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Stage 3
https://w3id.org/jp-cos/stage/ElementaryDeptSNES-Intellectual/3
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Stage 3
Details
Name
Stage 3
3段階
Descriotion
知的障害の程度は,他人との意思の疎通や日常生活を営む際に困難さが見られる。適宜援助を必要とする者を対象とした内容を示している。 この段階では,2段階を踏まえ,主として児童が自ら場面や順序などの様子に気付いたり,主体的に活動に取り組んだりしながら,社会生活につながる行動を身に付けることをねらいとする内容を示している。
Reference
文部科学省. "第4章 知的障害である児童生徒に対する教育を行う特別支援学校の各教科 第 1 節 知的障害者である児童生徒に対する教育を行う特別支援学校の各教科等の基本的な考え方 5 段階の考え方". 特別支援学校学習指導要領解説 各教科等変(小学部・中学部) 平成30年3月. p.23-25. 参照日:2021-08-09.
Related link(s)
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/02/04/1399950_4.pdf
Disability Category
Intellectual Disability
Type of School
Elementary Department of Special Needs Education School
Type
Stage
Referred resources
Referred to as 'Stage' from:
○3段階
(1) 目標
ア 活動や体験の過程において,自分自身,身近な人々,社会及び自然の特徴やよさ,それらの関わりに気付くとともに,生活に必要な習慣や技能を身に付けるようにする。
イ 自分自身や身の回りの生活のことや,身近な人々,社会及び自然と自分との関わりについて理解し,考えたことを表現することができるようにする。
ウ 自分のことに取り組んだり,身近な人々,社会及び自然に自ら働きかけ, 意欲や自信をもって学んだり,生活を豊かにしようとしたりする態度を養う。
(2) 内容
ア 基本的生活習慣 身の回りの整理や身なりなどの基本的生活習慣や日常生活に役立つことに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 必要な身辺処理や集団での基本的生活習慣が分かり,日常生活に役立てようとすること。
(イ) 日常生活に必要な身辺処理等に関する知識や技能を身に付けること。
イ 安 全 交通安全や避難訓練等の安全や防災に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 日常生活の安全や防災に関心をもち,安全な生活をするよう心がけること。
(イ) 安全や防災に関わる知識や技能を身に付けること。
ウ 日課・予定 一週間程度の予定,学校行事や家庭の予定などに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 日常生活の日課・予定が分かり,およその予定を考えながら,見通しをもって行動しようとすること。
(イ) 日課や身近な予定を立てるために必要な知識や技能を身に付けること。
エ 遊び 日常生活の中での遊びに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 日常生活の遊びで,友達と関わりをもち,きまりを守ったり,遊びを工夫し発展させたりして,仲良く遊ぼうとすること。
(イ) きまりのある遊びや友達と仲良く遊ぶことなどの知識や技能を身に付けること。
オ 人との関わり 身近なことを教師や友達と話すことなどに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 身近な人と自分との関わりが分かり,一人で簡単な応対などをしようとすること。
(イ) 身近な人との簡単な応対などをするための知識や技能を身に付けること。
カ 役割 様々な集団や地域での役割に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 様々な集団活動に進んで参加し,簡単な役割を果たそうとすること。
(イ) 集団の中での簡単な役割を果たすための知識や技能を身に付けること。
キ 手伝い・仕事 自分から調理や製作などの様々な手伝いをすることや学級の備品等の整理などに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 日常生活の手伝いや仕事を進んでしようとすること。
(イ) 手伝いや仕事をするための知識や技能を身に付けること。
ク 金銭の扱い 価格に応じて必要な貨幣を組み合わせるなどの金銭に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 日常生活の中で,金銭の価値が分かり扱いに慣れること。
(イ) 金銭の扱い方などの知識や技能を身に付けること。
ケ きまり 学校のきまりや公共の場でのマナー等に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 日常生活の簡単なきまりやマナーが分かり,それらを守って行動しようとすること。
(イ) 簡単なきまりやマナーに関する知識や技能を身に付けること。
コ 社会の仕組みと公共施設 自分の地域や周辺の地理などの社会の様子,警察署や消防署などの公共施設に関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 日常生活に関わりのある社会の仕組みや公共施設が分かり,それらを表現すること。
(イ) 日常生活に関わりのある社会の仕組みや公共施設などを知ったり,活用したりすること。
サ 生命・自然 身近にいる昆虫,魚,小鳥の飼育や草花などの栽培及び四季の変化や天体の動きなどに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 日常生活に関わりのある生命や自然の特徴や変化が分かり,それらを表現すること。
(イ) 日常生活に関わりのある生命や自然について関心をもって調べること。
シ ものの仕組みと働き 日常生活の中で,ものの仕組みなどに関わる学習活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 日常生活の中で,ものの仕組みや働きが分かり,それらを表現すること。
(イ) ものの仕組みや働きに関して関心をもって調べること。
○3段階
(1) 目標
ア 日常生活に必要な国語の知識や技能を身に付けるとともに,我が国の言語文化に触れ,親しむことができるようにする。
イ 出来事の順序を思い出す力や感じたり想像したりする力を養い,日常生活における人との関わりの中で伝え合う力を身に付け,思い付いたり考えたりすることができるようにする。
ウ 言葉がもつよさを感じるとともに,図書に親しみ,思いや考えを伝えたり受け止めたりしようとする態度を養う。
(2) 内容
〔知識及び技能〕
ア 言葉の特徴や使い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 身近な人との会話や読み聞かせを通して,言葉には物事の内容を表す働きがあることに気付くこと。
(イ) 姿勢や口形に気を付けて話すこと。
(ウ) 日常生活でよく使う促音,長音などが含まれた語句,平仮名,片仮名,漢字の正しい読み方を知ること。
(エ) 言葉には,意味による語句のまとまりがあることに気付くこと。
(オ) 文の中における主語と述語との関係や助詞の使い方により,意味が変わることを知ること。
(カ) 正しい姿勢で音読すること。
イ 話や文章の中に含まれている情報の扱い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 物事の始めと終わりなど,情報と情報との関係について理解すること。
(イ) 図書を用いた調べ方を理解し使うこと。
ウ 我が国の言語文化に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 昔話や神話・伝承などの読み聞かせを聞き,言葉の響きやリズムに親しむこと。
(イ) 出来事や経験したことを伝え合う体験を通して,いろいろな語句や文の表現に触れること。
(ウ) 書くことに関する次の事項を理解し使うこと。
㋐ 目的に合った筆記具を選び,書くこと。
㋑ 姿勢や筆記具の持ち方を正しくし,平仮名や片仮名の文字の形に注意しながら丁寧に書くこと。
(エ) 読み聞かせなどに親しみ,いろいろな絵本や図鑑があることを知ること。
〔思考力,判断力,表現力等〕
A 聞くこと・話すこと 聞くこと・話すことに関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 絵本の読み聞かせなどを通して,出来事など話の大体を聞き取ること。
イ 経験したことを思い浮かべ,伝えたいことを考えること。
ウ 見聞きしたことなどのあらましや自分の気持ちなどについて思い付いたり,考えたりすること。
エ 挨拶や電話の受け答えなど,決まった言い方を使うこと。
オ 相手に伝わるよう,発音や声の大きさに気を付けること。
カ 相手の話に関心をもち,自分の思いや考えを相手に伝えたり,相手の思いや考えを受け止めたりすること。
B 書くこと 書くことに関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 身近で見聞きしたり,経験したりしたことについて書きたいことを見付け, その題材に必要な事柄を集めること。
イ 見聞きしたり,経験したりしたことから,伝えたい事柄の順序を考えること。
ウ 見聞きしたり,経験したりしたことについて,簡単な語句や短い文を書くこと。
エ 書いた語句や文を読み,間違いを正すこと。
オ 文などに対して感じたことを伝えること。
C 読むこと 読むことに関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 絵本や易しい読み物などを読み,挿絵と結び付けて登場人物の行動や場面の様子などを想像すること。
イ 絵本や易しい読み物などを読み,時間的な順序など内容の大体を捉えること。
ウ 日常生活で必要な語句や文,看板などを読み,必要な物を選んだり行動したりすること。
エ 登場人物になったつもりで,音読したり演じたりすること。
○3段階
(1) 目標
A 数と計算
ア 100 までの数の概念や表し方について理解し,数に対する感覚を豊かにするとともに,加法,減法の意味について理解し,これらの簡単な計算ができるようにすることについての技能を身に付けるようにする。
イ 日常の事象について,ものの数に着目し,具体物や図などを用いながら数の数え方や計算の仕方を考え,表現する力を養う。
ウ 数量の違いを理解し,算数で学んだことのよさや楽しさを感じながら学習や生活に活用しようとする態度を養う。
B 図形
ア 身の回りのものの形の観察などの活動を通して,図形についての感覚を豊かにするとともに,ものについて,その形の合同,移動,位置,機能及び角の大きさの意味に関わる基礎的な知識を理解することなどについての技能を身に付けるようにする。
イ 身の回りのものの形に着目し,ぴったり重なる形,移動,ものの位置及び機能的な特徴等について具体的に操作をして考える力を養う。
ウ 図形や数量の違いを理解し,算数で学んだことのよさや楽しさを感じながら学習や生活に活用しようとする態度を養う。
C 測定
ア 身の回りにある長さや体積などの量の単位と測定の意味について理解し,量の大きさについての感覚を豊かにするとともに,測定することなどについての技能を身に付けるようにする。
イ 身の回りにある量の単位に着目し,目的に応じて量を比較したり,量の大小及び相等関係を表現したりする力を養う。
ウ 数量や図形の違いを理解し,算数で学んだことのよさや楽しさを感じながら学習や生活に活用しようとする態度を養う。
D データの活用
ア 身の回りにある事象を,簡単な絵や図を用いて整理したり,記号に置き換えて表したりしながら,読み取り方について理解することについての技能を身に付けるようにする。
イ 身の回りの事象を,比較のために簡単な絵や図に置き換えて簡潔に表現したり,データ数を記号で表現したりして,考える力を養う。
ウ 数量や図形の違いを理解し,算数で学んだことのよさや楽しさを感じながら学習や生活に活用しようとする態度を養う。
(2) 内容
A 数と計算
ア 100 までの整数の表し方に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 20 までの数について,数詞を唱えたり,個数を数えたり書き表したり,数の大小を比べたりすること。
㋑ 100 までの数について,数詞を唱えたり,個数を数えたり書き表したり,数の系列を理解したりすること。
㋒ 数える対象を2ずつや5ずつのまとまりで数えること。
㋓ 数を 10 のまとまりとして数えたり,10 のまとまりと端数に分けて数えたり書き表したりすること。
㋔ 具体物を分配したり等分したりすること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 数のまとまりに着目し,数の数え方や数の大きさの比べ方,表し方について考え,学習や生活で生かすこと。
イ 整数の加法及び減法に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 加法が用いられる合併や増加等の場合について理解すること。
㋑ 加法が用いられる場面を式に表したり,式を読み取ったりすること。
㋒ 1位数と1位数との加法の計算ができること。
㋓ 1位数と2位数との和が 20 までの加法の計算ができること。
㋔ 減法が用いられる求残や減少等の場合について理解すること。
㋕ 減法が用いられる場面を式に表したり,式を読み取ったりすること。
㋖ 20 までの数の範囲で減法の計算ができること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 日常の事象における数量の関係に着目し,計算の意味や計算の仕方を見付け出したり,学習や生活で生かしたりすること。
B 図形
ア 身の回りにあるものの形に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ ものの形に着目し,身の回りにあるものの特徴を捉えること。
㋑ 具体物を用いて形を作ったり分解したりすること。
㋒ 前後,左右,上下など方向や位置に関する言葉を用いて,ものの位置を表すこと。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 身の回りにあるものから,いろいろな形を見付けたり,具体物を用いて形を作ったり分解したりすること。
㋑ 身の回りにあるものの形を図形として捉えること。
㋒ 身の回りにあるものの形の観察などをして,ものの形を認識したり,形の特徴を捉えたりすること。
イ 角の大きさに関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 傾斜をつくると角ができることを理解すること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 傾斜が変化したときの斜面と底面の作り出す開き具合について, 大きい・小さいと表現すること。
C 測定
ア 身の回りのものの量の単位と測定に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 長さ,広さ,かさなどの量を直接比べる方法について理解し,比較すること。
㋑ 身の回りにあるものの大きさを単位として,その幾つ分かで大きさを比較すること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 身の回りのものの長さ,広さ及びかさについて,その単位に着目して大小を比較したり,表現したりすること。
イ 時刻や時間に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ 日常生活の中で時刻を読むこと。
㋑ 時間の単位(日,午前,午後,時,分)について知り,それらの関係を理解すること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 時刻の読み方を日常生活に生かして,時刻と生活とを結び付けて表現すること。
D データの活用
ア 身の回りにある事象を簡単な絵や図,記号に置き換えることに関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 次のような知識及び技能を身に付けること。
㋐ ものとものとの対応やものの個数について,簡単な絵や図に表して整理したり,それらを読んだりすること。
㋑ 身の回りにあるデータを簡単な記号に置き換えて表し,比較して読み取ること。
(イ) 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
㋐ 個数の把握や比較のために簡単な絵や図,記号に置き換えて簡潔に表現すること。
〔数学的活動〕
ア 内容の「A数と計算」,「B図形」,「C測定」及び「Dデータの活用」に示す学習については,次のような数学的活動に取り組むものとする。
(ア) 身の回りの事象を観察したり,具体物を操作したりして,算数に主体的に関わる活動
(イ) 日常生活の事象から見いだした算数の問題を,具体物,絵図,式などを用いて解決し,結果を確かめる活動
(ウ) 問題解決した過程や結果を,具体物や絵図,式などを用いて表現し,伝え合う活動
○3段階
(1) 目標
ア 曲名や曲想と音楽のつくりについて気付くとともに,音楽表現を楽しむために必要な身体表現,器楽,歌唱,音楽づくりの技能を身に付けるようにする。
イ 音楽表現に対する思いをもつことや,曲や演奏の楽しさを見いだしながら音楽を味わって聴くことができるようにする。
ウ 音や音楽に楽しく関わり,協働して音楽活動をする楽しさを感じながら, 身の回りの様々な音楽に興味をもつとともに,音楽経験を生かして生活を明るく潤いのあるものにしようとする態度を養う。
(2) 内容
A 表現
ア 歌唱の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 歌唱表現についての知識や技能を得たり生かしたりしながら,歌唱表現に対する思いをもつこと。
(イ) 次の㋐及び㋑について気付くこと。
㋐ 曲の雰囲気と曲の速さや強弱との関わり
㋑ 曲名や歌詞に使われている言葉から受けるイメージと曲の雰囲気との関わり
(ウ) 思いに合った歌い方で歌うために必要な次の㋐から㋒までの技能を身に付けること。
㋐ 範唱を聴いて歌ったり,歌詞やリズムを意識して歌ったりする技能
㋑ 自分の歌声の大きさや発音などに気を付けて歌う技能
㋒ 教師や友達と一緒に声を合わせて歌う技能
イ 器楽の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 器楽表現についての知識や技能を得たり生かしたりしながら,器楽表現に対する思いをもつこと。
(イ) 次の㋐及び㋑について気付くこと。
㋐ リズム,速度や強弱の違い
㋑ 演奏の仕方による楽器の音色の違い
(ウ) 思いに合った表現をするために必要な次の㋐から㋒までの技能を身に付けること。
㋐ 簡単な楽譜などを見てリズム演奏などをする技能
㋑ 身近な打楽器や旋律楽器を使って演奏する技能
㋒ 教師や友達の楽器の音を聴いて演奏する技能
ウ 音楽づくりの活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 音楽づくりについての知識や技能を得たり生かしたりしながら,次の㋐及び㋑をできるようにすること。
㋐ 音遊びを通して,音の面白さに気付いたり,音楽づくりの発想を得たりすること。
㋑ どのように音を音楽にしていくかについて思いをもつこと。
(イ) 次の㋐及び㋑について,それらが生み出す面白さなどと関わって気付くこと。
㋐ 声や身の回りの様々な音の特徴
㋑ 簡単なリズム・パターンの特徴
(ウ) 気付きや発想を生かした表現や,思いに合った表現をするために必要な次の㋐及び㋑の技能を身に付けること。
㋐ 音を選んだりつなげたりして表現する技能
㋑ 教師や友達と一緒に音楽の仕組みを用いて,簡単な音楽をつくる技能
エ 身体表現の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 身体表現についての知識や技能を得たり生かしたりしながら,簡単なリズムや旋律の特徴,歌詞を感じ取り,体を動かすことについて思いをもつこと。
(イ) 次の㋐及び㋑の関わりについて気付くこと。
㋐ 曲のリズム,速度,旋律
㋑ 曲名,拍やリズムを表す言葉やかけ声,歌詞の一部
(ウ) 思いに合った体の動きで表現するために必要な次の㋐から㋒までの技能を身に付けること。
㋐ 示範を見たり,拍やリズム,旋律を意識したりして,身体表現をする技能
㋑ 音や音楽を聴いて,様々な体の動きで表現する技能
㋒ 教師や友達と一緒に体を使って表現する技能
B 鑑 賞
ア 鑑賞の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 鑑賞についての知識を得たり生かしたりしながら,曲や演奏の楽しさを見いだして聴くこと。
(イ) 曲想や楽器の音色,リズムや速度,旋律の特徴に気付くこと。
(ウ) 3段階で取り上げる旋律楽器は,既習の楽器を含めて,鍵盤楽器などの中から児童の実態や発達の段階を考慮して選択すること。
ク 2段階及び3段階の「A表現」のウの音楽づくりの指導に当たっては, 次のとおり取り扱うこと。
(ア) 音遊びや即興的な表現では,リズムや旋律を模倣したり,身近なものから多様な音を探したりして,音楽づくりのための発想を得ることができるよう指導すること。
(イ) どのような音楽を,どのようにしてつくるかなどについて,児童の実態に応じて具体的な例を示しながら指導すること。
(ウ) つくった音楽については,指導のねらいに即し,必要に応じて記録できるようにすること。記録の仕方については,図や絵によるものなど, 柔軟に指導すること。
(エ) 拍のないリズム,我が国の音楽に使われている音階や調性にとらわれない音階などを児童の実態に応じて取り上げるようにすること。
○3段階
(1) 目標
ア 形や色などの造形的な視点に気付き,表したいことに合わせて材料や用具を使い,表し方を工夫してつくるようにする。
イ 造形的なよさや美しさ,表したいことや表し方などについて考え,発想や構想をしたり,身の回りの作品などから自分の見方や感じ方を広げたりすることができるようにする。
ウ 進んで表現や鑑賞の活動に取り組み,つくりだす喜びを味わうとともに, 感性を育み,形や色などに関わることにより楽しく豊かな生活を創造しようとする態度を養う。
(2) 内容
A 表現
ア 日常生活の出来事や思ったことを基に絵をかいたり,作品をつくったりする活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 材料や,感じたこと,想像したこと,見たこと,思ったことから表したいことを思い付くこと。
(イ) 様々な材料や用具を使い,工夫して絵をかいたり,作品をつくったりすること。
B 鑑賞
ア 自分たちの作品や身の回りにある作品などを鑑賞する活動を通して, 次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 自分たちの作品や,日常生活の中にあるものなどの形や色,表し方の面白さなどについて,感じ取り,自分の見方や感じ方を広げること。
〔共通事項〕
ア 「A表現」及び「B鑑賞」の指導を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 自分の感覚や行為を通して,形や色などの感じに気付くこと。
(イ) 形や色などの感じを基に,自分のイメージをもつこと。
○3段階
(1) 目標
ア 基本的な運動の楽しさを感じ,その行い方を知り,基本的な動きを身に付けるとともに,健康や身体の変化について知り,健康な生活ができるようにする。
イ 基本的な運動の楽しみ方や健康な生活の仕方について工夫するとともに,考えたことや気付いたことなどを他者に伝える力を養う。
ウ きまりを守り,自分から友達と仲よく楽しく運動をしたり,場や用具の安全に気を付けたりしようとするとともに,自分から健康に必要な事柄をしようとする態度を養う。
(2) 内容
A 体つくり運動 体つくり運動について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 基本的な体つくり運動の楽しさを感じ,その行い方を知り,基本的な動きを身に付けること。
イ 基本的な体つくり運動の楽しみ方を工夫するとともに,考えたことや気付いたことなどを他者に伝えること。
ウ きまりを守り,自分から友達と仲よく楽しく基本的な体つくり運動をしたり,場や用具の安全に気を付けたりしようとすること。
B 器械・器具を使っての運動 器械・器具を使っての運動について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 器械・器具を使っての基本的な運動の楽しさを感じ,その行い方を知り,基本的な動きを身に付けること。
イ 器械・器具を使っての基本的な運動の行い方を工夫するとともに,考えたことや気付いたことなどを他者に伝えること。
ウ きまりを守り,自分から友達と仲よく楽しく器械・器具を使っての基本的な運動をしたり,場や器械・器具の安全に気を付けたりしようとすること。
C 走・跳の運動 走・跳の運動について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 走・跳の基本的な運動の楽しさを感じ,その行い方を知り,基本的な動きを身に付けること。
イ 走・跳の基本的な運動の楽しみ方を工夫するとともに,考えたことや気付いたことなどを他者に伝えること。
ウ きまりを守り,自分から友達と仲よく楽しく走・跳の基本的な運動をしたり,場や用具の安全に気を付けたりしようとすること。
D 水の中での運動 水の中での運動について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 水の中での基本的な運動の楽しさを感じ,その行い方を知り,基本的な動きを身に付けること。
イ 水の中での基本的な運動の楽しみ方を工夫するとともに,考えたことや気付いたことなどを他者に伝えること。
ウ きまりを守り,自分から友達と仲よく楽しく水の中での基本的な運動をしたり,場や用具の安全に気を付けたりしようとすること。
E ボールを使った運動やゲーム ボールを使った運動やゲームについて,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア ボールを使った基本的な運動やゲームの楽しさを感じ,その行い方を知り,基本的な動きを身に付けること。
イ ボールを使った基本的な運動やゲームの楽しみ方を工夫するとともに,考えたことや気付いたことなどを他者に伝えること。
ウ きまりを守り,自分から友達と仲よく楽しくボールを使った基本的な運動やゲームをしたり,場や用具の安全に気を付けたりしようとすること。
F 表現運動 表現運動について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 基本的な表現運動の楽しさを感じ,その行い方を知り,基本的な動きを身に付け,表現したり踊ったりすること。
イ 基本的な表現運動の楽しみ方を工夫するとともに,考えたことや気付いたことなどを他者に伝えること。
ウ きまりを守り,自分から友達と仲よく楽しく表現運動をしたり,場や用具の安全に気を付けたりしようとすること。
G 保 健 健康な生活に必要な事柄について,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 健康や身体の変化について知り,健康な生活に必要な事柄に関する基本的な知識や技能を身に付けること。
イ 健康な生活に必要な事柄について工夫するとともに,考えたことや気付いたことなどを他者に伝えること。
○3段階
(1) 日常生活に必要な身辺処理を自分でする。
(2)健康や身体の変化に関心をもち,健康で安全な生活をするように心掛ける。
(3)友達とかかわりをもち, きまりを守って仲良く遊ぶ。
(4) 身近な人と自分とのかかわりが分かり, 簡単な応対などをする。
(5)進んで集団生活に参加し,簡単な役割を果たす。
(6) 日常生活で簡単な手伝いや仕事を進んでする。
(7) 日常生活に必要な簡単なきまりやマナーが分かり, それらを守って行動する。
(8) 日常生活でのおよその予定が分かり, 見通しをもって行動する。
(9)簡単な買い物をして,金銭の取扱いに慣れる。
(10) 身近な自然の事物・現象に興味や関心を深め, その特徴や変化の様子を知る。
(11) 家庭や社会の様子に興味や関心を深め, その働きを知る。
(12) 身近な公共施設や公共物などを利用し, その働きを知る。
○3段階
(1)身近な人の話を聞いて, 内容のあらましが分かる。
(2) 見聞きしたことなどのあらましや自分の気持ちなどを教師や友達と話す。
(3) 簡単な語句や短い文などを正しく読む。
(4) 簡単な語句や短い文を平仮名などで書く。
○3段階
(1) 初歩的な数の概念を理解し, 簡単な計算をする。
(2) 身近にあるものの重さや広さなどが分かり, 比較する。
(3) 基本的な図形が分かり, その図形を描いたり, 簡単な図表を作ったりする。
(4) 時計や暦に関心をもつ。
○3段階
(1) 身近な人の歌や演奏などを聴き, いろいろな音楽に関心をもつ。
(2) 音楽に合わせて簡単な身体表現をする。
(3)旋律楽器に親しみ, 簡単な楽譜を見ながらリズム合奏をする。
(4) やさしい歌を伴奏に合わせながら, 教師や友達などと一緒に歌ったり, 一人で歌ったりする。
○3段階
(1) 見たこと, 感じたことや想像したことを, 工夫して絵にかいたり, つくったり, それを飾ったり,使ったりする。
(2) いろいろな材料や用具を工夫しながら, 目的に合わせて使う。
(3)友達と作品を見せ合ったり, 造形品などの形や色, 表し方の面白さなどに気付いたりする。
○3段階
(1) 歩く, 走る, 跳ぶなどの基本的な運動を姿勢や動きを変えるなどしていろいろな方法で行う。
(2)いろいろな器械・器具・用具を使った運動,表現運動,水の中での運動などをする。
(3) いろいろなきまりを守り, 友達と協力して安全に運動をする。