Stage 1

https://w3id.org/jp-cos/stage/UpperSecondaryDeptSNES-Intellectual/1

Details

Name
Stage 1
1段階
Descriotion
 中学部2段階やそれまでの経験を踏まえ,生活年齢に応じながら,主として卒業後の家庭生活,社会生活及び職業生活などとの関連を考慮した,基礎的な内容を示している。  この段階では,主として生徒自らが主体的に学び,卒業後の生活を見据えた基本的な生活習慣,社会性及び職業能力等を身に付けられるようにしていくことをねらいとする内容を示している。
Reference
文部科学省. "第5章知的障害者である生徒に対する教育を行う特別支援学校 第1節 各教科の基本的な考え方 5 段階の考え方". 特別支援学校学習指導要領解説 知的障害者教科等編(上)(高等部)平成 31 年2月. p27-28. 参照日:2021-08-07.
Related link(s)
https://www.mext.go.jp/content/20200325-mxt_tokubetu01-1386427_4.pdf
Disability Category
Intellectual Disability
Type of School
Upper Secondary Department of Special Needs Education School
Type
Stage

Referred resources

Referred to as 'Example' from:
no title
Property
Example
  • '''コード表:86V11におけるこの学習指導要領の細目の学習指導要領コードの第6桁は「0」となっているが、正しくは「e」であると判断し、URIや関連するプロパティ値(学習指導要領コードや段階など)もそれに合わせるように変更した。'''@ja
  • '''The sixth digit of the original course of study code in code table 86V11 is "0", but the correct value is "e". The URI and related property values (course of study code, stage, etc.) were changed to match.'''@en
Datatype
http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#langString
Description
Using language tags, this property represents an original note and English note. Language codes are as follows:
@ja
Japanese note
@en
English note
言語コードを用いて、備考を示します。言語コードとその意味は以下の通りです。
@ja
日本語の備考
@en
英語の備考
Languagein
First
ja
Rest
First
en
Rest
http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#nil
Name
Note
備考
Order
22
Path
http://id.loc.gov/ontologies/bibframe/note
Uniquelang
true
Example
83H1203111200000
Datatype
http://www.w3.org/2001/XMLSchema#string
Description
The value of the "Course of Study Code" column of the original data.
元データの「学習指導要領コード」列の値。
Maxcount
1
Mincount
1
Name
Code of Course of Study Item
学習指導要領コード
Order
6
Path
http://purl.org/dc/terms/identifier
Example
【83V11】Code for Lower Secondary School Course of Guideline published in 2017, version 1.1 (2021-03-18 release)
Class
Dataset
Mincount
1
Name
Source
出典
Order
3
Path
http://purl.org/dc/terms/source
Description
Repeatable. The value of the "No" column of the original data. A item number information consists of a blank node, which has two properties rdf:value and dct:source.
元データの「No」列の値。データセットの数だけ繰り返される。rdf:value, dct:sourceの2つの項番用プロパティを持つ。
Mincount
1
Name
Item Number
項番
Node
no title
Nodekind
http://www.w3.org/ns/shacl#BlankNode
Order
4
Path
http://purl.org/linked-data/cube#order
Example
'''(イ) 語と語の連結による音の変化'''
Datatype
http://www.w3.org/2001/XMLSchema#string
Description
The value of the "Text of Course of Study" column of the original data.
元データの「学習指導要領テキスト」列の値。
Maxcount
1
Mincount
1
Name
Description of Course Of Study Item
学習指導要領テキスト
Order
5
Path
http://schema.org/description
Example
一部改正なし
Datatype
http://www.w3.org/2001/XMLSchema#string
Description
It corresponds to the 16th digit of the course of study code.
学習指導要領コードの16桁目に対応
Maxcount
1
Mincount
1
Name
Edition of Course Of Study Item
改正情報
Order
16
Path
http://schema.org/edition
Example
(エ) 書くこと
Class
Course Of Study Item
Description
Child of the cource of study item. It is created automatically by the program using the regularity of the course of study code.
子供の学習指導要領細目を表す。学習指導要領コードの規則性を利用してプログラムで自動作成。
Name
Child
Order
18
Path
http://schema.org/hasPart
Example
目標及び内容(大項目)
Datatype
http://www.w3.org/2001/XMLSchema#string
Description
It corresponds to the 5th digit of the course of study code.
学習指導要領コードの5桁目に対応
Maxcount
1
Mincount
1
Name
Category
大項目
Order
12
Path
Category
Example
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/03/18/1387017_001.pdf#page=25
Description
Link to the corresponding Course of Study Commentary with this item.
対応する学習指導要領解説へのリンク
Maxcount
1
Name
Commentary Page
学習指導要領解説へのリンク
Nodekind
http://www.w3.org/ns/shacl#IRI
Order
23
Path
https://w3id.org/jp-cos/commentaryPage
Example
Lower Secondary School Curriculum Guideline 2017-03 Notification
Class
Course of Study
Maxcount
1
Mincount
1
Name
Course Of Study
学習指導要領
Order
1
Path
Course Of Study
Example
Lower Secondary School Curriculum Guideline 2017-03 Notification
Class
Course of Study Revision
Description
Repeatable. It corresponds to the course of study revision.
複数の改正がある場合、改正の件数分、繰り返される。
Mincount
1
Name
Course Of Study Revision
学習指導要領(一部改正情報)
Order
2
Path
Course Of Study Revision
Example
cs:disabilityCategory/Intellectual
Class
Disability Category
Description
It corresponds to the second digit of the course of study code.
学習指導要領コードの2桁目に対応
Name
Disability Category
障害分類
Order
9
Path
Disability Category
Example
A8A3UHA1A2A0A3A1A1A1A2A0A0A0A0A0
Datatype
http://www.w3.org/2001/XMLSchema#string
Description
It is assigned "A" for numbers, L for lowercase letters, and U for uppercase letters to make course of study code easier to handle in Excel filters and pivot tables.
学習指導要領コードをExcelのフィルタやピボットテーブルで扱いやすいように、数字であればAを、小文字であればLを、大文字であればUを付与したコード。
Maxcount
1
Mincount
1
Name
Fcode of Course of Study
F学習指導要領コード
Order
17
Path
Fcode of Course of Study
Example
1,2
Datatype
http://www.w3.org/2001/XMLSchema#integer
Description
It corresponds to the 6th digit of the course of study code.
学習指導要領コードの6桁目に対応
Name
Grade
学年
Order
13
Path
Grade
Example
Published from 2017 to 2019
Class
Issued Period
Description
It corresponds to the first digit of the course of study code.
学習指導要領コードの1桁目に対応
Maxcount
1
Mincount
1
Name
Issued Period
告示時期
Order
7
Path
Issued Period
Example
cs:school/LowerSecondary
Class
Type of School
Description
It corresponds to the second digit of the course of study code.
学習指導要領コードの2桁目に対応
Maxcount
2
Mincount
1
Name
Type of School
学校種別
Order
8
Path
Type of School
Example
(イ)
Datatype
http://www.w3.org/2001/XMLSchema#string
Description
It is the section number in the course fo study text. It is created automatically by the program. Half-size katakana is converted to full-size katakana.
学習指導要領テキスト中の節番号を表す。ないこともある。プログラムで自動作成。半角カタカナは全角カタカナに変換。
Maxcount
1
Name
Section Number
節番号
Order
19
Path
Section Number
Example
第1章 / 第2章 / 第9節 / 第2 / 英語 / 2 / 〔知識及び技能〕 / (1) / ア / (イ)
Datatype
http://www.w3.org/2001/XMLSchema#string
Description
It is the section number hierarchy in the course fo study text. It is created automatically by the program. Half-size katakana is converted to full-size katakana.
学習指導要領テキスト中の節番号の全階層分を表す。プログラムで自動作成。半角カタカナは全角カタカナに変換。
Maxcount
1
Mincount
1
Name
Hierarchical Section Numbers
節番号(階層)
Order
20
Path
Hierarchical Section Numbers
Example
''語と語の連結による音の変化'''
Datatype
http://www.w3.org/2001/XMLSchema#string
Description
It is text without section number in the course fo study text. It is created automatically by the program. Half-size katakana is converted to full-size katakana.
学習指導要領テキスト中の節番号を除いたテキスト。プログラムで自動作成。半角カタカナは全角カタカナに変換。
Maxcount
1
Mincount
1
Name
Text
テキスト
Order
21
Path
Text
Example
Stage 1
Class
Stage
Description
It corresponds to the 6th digit of the course of study code.
学習指導要領コードの6桁目に対応
Name
Stage
段階
Order
14
Path
Stage
Example
内容
Datatype
http://www.w3.org/2001/XMLSchema#string
Description
It corresponds to the 7th digit of the course of study code.
学習指導要領コードの7桁目に対応
Maxcount
1
Name
Sub Category
項目
Order
15
Path
Sub Category
Example
English
Class
Subject
Description
It corresponds to the 4th digit of the course of study code.
学習指導要領コードの4桁目に対応
Maxcount
1
Name
Subject
分野・科目・分類
Order
11
Path
Subject
Example
Foreign Languages
Class
Subject Area
Description
It corresponds to the 3rd digit of the course of study code.
元データの「教科等」列の値。学習指導要領コードの3桁目に対応
Maxcount
1
Mincount
1
Name
Subject Area
教科等
Order
10
Path
Subject Area
Referred to as 'Stage' from:
○1段階
(1) 目標
ア 社会生活に必要な国語の知識や技能を身に付けるとともに,我が国の言語文化に親しむことができるようにする。
イ 筋道立てて考える力や豊かに感じたり想像したりする力を養い,社会生活における人との関わりの中で伝え合う力を高め,自分の思いや考えをまとめることができるようにする。
ウ 言葉がもつよさを認識するとともに,幅広く読書をし,国語を大切にして,思いや考えを伝え合おうとする態度を養う。
(2) 内容
〔知識及び技能〕
ア 言葉の特徴や使い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 社会生活に係る人とのやり取りを通して,言葉には,考えたことや思ったことを表す働きがあることに気付くこと。
(イ) 相手を見て話したり聞いたりするとともに,間の取り方などに注意して話すこと。
(ウ) 漢字と仮名を用いた表記や送り仮名の付け方を理解して文や文章の中で使うとともに,句読点の使い方を意識して打つこと。
(エ) 表現したり理解したりするために必要な語句の量を増し,話や文章の中で使うとともに,言葉には,性質や役割による語句のまとまりがあることを理解すること。
(オ) 接続する語句の役割,段落の役割について理解すること。
(カ) 日常よく使われる敬語を理解し使うこと。
(キ) 文章の構成や内容の大体を意識しながら音読すること。
イ 話や文章の中に含まれている情報の扱い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 考えとそれを支える理由や事例,全体と中心など,情報と情報との関係について理解すること。
(イ) 比較や分類の仕方,辞書や事典の使い方などを理解し使うこと。
ウ 我が国の言語文化に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 生活に身近なことわざや慣用句などを知り,使うこと。
(イ) 書くことに関する次の事項を取り扱うこと。
㋐ 文字の組み立て方を理解し,形を整えて書くこと。
(ウ) 幅広く読書に親しみ,読書が,必要な知識や情報を得ることに役立つことに気付くこと。
〔思考力,判断力,表現力等〕
A 聞くこと・話すこと 聞くこと・話すことに関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 社会の中で関わる人の話などを,話し手が伝えたいことの中心に注意して聞き,話の内容を捉えること。
イ 目的に応じて,話題を決め,集めた材料を比較するなど伝え合うために必要な事柄を選ぶこと。
ウ 話の中心が明確になるよう話の構成を考えること。
エ 相手に伝わるように,言葉の抑揚や強弱,間の取り方などを工夫すること。
オ 目的や進め方を確認し,司会などの役割を果たしながら話し合い,互いの意見の共通点や相違点に着目して,考えをまとめること。
B 書くこと 書くことに関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 相手や目的を意識して,書くことを決め,集めた材料を比較するなど,伝えたいことを明確にすること。
イ 書く内容の中心を決め,内容のまとまりで段落をつくったり,段落相互の関係に注意したりして,文章の構成を考えること。
ウ 自分の考えとそれを支える理由や事例との関係を明確にして,書き表し方を工夫すること。
エ 間違いを正したり,相手や目的を意識した表現になっているかを確かめたりして,文や文章を整えること。
オ 書こうとしたことが明確になっているかなど,文章に対する感想や意見を伝え合い,自分の文章のよいところを見付けること。
C 読むこと 読むことに関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 登場人物の行動や心情などについて,叙述を基に捉えること。
イ 段落相互の関係に着目しながら,考えとそれを支える理由や事例との関係などについて,叙述を基に捉えること。
ウ 登場人物の心情や情景について,場面と結び付けて具体的に想像すること。
エ 目的を意識して,中心となる語や文を見付けて要約すること。
オ 文章を読んで理解したことに基づいて,感想や考えをもつこと。
○1段階
(1) 目標 学習の問題を追究・解決する活動を通して,次のとおり資質・能力を育成することを目指す。
ア 我が国の国土の様子と国民生活,自然環境の特色,先人の業績や優れた文化遺産,社会参加するためのきまり,公共施設の役割と制度,農業や水産業の現状,産業と経済との関わり,外国の様子について,様々な資料や具体的な活動を通して,社会生活との関連を踏まえて理解するとともに, 情報を適切に調...
イ 社会的事象の特色や相互の関連,意味を多角的に考える力,自分の生活と結び付けて考える力,社会への関わり方を選択・判断する力,考えたことや選択・判断したことを表現する力を養う。
ウ 社会に主体的に関わろうとする態度や,よりよい社会を考え学習したことを社会生活に生かそうとする態度を養うとともに,多角的な思考や理解を通して,地域社会に対する誇りと愛情,地域社会の一員としての自覚, 我が国の国土に対する愛情,我が国の歴史や伝統を大切にして国を愛する心情,我が国の...
(2) 内容
ア 社会参加ときまり
(ア) 社会参加するために必要な社会生活に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
㋐ 地域の人々と互いに協力することの大切さを理解し,自分の役割や責任を果たすための知識や技能を身に付けること。
㋑ 社会生活の中で状況を的確に判断し,自分の役割と責任について考え,表現すること。
(イ) 社会生活を営む上で大切な法やきまりに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
㋐ 社会生活を営む上で大切な法やきまりがあることを理解すること。
㋑ 社会生活を営む上で大切な法やきまりの意義と自分との関わりについて考え,表現すること。
イ 公共施設の役割と制度
(ア) 公共施設の役割に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
㋐ 生活に関係の深い公共施設や公共物の役割とその必要性を理解すること。
㋑ 生活に関係の深い公共施設や公共物の利用の仕方を調べ,適切な活用を考え,表現すること。
(イ) 制度に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
㋐ 我が国の政治の基本的な仕組みや働きについて理解すること。
㋑ 国や地方公共団体の政治の取組について調べ,国民生活における政治の働きを考え,表現すること。
ウ 我が国の国土の自然環境と国民生活
(ア) 我が国の国土の自然環境と国民生活との関連に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
㋐ 自然災害は国土の自然条件などと関連して発生していることや,自然災害が国土と国民生活に影響を及ぼすことを理解すること。
㋑ 関係機関や地域の人々の様々な努力により公害の防止や生活環境の改善が図られてきたことを理解するとともに,公害が国土の環境や国民の生活に影響を及ぼすことを理解すること。
㋒ 災害の種類や発生の位置や時期,防災対策などに着目して,国土の自然災害の状況を捉え,自然条件との関連を考え,表現すること。
㋓ 公害の発生時期や経過,人々の協力や努力などに着目して,公害防止の取組を捉え,その働きを考え,表現すること。
エ 産業と生活
(ア) 我が国の農業や水産業における食料生産に関わる学習活動を通して, 次の事項を身に付けることができるよう指導する。
㋐ 我が国の食料生産は,自然条件を生かして営まれていることや,国民の食料を確保する重要な役割を果たしていることを理解すること。
㋑ 食料生産に関わる人々は,生産性や品質を高めるよう努力したり輸送方法や販売方法を工夫したりして,良質な食料を消費地に届けるなど,食料生産を支えていることを理解すること。
㋒ 生産物の種類や分布,生産量の変化などに着目して,食料生産の概要を捉え,食料生産が国民生活に果たす役割を考え,表現すること。
㋓ 生産の工程,人々の協力関係,技術の向上,輸送,価格や費用などに着目して,食料生産に関わる人々の工夫や努力を捉え,その働きを考え,表現すること。
オ 我が国の国土の様子と国民生活,歴史
(ア) 我が国の国土の様子と国民生活に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
㋐ 我が国の国土の地形や気候の概要を理解するとともに,人々は自然環境に適応して生活していることを理解すること。
㋑ 地形や気候などに着目して,国土の自然などの様子や自然条件から見て特色ある地域の人々の生活を捉え,国土の自然環境の特色やそれらと国民生活との関連を考え,表現すること。
(イ) 我が国の歴史上の主な事象に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
㋐ 我が国の歴史上の主な事象を手掛かりに,関連する先人の業績,優れた文化遺産などを理解すること。
㋑ 世の中の様子,人物の働きや代表的な文化遺産などに着目して,我が国の歴史上の主な事象を捉え,世の中の様子の変化を考え,表現すること。
カ 外国の様子
(ア) グローバル化する世界と日本の役割に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
㋐ 異なる文化や習慣を尊重し合うことが大切であることを理解すること。
㋑ 外国の人々の生活の様子などに着目して,日本の文化や習慣との違いについて考え,表現すること。
○1段階
(1) 目標
A 数と計算
ア 整数,小数,分数及び概数の意味と表し方や四則の関係について理解するとともに,整数,小数及び分数の計算についての意味や性質について理解し,それらを計算する技能を身に付けるようにする。
イ 数の表し方の仕組みや数を構成する単位に着目し,数の比べ方や表し方を統合的に捉えて考察したり,数とその表現や数量の関係に着目し, 目的に合った表現方法を用いて計算の仕方を考察したりするとともに, 数量の関係を簡潔に,また一般的に表現する力を養う。
ウ 数量について数学的に表現・処理したことを振り返り,多面的に捉え検討してよりよいものを求めて粘り強く考える態度,数学のよさに気付き学習したことを生活や学習に活用しようとする態度を養う。
B 図形
ア 図形の形や大きさが決まる要素や立体を構成する要素の位置関係,図形の合同や多角形の性質について理解し,図形を作図したり,三角形, 平行四辺形,ひし形,台形の面積を求めたりする技能を身に付けるようにする。
イ 図形を構成する要素や図形間の関係に着目し,構成の仕方を考察したり,図形の性質を見いだしたりするとともに,三角形,平行四辺形,ひし形の面積の求め方を考え,その表現を振り返り,簡潔かつ的確な表現に高め,公式として導く力を養う。
ウ 図形や数量について数学的に表現・処理したことを振り返り,多面的に捉え検討してよりよいものを求めて粘り強く考える態度,数学のよさに気付き学習したことを生活や学習に活用しようとする態度を養う。
C 変化と関係
ア 比例の関係や異種の二つの量の割合として捉えられる数量の比べ方, 百分率について理解するとともに,目的に応じてある二つの数量の関係と別の二つの数量とを比べたり,表現したりする方法についての技能を身に付けるようにする。
イ 伴って変わる二つの数量の関係に着目し,その変化や対応の特徴を表や式を用いて考察したり,異種の二つの量の割合を用いた数量の比べ方を考察したりする力を養う。
ウ 数量について数学的に表現・処理したことを振り返り,多面的に捉え検討してよりよいものを求めて粘り強く考える態度,数学のよさに気付き学習したことを生活や学習に活用しようとする態度を養う。
D データの活用
ア データを円グラフや帯グラフで表す表し方や読み取り方,測定した結果を平均する方法について理解するとともに,それらの問題解決における用い方についての技能を身に付けるようにする。
イ 目的に応じてデータを収集し,データの特徴や傾向に着目して,表やグラフに的確に表現し,それらを用いて問題解決したり,解決の過程や結果を多面的に捉え考察したりする力を養う。
ウ データの活用について数学的に表現・処理したことを振り返り,多面的に捉え検討してよりよいものを求めて粘り強く考える態度,数学のよさに気付き学習したことを生活や学習に活用しようとする態度を養う。
(2) 内容
A 数と計算
ア 整数の表し方に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 万の単位を知ること。
㋑ 10 倍,100 倍,1000 倍, 1/10の大きさの数及びその表し方の理解を深めること。
㋒ 億,兆の単位について知り,十進位取り記数法についての理解を深めること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 数のまとまりに着目し,大きな数の大きさの比べ方や表し方を統合的に捉えるとともに,それらを日常生活に生かすこと。
イ 整数及び小数の表し方に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ ある数の 10 倍,100 倍,1000 倍,1/10,1/100などの大きさの数を,小数点の位置を移してつくること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 数の表し方の仕組みに着目し,数の相対的な大きさを考察し,計算などに有効に生かすこと。
ウ 概数に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 概数が用いられる場面について知ること。
㋑ 四捨五入について知ること。
㋒ 目的に応じて四則計算の結果の見積りをすること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 日常の事象における場面に着目し,目的に合った数の処理の仕方を考えるとともに,それを日常生活に生かすこと。
エ 整数の加法及び減法に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 大きな数の加法及び減法の計算が,2位数などについての基本的な計算を基にしてできることを理解すること。また,その筆算の仕方について理解すること。
㋑ 加法及び減法の計算が確実にでき,それらを適切に用いること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 数量の関係に着目し,計算の仕方を考えたり,計算に関して成り立つ性質を見いだしたりするとともに,その性質を活用して,計算を工夫したり,計算の確かめをしたりすること。
オ 整数の乗法に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 2位数や3位数に1位数や2位数をかける乗法の計算が,乗法九九などの基本的な計算を基にしてできることを理解すること。また,その筆算の仕方について理解すること。
㋑ 乗法の計算が確実にでき,それを適切に用いること。
㋒ 乗法に関して成り立つ性質について理解すること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 数量の関係に着目し,計算の仕方を考えたり,計算に関して成り立つ性質を見いだしたりするとともに,その性質を活用して,計算を工夫したり,計算の確かめをしたりすること。
カ 整数の除法に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 除数が1位数や2位数で被除数が2位数や3位数の場合の計算が,基本的な計算を基にしてできることを理解すること。また,その筆算の仕方について理解すること。
㋑ 除法の計算が確実にでき,それを適切に用いること。
㋒ 除法について,次の関係を理解すること。 (被除数)=(除数)×(商)+(余り)
㋓ 除法に関して成り立つ性質について理解すること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 数量の関係に着目し,計算の仕方を考えたり,計算に関して成り立つ性質を見いだしたりするとともに,その性質を活用して,計算を工夫したり,計算の確かめをしたりすること。
キ 小数とその計算に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ ある量の何倍かを表すのに小数を用いることを知ること。
㋑ 小数が整数と同じ仕組みで表されていることを知るとともに,数の相対的な大きさについての理解を深めること。
㋒ 小数の加法及び減法の意味について理解し,それらの計算ができること。
㋓ 乗数や除数が整数である場合の小数の乗法及び除法の計算ができること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 数の表し方の仕組みや数を構成する単位に着目し,計算の仕方を考えるとともに,それを日常生活に生かすこと。
ク 小数の乗法及び除法に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 乗数や除数が小数である場合の小数の乗法及び除法の意味について理解すること。
㋑ 小数の乗法及び除法の計算ができること。
㋒ 余りの大きさについて理解すること。
㋓ 小数の乗法及び除法についても整数の場合と同じ関係や法則が成り立つことを理解すること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 乗法及び除法の意味に着目し,乗数や除数が小数である場合まで数の範囲を広げて乗法及び除法の意味を捉え直すとともに,それらの計算の仕方を考えたり,それらを日常生活に生かしたりすること。
ケ 分数とその計算に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 等分してできる部分の大きさや端数部分の大きさを表すのに分数を用いることについて理解すること。また,分数の表し方について知ること。
㋑ 分数が単位分数の幾つ分かで表すことができることを知ること。
㋒ 簡単な場合について,分数の加法及び減法の意味について理解し, それらの計算ができることを知ること。
㋓ 簡単な場合について,大きさの等しい分数があることを知ること。
㋔ 同分母の分数の加法及び減法の計算ができること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 数のまとまりに着目し,分数でも数の大きさを比べたり,計算したりできるかどうかを考えるとともに,分数を日常生活に生かすこと。
㋑ 数を構成する単位に着目し,大きさの等しい分数を探したり,計算の仕方を考えたりするとともに,それを日常生活に生かすこと。
コ 数量の関係を表す式に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 四則の混合した式や( )を用いた式について理解し,正しく計算すること。
㋑ 公式についての考え方を理解し,公式を用いること。
㋒ 数量を□,△などを用いて表し,その関係を式に表したり,□, △などに数を当てはめて調べたりすること。
㋓ 数量の関係を表す式についての理解を深めること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 問題場面の数量の関係に着目し,数量の関係を簡潔に,また一般的に表現したり,式の意味を読み取ったりすること。
㋑ 二つの数量の対応や変わり方に着目し,簡単な式で表されている関係について考察すること。
サ 計算に関して成り立つ性質に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 四則に関して成り立つ性質についての理解を深めること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 数量の関係に着目し,計算に関して成り立つ性質を用いて計算の仕方を考えること。
B 図形
ア 平面図形に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 平行四辺形,ひし形,台形について知ること。
㋑ 図形の形や大きさが決まる要素について理解するとともに,図形の合同について理解すること。
㋒ 三角形や四角形など多角形についての簡単な性質を理解すること。
㋓ 円と関連させて正多角形の基本的な性質を知ること。
㋔ 円周率の意味について理解し,それを用いること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 図形を構成する要素及びそれらの位置関係に着目し,構成の仕方を考察し図形の性質を見いだすとともに,その性質を基に既習の図形を捉え直すこと。
㋑ 図形を構成する要素及び図形間の関係に着目し,構成の仕方を考察したり,図形の性質を見いだし,その性質を筋道を立てて考え説明したりすること。
イ 立体図形に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 立方体,直方体について知ること。
㋑ 直方体に関連して,直線や平面の平行や垂直の関係について理解すること。
㋒ 見取図,展開図について知ること。
㋓ 基本的な角柱や円柱について知ること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 図形を構成する要素及びそれらの位置関係に着目し,立体図形の平面上での表現や構成の仕方を考察し,図形の性質を見いだすとともに,日常の事象を図形の性質から捉え直すこと。
ウ ものの位置に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ ものの位置の表し方について理解すること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 平面や空間における位置を決める要素に着目し,その位置を数を用いて表現する方法を考察すること。
エ 平面図形の面積に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 三角形,平行四辺形,ひし形,台形の面積の計算による求め方について理解すること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 図形を構成する要素などに着目して,基本図形の面積の求め方を見いだすとともに,その表現を振り返り,簡潔かつ的確な表現に高め,公式として導くこと。
C 変化と関係
ア 伴って変わる二つの数量に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 簡単な場合について,比例の関係があることを知ること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 伴って変わる二つの数量を見いだして,それらの関係に着目し, 表や式を用いて変化や対応の特徴を考察すること。
イ 異種の二つの量の割合として捉えられる数量に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 速さなど単位量当たりの大きさの意味及び表し方について理解し,それを求めること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 異種の二つの量の割合として捉えられる数量の関係に着目し,目的に応じて大きさを比べたり,表現したりする方法を考察し,それらを日常生活に生かすこと。
ウ 二つの数量の関係に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ ある二つの数量関係と別の二つの数量の関係を比べる場合に割合を用いる場合があることを理解すること。
㋑ 百分率を用いた表し方を理解し,割合などを求めること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 日常の事象における数量の関係に着目し,図や式などを用いて, ある二つの数量の関係と別の二つの数量の関係との比べ方を考察し,それを日常生活に生かすこと。
D データの活用
ア データの収集とその分析に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 数量の関係を割合で捉え,円グラフや帯グラフで表したり,読んだりすること。
㋑ 円グラフや帯グラフの意味やそれらの用い方を理解すること。
㋒ データの収集や適切な手法の選択など統計的な問題解決の方法を知ること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 目的に応じてデータを集めて分類整理し,データの特徴や傾向に着目し,問題を解決するために適切なグラフを選択して読み取り, その結論について多面的に捉え考察すること。
イ 測定した結果を平均する方法に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 平均の意味や求め方を理解すること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 概括的に捉えることに着目し,測定した結果を平均する方法について考察し,それを学習や日常生活に生かすこと。
〔数学的活動〕
ア 内容の「A数と計算」,「B図形」,「C変化と関係」及び「Dデータの活用」に示す学習については,次のような数学的活動に取り組むものとする。
(ア) 日常の事象から数学の問題を見いだして解決し,結果を確かめたり, 日常生活等に生かしたりする活動
(イ) 数学の学習場面から数学の問題を見いだして解決し,結果を確かめたり,発展的に考察したりする活動
(ウ) 問題解決の過程や結果を,図や式などを用いて数学的に表現し伝え合う活動
○1段階
(1) 目標
A 生命
ア 生命の連続性についての理解を図り,観察,実験などに関する初歩的な技能を身に付けるようにする。
イ 生命の連続性について調べる中で,主に予想や仮説を基に,解決の方法を考える力を養う。
ウ 生命の連続性について進んで調べ,生命を尊重する態度や学んだことを生活に生かそうとする態度を養う。
B 地球・自然
ア 流れる水の働き,気象現象の規則性についての理解を図り,観察,実験などに関する初歩的な技能を身に付けるようにする。
イ 流れる水の働き,気象現象の規則性について調べる中で,主に予想や仮説を基に,解決の方法を考える力を養う。
ウ 流れる水の働き,気象現象の規則性について進んで調べ,学んだことを生活に生かそうとする態度を養う。
C 物質・エネルギー
ア 物の溶け方,電流の働きについての理解を図り,観察,実験などに関する初歩的な技能を身に付けるようにする。
イ 物の溶け方,電流の働きについて調べる中で,主に予想や仮説を基に, 解決の方法を考える力を養う。
ウ 物の溶け方,電流の働きについて進んで調べ,学んだことを生活に生かそうとする態度を養う。
(2) 内容
A 生命
ア 植物の発芽,成長,結実 植物の育ち方について,発芽,成長及び結実の様子に着目して,それらに関わる条件を制御しながら調べる活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のことを理解するとともに,観察,実験などに関する初歩的な技能を身に付けること。
㋐ 植物は,種子の中の養分を基にして発芽すること。
㋑ 植物の発芽には,水,空気及び温度が関係していること。
㋒ 植物の成長には,日光や肥料などが関係していること。
㋓ 花にはおしべやめしべなどがあり,花粉がめしべの先に付くとめしべのもとが実になり,実の中に種子ができること。
(イ) 植物の育ち方について調べる中で,植物の発芽,成長及び結実とそれらに関わる条件についての予想や仮説を基に,解決の方法を考え, 表現すること。
イ 動物の誕生 動物の発生や成長について,魚を育てたり人の発生についての資料を活用したりする中で,卵や胎児の様子に着目して,時間の経過と関係付けて調べる活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のことを理解するとともに,観察,実験などに関する初歩的な技能を身に付けること。
㋐ 魚には雌雄があり,生まれた卵は日がたつにつれて中の様子が変化してかえること。
㋑ 人は,母体内で成長して生まれること。
(イ) 動物の発生や成長について調べる中で,動物の発生や成長の様子と経過についての予想や仮説を基に,解決の方法を考え,表現すること。
B 地球・自然
ア 流れる水の働きと土地の変化 流れる水の働きと土地の変化について,水の速さや量に着目して,それらの条件を制御しながら調べる活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のことを理解するとともに,観察,実験などに関する初歩的な技能を身に付けること。
㋐ 流れる水には,土地を侵食したり,石や土などを運搬したり堆積させたりする働きがあること。
㋑ 川の上流と下流によって,川原の石の大きさや形に違いがあること。
㋒ 雨の降り方によって,流れる水の速さや量は変わり,増水により土地の様子が大きく変化する場合があること。
(イ) 流れる水の働きについて調べる中で,流れる水の働きと土地の変化との関係についての予想や仮説を基に,解決の方法を考え,表現すること。
イ 天気の変化 天気の変化の仕方について,雲の様子を観測したり,映像などの気象情報を活用したりする中で,雲の量や動きに着目して,それらと天気の変化とを関係付けて調べる活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のことを理解するとともに,観察,実験などに関する初歩的な技能を身に付けること。
㋐ 天気の変化は,雲の量や動きと関係があること。
㋑ 天気の変化は,映像などの気象情報を用いて予想できること。
(イ) 天気の変化の仕方について調べる中で,天気の変化の仕方と雲の量や動きとの関係についての予想や仮説を基に,解決の方法を考え,表現すること。
C 物質・エネルギー
ア 物の溶け方 物の溶け方について,溶ける量や様子に着目して,水の温度や量などの条件を制御しながら調べる活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のことを理解するとともに,観察,実験などに関する初歩的な技能を身に付けること。
㋐ 物が水に溶けても,水と物とを合わせた重さは変わらないこと。
㋑ 物が水に溶ける量には,限度があること。
㋒ 物が水に溶ける量は水の温度や量,溶ける物によって違うこと。また,この性質を利用して,溶けている物を取り出すことができること。
(イ) 物の溶け方について調べる中で,物の溶け方の規則性についての予想や仮説を基に,解決の方法を考え,表現すること。
イ 電流の働き 電流の働きについて,電流の大きさや向きと乾電池につないだ物の様子に着目して,それらを関係付けて調べる活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のことを理解するとともに,観察,実験などに関する初歩的な技能を身に付けること。
㋐ 乾電池の数やつなぎ方を変えると,電流の大きさや向きが変わり, 豆電球の明るさやモーターの回り方が変わること。
(イ) 電流の働きについて調べる中で,電流の大きさや向きと乾電池につないだ物の様子との関係についての予想や仮説を基に,解決の方法を考え,表現すること。
(3) 内容の取扱い
ア (2)の「A生命」のアの「植物の発芽,成長,結実」については,次のとおり取り扱うものとする。
(ア) (ア)の㋐の「種子の中の養分」については,でんぷんを扱うこと。
(イ) (ア)の㋓については,おしべ,めしべ,がく及び花びらを扱うこと。また,受粉については,風や昆虫などが関係していることにも触れること。
イ (2)の「A生命」のイの「動物の誕生」の(ア)の㋑については,人の受精に至る過程は取り扱わないこと。
ウ (2)の「B地球・自然」のアの「流れる水の働きと土地の変化」の(ア)の㋒については,自然災害についても触れること。
エ (2)の「B地球・自然」のイの「天気の変化」の(ア)の㋑については,台風の進路による天気の変化や台風と降雨との関係及びそれに伴う自然災害についても触れること。
オ (2)の「C物質・エネルギー」の指導に当たっては,ものづくりを通して行うよう配慮すること。
カ (2)の「C物質・エネルギー」のアの「物の溶け方」については,水溶液の中では,溶けている物が均一に広がることにも触れること。
キ (2)の「C物質・エネルギー」のイの「電流の働き」の(ア)の㋐については, 直列つなぎと並列つなぎを扱うものとする。
○1段階
(1) 目標
ア 曲想と音楽の構造などとの関わりについて理解するとともに,創意工夫を生かした音楽表現をするために必要な歌唱,器楽,創作,身体表現の技能を身に付けるようにする。
イ 音楽表現を創意工夫することや,音楽のよさや美しさを自分なりに見いだしながら音楽を味わって聴くことができるようにする。
ウ 主体的・協働的に表現及び鑑賞の学習に取り組み,音楽活動の楽しさを体験することを通して,音楽文化に親しみ,音楽経験を生かして生活を明るく豊かなものにしていく態度を養う。
(2) 内容
A 表現
ア 歌唱の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 歌唱表現についての知識や技能を得たり生かしたりしながら,歌唱表現を創意工夫すること。
(イ) 次の㋐及び㋑について理解すること。
㋐ 曲想と音楽の構造や歌詞の内容との関わり
㋑ 声の音色や響きと発声との関わり
(ウ) 創意工夫を生かした表現をするために必要な次の㋐から㋒までの技能を身に付けること。
㋐ 範唱を聴いたり,ハ長調及びイ短調の楽譜を見たりして歌う技能
㋑ 呼吸及び発音の仕方に気を付けて,自然で無理のない,響きのある歌い方で歌う技能
㋒ 互いの歌声や副次的な旋律,伴奏を聴いて,声を合わせて歌う技能
イ 器楽の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 器楽表現についての知識や技能を得たり生かしたりしながら,器楽表現を創意工夫すること。
(イ) 次の㋐及び㋑について理解すること。
㋐ 曲想と音楽の構造との関わり
㋑ 多様な楽器の音色と演奏の仕方との関わり
(ウ) 創意工夫を生かした表現をするために必要な次の㋐から㋒までの技能を身に付けること。
㋐ 範奏を聴いたり,ハ長調及びイ短調の楽譜を見たりして演奏する技能
㋑ 音色や響きに気を付けて,旋律楽器及び打楽器を演奏する技能
㋒ 各声部の楽器の音や伴奏を聴いて,音を合わせて演奏する技能
ウ 創作の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 創作表現についての知識や技能を得たり生かしたりしながら,創作表現を創意工夫すること。
(イ) 次の㋐及び㋑について,それらが生み出す面白さなどと関わらせて理解すること。
㋐ いろいろな音の響きやそれらの組合せの特徴
㋑ 音やフレーズのつなげ方や重ね方の特徴
(ウ) 創意工夫を生かした表現で旋律や音楽をつくるために必要な,課題や条件に沿った音の選択や組合せなどの技能を身に付けること。
エ 身体表現の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 身体表現についての知識や技能を得たり生かしたりしながら,身体表現を創意工夫すること。
(イ) 次の㋐及び㋑について理解すること。
㋐ 曲想と音楽の構造との関わり
㋑ 曲想と体の動きとの関わり
(ウ) 創意工夫を生かした表現をするために必要な次の㋐から㋒までの技能を身に付けること。
㋐ 曲の速度やリズム,曲想に合わせて表現する技能
㋑ 設定した条件に基づいて,様々な動きを組み合わせてまとまりのある表現をする技能
㋒友達と動きを組み合わせて表現をする技能
B 鑑賞
ア 鑑賞の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 鑑賞についての知識を得たり生かしたりしながら,曲や演奏のよさなどを見いだし,曲全体を味わって聴くこと。
(イ) 曲想及びその変化と,音楽の構造との関わりについて理解すること。
○1段階
(1) 目標
ア 造形的な視点について理解するとともに,意図に応じて表現方法を工夫して表すことができるようにする。
イ 造形的なよさや美しさ,表現の意図と工夫などについて考え,主題を生み出し豊かに発想し構想を練ったり,美術や美術文化などに対する見方や感じ方を広げたりすることができるようにする。
ウ 楽しく美術の活動に取り組み創造活動の喜びを味わい,美術を愛好する心情を培い,心豊かな生活を創造していく態度を養う。
(2) 内容
A 表現
ア 感じ取ったことや考えたこと,目的や機能などを基に,描いたり,つくったりする活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 対象や事象を見つめ感じ取ったことや考えたこと,伝えたり使ったりする目的や条件などを基に主題を生み出し,構成を創意工夫し,心豊かに表現する構想を練ること。
(イ) 材料や用具の特性の生かし方などを身に付け,意図に応じて表現方法を工夫して表すこと。
B 鑑賞
ア 美術作品や生活の中の美術の働き,美術文化などの鑑賞の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 美術作品などの造形的なよさや美しさを感じ取り,作者の心情や表現の意図と工夫などについて考えるなどして,見方や感じ方を広げること。
(イ) 生活の中の美術や文化遺産などのよさや美しさを感じ取り,生活を美しく豊かにする美術の働きや美術文化について考えるなどして,見方や感じ方を広げること。
〔共通事項〕
ア 「A表現」及び「B鑑賞」の指導を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 形や色彩,材料や光などの働きを理解すること。
(イ) 造形的な特徴などから全体のイメージで捉えることを理解すること。
○1段階
(1) 目標
ア 各種の運動の楽しさや喜びを味わい,その特性に応じた技能等や心身の発育・発達,個人生活に必要な健康・安全に関する事柄などを理解するとともに,技能を身に付けるようにする。
イ 各種の運動や健康・安全な生活を営むための自他の課題を発見し,その解決のための方策を工夫したり,仲間と考えたりしたことを,他者に伝える力を養う。
ウ 各種の運動における多様な経験を通して,きまりやルール,マナーなどを守り,仲間と協力したり,場や用具の安全を確保したりし,自己の最善を尽くして自主的に運動をする態度を養う。また,健康・安全に留意し,健康の保持増進と回復に積極的に取り組む態度を養う。
(2) 内容
A 体つくり運動 体つくり運動について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 体ほぐしの運動や体の動きを高める運動を通して,体を動かす楽しさや心地よさを味わい,その行い方や方法を理解するとともに,仲間と積極的に関わったり,動きを持続する能力などを高める運動をしたりすること。
イ 体ほぐしの運動や体の動きを高める運動についての自他の課題を発見し,その解決のための方策を工夫したり,仲間と考えたりしたことを他者に伝えること。
ウ 体ほぐしの運動や体の動きを高める運動の多様な経験を通して,きまりを守り,仲間と協力したり,場や用具の安全を確保したりし,自主的に運動をすること。
B 器械運動 器械運動について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 器械運動の楽しさや喜びを味わい,その特性に応じた技能を理解するとともに技を身に付けること。
イ 器械運動についての自他の課題を発見し,その解決のための方策を工夫したり,仲間と考えたりしたことを他者に伝えること。
ウ 器械運動の多様な経験を通して,きまりやルール,マナーなどを守り, 仲間と協力したり,場や器械・器具の安全を確保したりし,自主的に運動をすること。
C 陸上競技 陸上競技について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 陸上競技の楽しさや喜びを味わい,その特性に応じた技能を理解するとともに技能を身に付けること。
イ 陸上競技についての自他の課題を発見し,その解決のための方策を工夫したり,仲間と考えたりしたことを他者に伝えること。
ウ 陸上競技の多様な経験を通して,きまりやルール,マナーなどを守り, 仲間と協力したり,場や用具の安全を確保したりし,自主的に運動をすること。
D 水泳 水泳について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 水泳の楽しさや喜びを味わい,その特性に応じた技能を理解するとともに泳法を身に付けること。
イ 水泳についての自他の課題を発見し,その解決のための方策を工夫したり,仲間と考えたりしたことを他者に伝えること。
ウ 水泳の多様な経験を通して,きまりやルール,マナーなどを守り,仲間と協力したり,場や用具の安全を確保したりし,自主的に運動をすること。
E 球技 球技について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 球技の楽しさや喜びを味わい,その特性に応じた技能を理解するとともに技能を身に付け,簡易化されたゲームを行うこと。
イ 球技についての自他の課題を発見し,その解決のための方策を工夫したり,仲間と考えたりしたことを他者に伝えること。
ウ 球技の多様な経験を通して,きまりやルール,マナーなどを守り,仲間と協力したり,場や用具の安全を確保したりし,自主的に運動をすること。
F 武道 武道について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 武道の楽しさや喜びを味わい,その特性に応じた技能を理解するとともに,基本動作や基本となる技を用いて,簡易な攻防を展開すること。
イ 武道についての自他の課題を発見し,その解決のための方策を工夫したり,仲間と考えたりしたことを他者に伝えること。
ウ 武道の多様な経験を通して,きまりや伝統的な行動の仕方を守り,仲間と協力したり,場や用具の安全を確保したりし,自主的に運動をすること。
G ダンス ダンスについて,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア ダンスの楽しさや喜びを味わい,その行い方を理解するとともに,技能を身に付け,表現や踊りを通した交流をすること。
イ ダンスについての自他の課題を発見し,その解決のための方策を工夫したり,仲間と考えたりしたことを他者に伝えること。
ウ ダンスの多様な経験を通して,仲間の表現を認め助け合ったり,場や用具の安全を確保したりし,自主的に運動をすること。
H 体育理論 体育理論について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 運動やスポーツの多様性,効果と学び方,安全な行い方及び文化としてのスポーツの意義に気付くこと。
イ 運動やスポーツの多様性,効果と学び方,安全な行い方及び文化としてのスポーツの意義についての課題を発見し,その解決のための方策を工夫したり,仲間と考えたりしたことを他者に伝えること。
ウ 運動やスポーツの多様性,効果と学び方,安全な行い方及び文化としてのスポーツの意義についての学習に積極的に取り組むこと。
I 保健 健康・安全に関する事項について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 心身の発育・発達,傷害の防止及び疾病の予防等を理解するとともに, 健康で安全な個人生活を営むための技能を身に付けること。
イ 健康・安全に関わる自他の課題を発見し,その解決のための方策を工夫したり,仲間と考えたりしたことを他者に伝えること。
○1段階
(1)目標
ア 職業に関する事柄について理解するとともに,将来の職業生活に係る技能を身に付けるようにする。
イ 将来の職業生活を見据え,必要な事柄を見いだして課題を設定し,解決策を考え,実践を評価し,表現する力を養う。
ウ よりよい将来の職業生活の実現や地域社会への参画に向けて,生活を工夫しようとする実践的な態度を養う。
(2) 内容
A 職業生活
ア 勤労の意義 勤労に対する意欲や関心を高め,他者と協働して取り組む作業や実習等に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 勤労の意義を理解すること。
(イ) 意欲や見通しをもって取り組み,その成果や自分と他者との役割及び他者との協力について考え,表現すること。
(ウ) 作業や実習等に達成感を得て,計画性をもって主体的に取り組むこと。
イ 職 業 職業に関わる事柄について,他者との協働により考えを深めたり,体験したりする学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 職業に関わる知識や技能について,次のとおりとする。
㋐ 職業生活に必要とされる実践的な知識及び技能を身に付けること。
㋑ 職業生活を支える社会の仕組み等の利用方法を理解すること。
㋒ 材料や育成する生物等の特性や扱い方及び生産や生育活動等に関わる技術について理解すること。
㋓ 使用する道具や機械等の特性や扱い方を理解し,作業課題に応じて正しく扱うこと。
㋔ 作業の確実性や持続性,巧緻性等を高め,状況に応じて作業すること。
(イ) 職業生活に必要な思考力,判断力,表現力等について,次のとおりとする。
㋐ 作業や実習における役割を踏まえて,自分の成長や課題について考え,表現すること。
㋑ 生産や生育活動等に関わる技術について考えること。
㋒ 作業上の安全や衛生及び作業の効率について考え,改善を図ること。
㋓ 職業生活に必要な健康管理や余暇の過ごし方について考えること。
B 情報機器の活用 職業生活で使われるコンピュータ等の情報機器を扱うことに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 情報セキュリティ及び情報モラルについて知るとともに,表現,記録, 計算,通信等に係るコンピュータ等の情報機器について,その特性や機能を知り,操作の仕方が分かり,扱えること。
イ 情報セキュリティ及び情報モラルを踏まえ,コンピュータ等の情報機器を扱い,収集した情報をまとめ,考えたことを発表すること。
C 産業現場等における実習 産業現場等における実習を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 職業など卒業後の進路に必要となることについて理解すること。
イ 産業現場等における実習での自己の成長について考えたことを表現すること。
○1段階
(1) 目標
ア 家族・家庭の機能について理解し,生活の自立に必要な家族・家庭,衣食住,消費や環境等についての基礎的な理解を図るとともに,それらに係る技能を身に付けるようにする。
イ 家庭や地域における生活の中から問題を見いだして課題を設定し,解決策を考え,実践を評価・改善し,考えたことを表現するなど,課題を解決する力を養う。
ウ 家族や地域の人々との関わりを通して,よりよい生活の実現に向けて, 生活を工夫し考えようとする実践的な態度を養う。
(2) 内容
A 家族・家庭生活
ア 自分の成長と家族 自分の成長と家族や家庭生活などに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 自分の成長と家族や家庭生活との関わりが分かり,家庭生活が家族の協力によって営まれていることに気付くこと。
(イ) 家族とのよりよい関わり方について考え,表現すること。
イ 家庭生活での役割と地域との関わり 家族との触れ合いや地域の人々と接することなどに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 家庭生活において,地域の人々との協力が大切であることに気付くこと。
(イ) 家族と地域の人々とのよりよい関わり方について考え,表現すること。
ウ 家庭生活における健康管理と余暇 家庭生活における健康管理や余暇に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 健康管理や余暇の有効な過ごし方について理解し,実践すること。
(イ) 健康管理や余暇の有効な過ごし方について考え,表現すること。
エ 乳幼児や高齢者などの生活 乳幼児や高齢者と接することなどに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 乳幼児や高齢者などの生活の特徴,乳幼児や高齢者などとの関わり方について気付くこと。
(イ) 乳幼児や高齢者などとのよりよい関わり方について考え,表現すること。
B 衣食住の生活
ア 食事の役割 食事の役割に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 生活の中で食事が果たす役割について理解すること。
(イ) 健康によい食習慣について考え,工夫すること。
イ 日常食の調理 日常食の調理に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 日常生活と関連付け,用途に応じた食品の選択,食品や調理用具等の安全と衛生に留意した管理,材料に適した加熱調理の仕方について知り,基礎的な日常食の調理ができること。
(イ) 基礎的な日常食の調理について,食品の選択や調理の仕方,調理計画を考え,表現すること。
ウ 衣服の選択 衣服の選択に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 衣服と社会生活との関わりが分かり,目的に応じた着用,個性を生かす着用及び衣服の適切な選択について理解すること。
(イ) 衣服の選択について考え,工夫すること。
エ 布を用いた製作 布を用いた製作に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 目的に応じた縫い方及び用具の安全な取扱いについて理解し,適切にできること。
(イ) 目的に応じた縫い方について考え,工夫すること。
オ 住居の基本的な機能と快適で安全な住まい方 住居の基本的な機能や快適で安全な住まい方に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 家族の生活と住空間との関わりや住居の基本的な機能について知ること。
(イ) 家族の安全や快適さを考えた住空間について考え,表現すること。
C 消費生活・環境
ア 消費生活 消費生活に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 購入方法や支払方法の特徴が分かり,計画的な金銭管理の必要性に気付くこと。
㋑ 売買契約の仕組み,消費者被害の背景とその対応について理解し, 物資・サービスの選択に必要な情報の収集・整理ができること。
(イ) 物資・サービスの選択に必要な情報を活用して購入について考え, 表現すること。
イ 消費者の基本的な権利と責任 消費者の基本的な権利と責任に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 消費者の基本的な権利と責任,自分や家族の消費生活が環境や社会に及ぼす影響について気付くこと。
(イ) 身近な消費生活について,自立した消費者として責任ある消費行動を考え,表現すること。
○1段階
(1) 目標
ア 音声や文字,語彙,表現などについて日本語と外国語との違いに気付くとともに,読むこと,書くことに慣れ親しみ,聞くこと,話すことを中心とした実際のコミュニケーションにおいて活用できる基礎的な力を身に付けるようにする。
イ コミュニケーションを行う目的や場面,状況などに応じて,身近で簡単な事柄について,聞いたり話したりするとともに,音声で十分に慣れ親しんだ外国語の語彙などを真似ながら読んだり,外国語の文字をなぞって書いたりして,自分の考えや気持ちなどを伝え合うことができる基礎的な力を養う。
ウ 外国語の背景にある文化について理解し,相手に配慮しながら,主体的に外国語を用いてコミュニケーションを図ろうとする態度を養う。
(2) 内容
〔英語〕
〔知識及び技能〕
ア 英語の特徴等に関する事項 実際に英語を用いた場面や状況等における言語活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 英語の音声及び簡単な語句や基本的な表現などについて,日本語との違いに気付くこと。
㋐ 英語の音声を聞いて話したり,文字を見て読んだり書いたりして日本語の音声や文字などとの違いに気付くこと。
㋑ 英語の音声や文字も,事物の内容を表したり,要件を伝えたりするなどの働きがあることに気付くこと。
㋒ 簡単な語句や基本的な表現などが表す内容を知り,それらを使うことで要件が相手に伝わることに気付くこと。
〔思考力,判断力,表現力等〕
イ 情報を整理しながら考えなどを形成し,英語で表現したり,伝え合ったりすることに関する事項 具体的な課題等を設定し,コミュニケーションを行う目的や場面,状況などに応じて,情報を整理しながら考えなどを形成し,これらを表現することを通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する...
(ア) 簡単な事柄について,伝えようとした内容を整理した上で,簡単な語句などを用いて自分の考えや気持ちなどを伝え合うこと。
(イ) 身近で簡単な事柄について,音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語彙などが表す事柄を想像しながら読んだり,書いたりすること。
ウ 言語活動及び言語の働きに関する事項
① 言語活動に関する事項 イに示す事項については,アに示す事項を活用して,例えば,次のような言語活動を通して指導する。
(ア) 聞くこと
㋐ 自分に関する簡単な事柄について,簡単な語句や基本的な表現を聞き,それらを表すイラストや写真などと結び付ける活動。
㋑ 日付や時刻,値段などを表す表現など,身近で簡単な事柄について,表示などを参考にしながら具体的な情報を聞き取る活動。
(イ) 話すこと[発表]
㋐ 簡単な語句や基本的な表現を用いて,自分の趣味や得意なことなどを含めて自己紹介をする活動。
(ウ) 話すこと[やり取り]
㋐ 挨拶を交わしたり,簡単な指示や依頼をして,それらに応じたり断ったりする活動。
(エ) 書くこと
㋐ 活字体の大文字,小文字を区別して書く活動。
㋑ 相手に伝えるなどの目的をもって,身近で簡単な事柄について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語彙などを書き写す活動。
㋒ 相手に伝えるなどの目的をもって,身近で簡単な事柄について, 音声で十分に慣れ親しんだ語彙などを書き写す活動。
(オ) 読むこと
㋐ 活字体で書かれた文字を見て,どの文字であるかやその文字が大文字であるか小文字であるかを識別する活動。
㋑ 活字体で書かれた文字を見て,その読み方を発音する活動。
② 言語の働きに関する事項 言語活動を行うに当たり,主として次に示すような言語の使用場面や言語の働きを取り上げるようにする。
(ア) 言語の使用場面の例
㋐ 特有の表現がよく使われる場面
・挨拶
・自己紹介
・買物
・食事
・道案内
・旅行
など
㋑ 生徒の身近な暮らしに関わる場面
・学校での学習や活動
・家庭での生活
・地域での生活
など
(イ) 言語の働きの例
㋐ コミュニケーションを円滑にする
・挨拶をする
・呼び掛ける
・相づちを打つ
・聞き直す
など
㋑ 気持ちを伝える
・礼を言う
・褒める
・謝る
など
㋒ 事実・情報を伝える
・説明する
・報告する
・発表する
など
㋓ 考えや意図を伝える
・意見を言う
・賛成する
・承諾する
・断る
など
㋔ 相手の行動を促す
・質問する
・依頼する
・命令する
など
〔その他の外国語〕 その他の外国語については,〔英語〕に示す内容に準じて指導を行うものとする。
○1段階
(1) 目標
ア 効果的なコミュニケーションの方法や,身近にあるコンピュータやデータの活用について知り,基礎的な技能を身に付けるとともに,情報社会と人との関わりについて知る。
イ 身近な事象を情報とその結び付きとして捉え,問題を知り,問題を解決するために必要な情報と情報技術を活用する力を養う。
ウ 身近にある情報や情報技術を活用するとともに,情報社会に関わろうとする態度を養う。
(2) 内容
A 情報社会の問題解決 身近にある情報や情報技術を活用して問題を知り,問題を解決する方法に着目し,解決に向けた活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のような知識及び技能を身に付けること。
(ア) 身近にある情報やメディアの基本的な特性及びコンピュータ等の情報機器の基本的な用途,操作方法及び仕組みを知り,情報と情報技術を活用して問題を知り,問題を解決する方法を身に付けること。
(イ) 情報に関する身近で基本的な,法規や制度,情報セキュリティの重要性,情報社会における個人の責任及び情報モラルについて知ること。
(ウ) 身近にある情報技術が人や社会に果たす役割と及ぼす影響について知ること。
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
(ア) 目的や状況に応じて,身近にある情報や情報技術を活用して問題を知り,問題を解決する方法について考えること。
(イ) 情報に関する身近で基本的な,法規や制度及びマナーの意義,情報社会において個人の果たす役割や責任,情報モラルなどについて考えること。
(ウ) 身近にある情報や情報技術の活用について考えること。
B コミュニケーションと情報デザイン 身近なメディアとコミュニケーション手段及び情報デザインに着目し, 目的や状況に応じて受け手に分かりやすく情報を伝える活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のような知識及び技能を身に付けること。
(ア) 身近なメディアの基本的な特性とコミュニケーション手段の基本的な特徴について,その変遷を踏まえて知ること。
(イ) 身近にある情報デザインが人や社会に果たしている役割を知ること。
(ウ) 身近にある情報デザインから,効果的なコミュニケーションを行うための情報デザインの基本的な考え方や方法を知り,表現する基礎的な技能を身に付けること。
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
(ア) 身近なメディアとコミュニケーション手段の関係を考えること。
(イ) コミュニケーションの目的に合わせて,必要な情報が伝わるような情報デザインを考えること。
(ウ) 効果的なコミュニケーションを行うための情報デザインの基本的な考え方や方法に基づいて,表現の仕方を工夫すること。
C 情報通信ネットワークとデータの活用 情報通信ネットワークを介して流通するデータに着目して,情報通信ネットワークや情報システムにより提供されるサービスを利用し,問題を知り,問題の解決に向けた活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のような知識及び技能を身に付けること。
(ア) 情報通信ネットワークの基本的な仕組みや情報セキュリティを確保するための基本的な方法について知ること。
(イ) 身近なデータを蓄積,管理,提供する基本的な方法,情報通信ネットワークを介した情報システムによるサービスの提供に関する基本的な仕組みと特徴について知ること。
(ウ) データを表現,蓄積するための基本的な表し方と,データを収集, 整理する基本的な方法について知り,基礎的な技能を身に付けること。
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
(ア) 情報通信ネットワークにおける情報セキュリティを確保する基本的な方法について考えること。
(イ) 情報システムが提供するサービスの利用について考えること。
(ウ) データの収集,整理及び結果の表現の基本的な方法を適切に選択し, 実行すること。
○1段階
(1)話の内容の要点を落とさないように聞き取る。
(2) 目的や場に応じて要点を落とさないように話す。
(3) いろいろな語句, 文及び文章を正しく読み, 内容を読み取る。
(4) 手紙や日記などを目的に応じて正しく書く。
○1段階
(1) 相手や自分の立場を理解し, 互いに協力して役割や責任を果たす。
(2)社会や国にはいろいろなきまりがあることを知り, それらを適切に守る。
(3) 生活に関係の深い公共施設や公共物などの働きを理解し, それらを適切に利用する。
(4)政治,経済,文化などの社会的事象や情報メディアなどに興味や関心をもち,生産,消費などの経済活動に関する基本的な事柄を理解する。
(5) 我が国のいろいろな地域の自然や生活の様子を理解し, 社会の変化や伝統に関心をもつ。
(6) 外国の自然や人々の生活の様子, 世界の出来事に関心をもつ。
○1段階
(1) 日常生活に必要な数量の処理や計算をする。
(2)長さ・重さなどの単位の関係が分かり,測定する。
(3) 図形を正しく作図したり, 表やグラフを工夫して作ったりする。
(4)金銭や時計・暦などの正しい使い方が分かる。
○1段階
(1)人の体の主なつくりや働きを理解する。
(2) 生物の特徴, その成長や活動の様子について理解し, 生命の大切なことを知る。
(3) 生活に関係のある物質の性質や機械・器具の構造及び働きについて理解し, 適切に取り扱う。
(4) 自然の事物・現象についての初歩的な理解を図るとともに, 自然と生活との関係を理解する。
○1段階
(1) いろいろな音楽をその美しさなどを感じ取りながら鑑賞する。
(2) 音楽を聴いて曲の特徴などを感じ取り, 創造的に身体の動きで表現したりする。
(3) 打楽器や旋律楽器などに親しみ, その演奏の仕方に慣れ, 気持ちを込めて合奏や独奏をする。
(4)歌詞の内容を感じ取って,独唱,斉唱,簡単な合唱などをする。
○1段階
(1) 経験や想像をもとに創造的に絵をかいたり, 作品をつくったり, それらを飾ったりする。
(2) いろいろな材料の性質や用具などの扱い方を理解し, 工夫して使う。
(3) 自然や優れた造形品を鑑賞し, その美しさなどを味わう。
○1段階
(1)体つくり運動,いろいろなスポーツ,ダンスなどの運動をする。
(2) きまりやいろいろなスポーツのルールなどを守り, 友達と協力して安全に運動をする。
(3)心身の発育・発達に関心をもち,生活に必要な健康・安全に関する事柄を理解する。
○1段階
(1)働くことの意義を理解し, 作業や実習に取り組み, 働く喜びを味わう。
(2)道具や機械の操作に慣れるとともに, 材料や製品の扱い方を身に付け, 安全や衛生に気を付けながら作業や実習をする。
(3) 自分の分担に責任をもち, 他の者と協力して作業や実習をする。
(4) 適切な進路選択のために, いろいろな職業や職業生活について知る。
(5) 産業現場等における実習を通して, 実際的な職業生活を経験する。
(6) 職業生活に必要な健康管理や余暇の有効な過ごし方が分かる。
(7) 職場で使われる機械やコンピュータ等の情報機器などの簡単な操作をする。
○1段階
(1) 家族がそれぞれの役割を果たしていることを理解し, 楽しい家庭づくりのための自分の役割を果たす。
(2) 家庭生活における計画的な消費や余暇の有効な過ごし方が分かる。
(3) 家庭生活で使用する道具や器具などの正しい使い方が分かり, 安全や衛生に気を付けながら実習をする。
(4)被服,食物,住居などに関する実習を通して,実際的な知識と技能を習得する。
(5) 保育や家庭看護などに関心をもつ。
○1段階
(1)簡単な英語を使って表現したり,やりとりしたりする。
(2)簡単な語,句,文に興味や関心をもつ。
(3)日常生活の中で見聞きする語や句の意味を知る。
○1段階
(1) 日常生活の中で情報やコンピュータ等の情報機器が果たしている役割に関心をもつ。
(2) コンピュータ等の情報機器に関心をもち, 簡単な操作をする。
(3) 各種のソフトウェアに関心をもち, 実習をする。
(4) コンピュータ等の情報機器を利用した情報の収集, 処理及び発信に関心をもつ。
(5) 情報の取扱いに関するきまりやマナーがあることを知る。