と地面の様子について気付き,観察,実験などに関する初歩的な技能を身に付けるようにする。
イ 太陽と地面の様子から,主に差異点や共通点に気付き,疑問をもつ力を養う。
ウ 太陽と地面の様子について進んで調べ,学んだことを日常生活などに生かそうとする態度を養う。
C 物質・エネルギー
ア 物の性質,風やゴムの力の働き,光や音の性質,磁石の性質及び電気の回路について気付き,観察,実験などに関する初歩的な技能を身に付けるようにする。
イ 物の性質,風やゴムの力の働き,光や音の性質,磁石の性質及び電気の回路から,主に差異点や共通点に気付き,疑問をもつ力を養う。
ウ 物の性質,風やゴムの力の働き,光や音の性質,磁石の性質及び電気の回路について進んで調べ,学んだことを日常生活などに生かそうとする態度を養う。
(2) 内容
A 生命
ア 身の回りの生物 身の回りの生物について,探したり育てたりする中で,生物の姿に着目して,それらを比較しながら調べる活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のことを理解するとともに,観察,実験などに関する初歩的な技能を身に付けること。
㋐ 生物は,色,形,大きさなど,姿に違いがあること。
㋑ 昆虫や植物の育ち方には一定の順序があること。
(イ) 身の回りの生物について調べる中で,差異点や共通点に気付き,生物の姿についての疑問をもち,表現すること。
B 地球・自然
ア 太陽と地面の様子 太陽と地面の様子との関係について,日なたと日陰の様子に着目して, それらを比較しながら調べる活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のことを理解するとともに,観察,実験などに関する初歩的な技能を身に付けること。
㋐ 日陰は太陽の光を遮るとできること。
㋑ 地面は太陽によって暖められ,日なたと日陰では地面の暖かさに違いがあること。
(イ) 日なたと日陰の様子について調べる中で,差異点や共通点に気付き, 太陽と地面の様子との関係についての疑問をもち,表現すること。
C 物質・エネルギー
ア 物と重さ 物の性質について,形や体積に着目して,重さを比較しながら調べる活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のことを理解するとともに,観察,実験などに関する初歩的な技能を身に付けること。
㋐ 物は,形が変わっても重さは変わらないこと。
㋑ 物は,体積が同じでも重さは違うことがあること。
(イ) 物の形や体積と重さとの関係について調べる中で,差異点や共通点に気付き,物の性質についての疑問をもち,表現すること。
イ 風やゴムの力の働き 風やゴムの力の働きについて,力と物の動く様子に着目して,それらを比較しながら調べる活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のことを理解するとともに,観察,実験などに関する初歩的な技能を身に付けること。
㋐ 風の力は,物を動かすことができること。また,風の力の大きさを変えると,物が動く様子も変わること。
㋑ ゴムの力は,物を動かすことができること。また,ゴムの力の大きさを変えると,物が動く様子も変わること。
(イ) 風やゴムの力で物が動く様子について調べる中で,差異点や共通点に気付き,風やゴムの力の働きについての疑問をもち,表現すること。
ウ 光や音の性質 光や音の性質について,光を当てたときの明るさや暖かさ,音を出したときの震え方に着目して,光の強さや音の大きさを変えたときの違いを比較しながら調べる活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のことを理解するとともに,観察,実験などに関する初歩的な技能を身に付けること。
㋐ 日光は直進すること。
㋑ 物に日光を当てると,物の明るさや暖かさが変わること。
㋒ 物から音が出たり伝わったりするとき,物は震えていること。
(イ) 光を当てたときの明るさや暖かさの様子,音を出したときの震え方の様子について調べる中で,差異点や共通点に気付き,光や音の性質についての疑問をもち,表現すること。
エ 磁石の性質 磁石の性質について,磁石を身の回りの物に近付けたときの様子に着目して,それらを比較しながら調べる活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のことを理解するとともに,観察,実験などに関する初歩的な技能を身に付けること。
㋐ 磁石に引き付けられる物と引き付けられない物があること。
㋑ 磁石の異極は引き合い,同極は退け合うこと。
(イ) 磁石を身の回りの物に近付けたときの様子について調べる中で,差異点や共通点に気付き,磁石の性質についての疑問をもち,表現すること。
オ 電気の通り道 電気の回路について,乾電池と豆電球などのつなぎ方と,乾電池につないだ物の様子に着目して,電気を通すときと通さないときのつなぎ方を比較しながら調べる活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のことを理解するとともに,観察,実験などに関する初歩的な技能を身に付けること。
㋐ 電気を通すつなぎ方と通さないつなぎ方があること。
㋑ 電気を通す物と通さない物があること。
(イ) 乾電池と豆電球などをつないだときの様子について調べる中で,差異点や共通点に気付き,電気の回路についての疑問をもち,表現すること。
(3) 内容の取扱い
ア (2)の「A生命」のアの「身の回りの生物」については,次のとおり取り扱うものとする。
(ア) (ア)の㋑については,飼育,栽培を通して行うこと。
(イ) (ア)の㋑の「植物の育ち方」については,夏生一年生の双子葉植物を扱うこと。
イ (2)の「B地球・自然」のアの「太陽と地面の様子」については,太陽の位置は,東から南,西へと変化することを取り扱うものとする。
ウ (2)の「C物質・エネルギー」の指導に当たっては,ものづくりを通して行うよう配慮すること。
○1段階
(1) 目標
ア 曲名や曲の雰囲気と音楽の構造などとの関わりについて気付くとともに,音楽表現をするために必要な歌唱,器楽,音楽づくり,身体表現の技能を身に付けるようにする。
イ 音楽表現を考えて表したい思いや意図をもつことや,音や音楽を味わいながら聴くことができるようにする。
ウ 進んで音や音楽に関わり,協働して音楽活動をする楽しさを感じながら, 様々な音楽に触れるとともに,音楽経験を生かして生活を明るく潤いのあるものにしようとする態度を養う。
(2) 内容
A 表現
ア 歌唱の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 歌唱表現についての知識や技能を得たり生かしたりしながら,曲の雰囲気に合いそうな表現を工夫し,歌唱表現に対する思いや意図をもつこと。
(イ) 次の㋐及び㋑について気付くこと。
㋐ 曲名や曲の雰囲気と音楽の構造との関わり
㋑ 曲想と歌詞の表す情景やイメージとの関わり
(ウ) 思いや意図にふさわしい歌い方で歌うために必要な次の㋐から㋒までの技能を身に付けること。
㋐ 範唱を聴いて歌ったり,歌詞を見て歌ったりする技能
㋑ 発声の仕方に気を付けて歌う技能
㋒ 友達の歌声や伴奏を聴いて声を合わせて歌う技能
イ 器楽の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 器楽表現についての知識や技能を得たり生かしたりしながら,曲の雰囲気に合いそうな表現を工夫し,器楽表現に対する思いや意図をもつこと。
(イ) 次の㋐及び㋑について気付くこと。
㋐ 曲の雰囲気と音楽の構造との関わり
㋑ 楽器の音色と全体の響きとの関わり
(ウ) 思いや意図にふさわしい表現をするために必要な次の㋐から㋒までの技能を身に付けること。
㋐ 簡単な楽譜を見てリズムや速度を意識して演奏する技能
㋑ 音色や響きに気を付けて,打楽器や旋律楽器を使って演奏する技能
㋒ 友達の楽器の音や伴奏を聴いて,音を合わせて演奏する技能
ウ 音楽づくりの活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 音楽づくりについての知識や技能を得たり生かしたりしながら,次の㋐及び㋑をできるようにすること。
㋐ 音遊びを通して,どのように音楽をつくるのかについて発想を得ること。
㋑ 音を音楽へと構成することについて思いや意図をもつこと。
(イ) 次の㋐及び㋑について,それらが生み出す面白さなどと関わらせて気付くこと。
㋐ いろいろな音の響きの特徴
㋑ リズム・パターンや短い旋律のつなげ方の特徴
(ウ) 発想を生かした表現,思いや意図に合った表現をするために必要な次の㋐及び㋑の技能を身に付けること。
㋐ 設定した条件に基づいて,音を選択したり組み合わせたりして表現する技能
㋑ 音楽の仕組みを生かして,簡単な音楽をつくる技能
エ 身体表現の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 身体表現についての知識や技能を得たり生かしたりしながら,リズムの特徴や曲の雰囲気を感じ取り,体を動かすことについての思いや意図をもつこと。
(イ) 次の㋐及び㋑の関わりについて気付くこと。
㋐ 曲の雰囲気と音楽の構造との関わり
㋑ 曲名や歌詞と体の動きとの関わり
(ウ) 思いや意図にふさわしい動きで表現するために必要な次の㋐から㋒までの技能を身に付けること。
㋐ 示範を見て体を動かしたり,曲の速度やリズム,曲の雰囲気に合わせて身体表現したりする技能
㋑ 音や音楽を聴いて,様々な動きを組み合わせて身体表現をする技能
㋒ 友達と動きを合わせて表現する技能
B 鑑賞
ア 鑑賞の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 鑑賞についての知識を得たり生かしたりしながら,曲や演奏のよさなどを見いだして聴くこと。
(イ) 曲想とリズムや速度,旋律の特徴との関わりについて分かること。
(1) 1段階と2段階の「A表現」及び「B鑑賞」の指導を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 音楽を形づくっている要素を聴き取り,それらの働きが生み出すよさや面白さ,美しさを感じ取りながら,聴き取ったことと感じ取ったこととの関わりについて考えること。
イ 音楽を形づくっている要素及びそれらに関わる音符,休符,記号や用語について,音楽における働きと関わらせて理解すること。
(イ) 1段階で取り上げる旋律楽器は,既習の楽器を含めて,鍵盤楽器などの中から生徒の実態や発達の段階を考慮して選択すること。
㋐ 1段階の共通教材は,次に示すものとする。
「うさぎ」 (日本古謡)
「茶つみ」 (文部省唱歌)
「春の小川」 (文部省唱歌)高野辰之作詞 岡野貞一作曲
「ふじ山」 (文部省唱歌)巌谷小波作詞
「さくらさくら」 (日本古謡)
「とんび」 葛原しげる作詞 梁田貞作曲
「まきばの朝」 (文部省唱歌)船橋栄吉作曲
「もみじ」 (文部省唱歌)高野辰之作詞 岡野貞一作曲
○1段階
(1) 目標
ア 造形的な視点について気付き,材料や用具の扱い方に親しむとともに, 表し方を工夫する技能を身に付けるようにする。
イ 造形的なよさや面白さ,表したいことや表し方などについて考え,経験したことや思ったこと,材料などを基に,発想し構想するとともに,身近にある造形や作品などから,自分の見方や感じ方を広げることができるようにする。
ウ 楽しく美術の活動に取り組み,創造活動の喜びを味わい,美術を愛好する心情を培い,心豊かな生活を営む態度を養う。
(2) 内容
A 表現
ア 日常生活の中で経験したことや思ったこと,材料などを基に,表したいことや表し方を考えて,描いたり,つくったり,それらを飾ったりする活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 経験したことや思ったこと,材料などを基に,表したいことや表し方を考えて,発想や構想をすること。
(イ) 材料や用具の扱いに親しみ,表したいことに合わせて,表し方を工夫し,材料や用具を選んで使い表すこと。
B 鑑賞
ア 自分たちの作品や身近な造形品の鑑賞の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 自分たちの作品や身近な造形品の制作の過程などの鑑賞を通して, よさや面白さに気付き,自分の見方や感じ方を広げること。
(イ) 表し方や材料による印象の違いなどに気付き,自分の見方や感じ方を広げること。
〔共通事項〕
ア 「A表現」及び「B鑑賞」の指導を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 形や色彩,材料や光などの特徴について知ること。
(イ) 造形的な特徴などからイメージをもつこと。
○1段階
(1) 目標
ア 各種の運動の楽しさや喜びに触れ,その特性に応じた行い方及び体の発育・発達やけがの防止,病気の予防などの仕方が分かり,基本的な動きや技能を身に付けるようにする。
イ 各種の運動や健康な生活における自分の課題を見付け,その解決のための活動を考えたり,工夫したりしたことを他者に伝える力を養う。
ウ 各種の運動に進んで取り組み,きまりや簡単なスポーツのルールなどを守り,友達と協力したり,場や用具の安全に留意したりし,最後まで楽しく運動をする態度を養う。また,健康・安全の大切さに気付き,自己の健康の保持増進に進んで取り組む態度を養う。
(2) 内容
A 体つくり運動 体つくり運動について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 体ほぐしの運動や体の動きを高める運動を通して,体を動かす楽しさや心地よさに触れるとともに,その行い方が分かり,友達と関わったり, 動きを持続する能力などを高めたりすること。
イ 体ほぐしの運動や体の動きを高める運動についての自分の課題を見付け,その解決のための活動を考えたり,工夫したりしたことを他者に伝えること。
ウ 体ほぐしの運動や体の動きを高める運動に進んで取り組み,きまりを守り,友達と協力したり,場や用具の安全に留意したりし,最後まで楽しく運動をすること。
B 器械運動 器械運動について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 器械・器具を使った運動の楽しさや喜びに触れ,その行い方が分かり,基本的な動きや技を身に付けること。
イ 器械・器具を使った運動についての自分の課題を見付け,その解決のための活動を考えたり,工夫したりしたことを他者に伝えること。
ウ 器械・器具を使った運動に進んで取り組み,きまりを守り,友達と協力したり,場や器械・器具の安全に留意したりし,最後まで楽しく運動をすること。
C 陸上運動 陸上運動について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 陸上運動の楽しさや喜びに触れ,その行い方が分かり,基本的な動きや技能を身に付けること。
イ 陸上運動についての自分の課題を見付け,その解決のための活動を考えたり,工夫したりしたことを他者に伝えること。
ウ 陸上運動に進んで取り組み,きまりを守り,友達と協力したり,場や用具の安全に留意したりし,最後まで楽しく運動をすること。
D 水泳運動 水泳運動について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 初歩的な泳ぎの楽しさや喜びに触れ,その行い方が分かり,基本的な動きや技能を身に付けること。
イ 初歩的な泳ぎについての自分の課題を見付け,その解決のための活動を考えたり,工夫したりしたことを他者に伝えること。
ウ 初歩的な泳ぎに進んで取り組み,きまりなどを守り,友達と協力したり,場や用具の安全に留意したりし,最後まで楽しく運動をすること。
E 球技 球技について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 球技の楽しさや喜びに触れ,その行い方が分かり,基本的な動きや技能を身に付け,簡易化されたゲームを行うこと。
イ 球技についての自分の課題を見付け,その解決のための活動を考えたり,工夫したりしたことを他者に伝えること。
ウ 球技に進んで取り組み,きまりや簡単なルールを守り,友達と協力したり,場や用具の安全に留意したりし,最後まで楽しく運動をすること。
F 武道 武道について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 武道の楽しさを感じ,その行い方や伝統的な考え方が分かり,基本動作や基本となる技を用いて,簡易な攻防を展開すること。
イ 武道についての自分の課題を見付け,その解決のための活動を考えたり,工夫したりしたことを他者に伝えること。
ウ 武道に進んで取り組み,きまりや伝統的な行動の仕方を守り,友達と協力したり,場や用具の安全に留意したりし,最後まで楽しく運動をすること。
G ダ ン ス ダンスについて,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア ダンスの楽しさや喜びに触れ,その行い方が分かり,基本的な動きや技能を身に付け,表現したり踊ったりすること。
イ ダンスについての自分の課題を見付け,その解決のための活動を考えたり,工夫したりしたことを他者に伝えること。
ウ ダンスに進んで取り組み,友達の動きを認め協力したり,場や用具の安全に留意したりし,最後まで楽しく運動をすること。
H 保健 健康・安全に関する事項について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 体の発育・発達やけがの防止,病気の予防などの仕方が分かり,基本的な知識及び技能を身に付けること。
イ 自分の健康・安全についての課題を見付け,その解決のための活動を考えたり,工夫したりしたことを他者に伝えること。
○1段階
(1) 目標
職業分野 職業に係る見方・考え方を働かせ,作業や実習に関する実践的・体験的な学習活動を通して,よりよい生活の実現に向けて工夫する資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
ア 職業について関心をもち,将来の職業生活に係る基礎的な知識や技能を身に付けるようにする。
イ 将来の職業生活に必要な事柄について触れ,課題や解決策に気付き,実践し,学習したことを伝えるなど,課題を解決する力の基礎を養う。
ウ 将来の職業生活の実現に向けて,生活を工夫しようとする態度を養う。
家庭分野 生活の営みに係る見方・考え方を働かせ,衣食住などに関する実践的・体験的な学習活動を通して,よりよい生活の実現に向けて工夫する資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
ア 家庭の中の自分の役割に気付き,生活の自立に必要な家族・家庭,衣食住,消費や環境等についての基礎的な理解を図るとともに,それらに係る技能を身に付けるようにする。
イ 家庭生活に必要な事柄について触れ,課題や解決策に気付き,実践し, 学習したことを伝えるなど,日常生活において課題を解決する力の基礎を養う。
ウ 家族や地域の人々とのやりとりを通して,よりよい生活の実現に向けて, 生活を工夫しようとする態度を養う。
(2) 内容
職業分野
A 職業生活
ア 働くことの意義 働くことに関心をもち,作業や実習等に関わる学習活動を通して, 次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 働くことの目的などを知ること。
(イ) 意欲や見通しをもって取り組み,自分の役割について気付くこと。
(ウ) 作業や実習等で達成感を得ること。
イ 職業 職業に関わる事柄について,考えたり,体験したりする学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 職業に関わる知識や技能について,次のとおりとする。
㋐ 職業生活に必要な知識や技能について知ること。
㋑ 職業生活を支える社会の仕組み等があることを知ること。
㋒ 材料や育成する生物等の扱い方及び生産や生育活動等に関わる基礎的な技術について知ること。
㋓ 作業課題が分かり,使用する道具等の扱い方に慣れること。
㋔ 作業の持続性や巧緻性などを身に付けること。
(イ) 職業生活に必要な思考力,判断力,表現力等について,次のとおりとする。
㋐ 職業に関わる事柄と作業や実習で取り組む内容との関連について気付くこと。
㋑ 作業に当たり安全や衛生について気付き,工夫すること。
㋒ 職業生活に必要な健康管理について気付くこと。
B 情報機器の活用 職業生活で使われるコンピュータ等の情報機器に触れることなどに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア コンピュータ等の情報機器の初歩的な操作の仕方を知ること。
イ コンピュータ等の情報機器に触れ,体験したことなどを他者に伝えること。
C 産業現場等における実習 実際的な学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 職業や進路に関わることについて関心をもったり,調べたりすること。
イ 職業や職業生活,進路に関わることについて,気付き,他者に伝えること。
家庭分野
A 家族・家庭生活
ア 自分の成長と家族 自分の成長に気付くことや家族のことなどに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 自分の成長を振り返りながら,家庭生活の大切さを知ること。
(イ) 家族とのやりとりを通して,家族を大切にする気持ちを育み,よりよい関わり方について気付き,それらを他者に伝えること。
イ 家庭生活と役割 家庭の中での役割などに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 家庭における役割や地域との関わりについて関心をもち,知ること。
(イ) 家庭生活に必要なことや自分の果たす役割に気付き,それらを他者に伝えること。
ウ 家庭生活における余暇 家庭における余暇の過ごし方などに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 健康や様々な余暇の過ごし方について知り,実践しようとすること。
(イ) 望ましい生活環境や健康及び様々な余暇の過ごし方について気付き,工夫すること。
エ 幼児の生活と家族 幼児と接することなどに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 幼児の特徴や過ごし方について知ること。
(イ) 幼児への適切な関わり方について気付き,それらを他者に伝えること。
B 衣食住の生活
ア 食事の役割 食事の仕方や食事の大切さに気付くことなどに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 健康な生活と食事の役割について知ること。
(イ) 適切な量の食事を楽しくとることの大切さに気付き,それらを他者に伝えること。
イ 調理の基礎 必要な材料を使って食事の準備をすることなどに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 簡単な調理の仕方や手順について知り,できるようにすること。
(イ) 簡単な調理計画について考えること。
ウ 衣服の着用と手入れ 衣服の着方や手入れの仕方などに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 場面に応じた日常着の着方や手入れの仕方などについて知り,実践しようとすること。
(イ) 日常着の着方や手入れの仕方に気付き,工夫すること。
エ 快適な住まい方 持ち物の整理や住まいの清掃などに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 住まいの主な働きや,整理・整頓や清掃の仕方について知り,実践しようとすること。
(イ) 季節の変化に合わせた住まい方,整理・整頓や清掃の仕方に気付き,工夫すること。
C 消費生活・環境
ア 身近な消費生活 買物の仕組みや必要な物の選び方などに関わる学習活動を通して, 次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 生活に必要な物の選び方,買い方,計画的な使い方などについて知り,実践しようとすること。
(イ) 生活に必要な物を選んだり,物を大切に使おうとしたりすること。
イ 環境に配慮した生活 身近な生活の中で環境に配慮することに関わる学習活動を通して, 次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 身近な生活の中で,環境に配慮した物の使い方などについて知り, 実践しようとすること。
(イ) 身近な生活の中で,環境に配慮した物の使い方などについて考え, 工夫すること。